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【西武ライオンズ 今日の見どころ】連敗ストップ期待の佐藤隼輔 4勝すれば新人左腕29年ぶり

●ジャイアンツ戦の勝ち越しは、過去2度だけ

【7日◇ライオンズ‐ジャイアンツ1回戦(ベルーナドーム)18:00】
今シーズン3度目の5連敗で、最多タイの借金4。チーム状態が下降線をたどるなか、対戦するのはセ・リーグ6球団のなかで、最も対戦成績の悪いジャイアンツ。2009年から7年連続で負け越すなど、過去16度の交流戦で、ジャイアンツ相手に勝ち越したことは2度しかない。

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苦境のなか、ルーキーの佐藤隼輔に、連敗ストップの期待を懸けることになる。ライオンズで3試合以上の連敗を止めた新人投手は、2016年の多和田真三郎が最後になる。

この2016年の交流戦は勝ち負けの推移が、今シーズンと似通っており、ライオンズはベイスターズ、タイガース、ジャイアンツ、ドラゴンズを相手にすべて2勝1敗。4カード続けて勝ち越していたのだが、5カード目のカープ戦に3連敗すると、続くスワローズ戦も初戦、2戦目を落としてしまう。

5連敗で迎えた交流戦最後のスワローズ戦で、先発したのが多和田だった。この試合は5回までに5点を失ったものの、6回表に栗山巧の犠牲フライなどで勝ち越し。多和田は自身6度目の先発でプロ初勝利をあげ、チームの連敗を止めることになった。

多和田はプロ初登板(5月14日ファイターズ戦)もチームの3連敗中で、ルーキーイヤーのこのシーズン、3試合以上の連敗をするなかで、先発登板したことが5度もあった。

スワローズ戦のあと、7月28日のファイターズ戦でもチームの連敗を3で止めており、もし佐藤隼輔が連敗ストップに成功すれば、このとき以来6年ぶりになる。

●ライオンズ新人左腕で4勝なら、93年杉山賢人以来

今日勝てば、佐藤は今シーズン4勝目。パ・リーグの新人投手では、ファイターズの北山亘基を抜いてトップに立つ。

ライオンズの左腕の新人投手で4勝すると、1993年に先発・リリーフ問わず55試合に登板、7勝5セーブをあげて新人王に輝いた杉山賢人以来、29年ぶりになる。

※0勝だった投手は除く

伝統的に「初物」に弱いと言われているジャイアンツ。今シーズンも初対戦の先発投手に、すでに4勝を献上している。

まだライオンズには、ジャイアンツ戦初登板で勝利をあげたルーキーはいない。佐藤隼輔には、なんとか連敗を止めると同時に、さまざまな記録や栄誉を手にして欲しい。

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