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【西武ライオンズ 今日の見どころ】菅野智之 7年ぶりのベルーナドーム かつてのバッテリー炭谷の打撃にも注目

●6年ぶりライオンズ戦の菅野 ベルーナでの登板は7年ぶり

【2日◇ライオンズ‐ジャイアンツ3回戦(ベルーナ)13:00】
きのう(1日)は、読売ジャイアンツの勝ちパターンの救援陣を攻略しての逆転サヨナラ。この3連戦の対戦成績を1勝1敗のタイとした。

きょう勝って、3カード連続の勝ち越しになれば、開幕カードの東北楽天ゴールデンイーグルス戦から、3カード目の北海道日本ハムファイターズ戦まで、全カードを2勝1敗で勝ち越して以来、今シーズン2度目になる。

ただ、立ちはだかるジャイアンツの先発が、開幕4連勝中の菅野智之。前回登板5月26日の阪神タイガース戦は、先制点こそ許したものの、6回までノーヒットピッチング。体調不良の影響をまったく感じさせなかった。

菅野がライオンズ相手に投げるのは、2018年の交流戦以来6年ぶり。じつは2年前、22年の交流戦でも6月9日のライオンズ戦で予告先発されていたのだが、発熱のため急遽登板を回避していた。

1軍公式戦でベルーナドームのマウンドに登るのは、さらに1年さかのぼって、今回が7年ぶり2度目になる。

この7年前の17年(当時の球場名はメットライフドーム)の登板では、6回9安打5失点。味方の3点リードを吐き出す形で、同点に追いつかれたところで降板していた。

過去ライオンズ戦は5試合に投げて1勝1敗の菅野だが、この1勝は15年に郡山であげたもの。今年でプロ12年目、通算125勝している菅野が、12球団の本拠地のなかで1度も勝利していない唯一の球場が、ベルーナドームだ(まだ登板のないエスコンフィールドは除く)。

●炭谷との初バッテリーでストライクを先行させたボー

ライオンズ先発のボー・タカハシは、先週のオリックスバファローズ戦で7回を4安打1失点。「来日最高」と言えるくらいのピッチングをしたばかり。

この試合では、初めてバッテリーを組んだ炭谷銀仁朗の好影響もあったのか。ことごとくストライクが先行。各打者に対する初球のストライク率は、76.9%にも達していた。

おそらくきょうも、炭谷がスタメンマスクをかぶる可能性が高い。相手が相手だけに、交流戦に入ってから活発なジャイアンツ打線を、ボーと炭谷のバッテリーが封じ込んで初めて、勝機が見えてくる。

●ジャイアンツ移籍前から菅野を得意にしていた炭谷

ジャイアンツに在籍した約2年半の間に、菅野と9試合バッテリーを組んだ炭谷だが、打つほうでは通算14打数6安打。対戦打率.429と菅野を得意にしている。この数字は炭谷が15打席以上対戦した投手のなかで、3番目に高い打率になる。

反対に菅野の側からすると、通算15打席以上の対戦がある打者のなかで、4番目に被打率の高いバッターが炭谷なのだ。

配球面はもちろんのこと、そんな「隠れ菅野キラー」炭谷のバッティングにも、きょうの試合は注目したい。

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