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【西武ライオンズ 今日の見どころ】交流戦2年連続最下位が目前 史上最低打率はほぼ確定

●残り3試合で2勝以上しないと 交流戦球団最低勝率に 

【14日◇ライオンズ-ベイスターズ1回戦(ベルーナ)18:00】
3週間に渡った交流戦も、あっという間に最終カード。ライオンズはここまで4勝11敗と、交流戦でも最下位に沈んでいる。

この最終カードの横浜DeNAベイスターズ戦でライオンズが2敗した時点で、あるいは、ライオンズが1敗して、阪神タイガースが1勝、さらに千葉ロッテマリーンズ対中日ドラゴンズ3連戦で、ドラゴンズが3連敗をしない限り、ライオンズの2年連続の交流戦最下位が確定する。

交流戦の2年連続最下位は、2008~10年の横浜ベイスターズ(3年連続)、19~21年の広島東洋カープ(20年は休止のため、3大会連続)に次いで、史上3チーム目、パ・リーグ球団では初めての屈辱となる。

ライオンズの交流戦最下位は昨年が初めてだったが、それでも6勝12敗で、勝率は.333だった。残り3試合でライオンズは2勝以上しないと、球団の交流戦最低勝率を下回ることになる。

●交流戦史上最低打率はほぼ確定  最少得点更新の可能性も 

今シーズンの交流戦におけるライオンズのチーム打率は.169(467打数79安打)。それでなくても12球団最低だったシーズン打率.203を、さらに大幅に下回っている。

2005年に始まった過去18回の交流戦で、最もチーム打率が低かったのが、16年中日ドラゴンズの.195(584打数114安打)。交流戦のチーム打率が1割台だったケースは、この1度しかない。

今年のライオンズが16年のドラゴンズを上回るためには、数字上、残り3試合すべてで15安打以上するくらいのペースで打ちまくる必要がある。現実的にはまず不可能で、交流戦チーム打率のワースト記録を更新することは、ほぼ間違いない。

現在、交流戦15試合を終えて、ライオンズのチーム得点は24。もちろん12球団最少だ。15年に交流戦が現状の18試合制になってからの、チーム最少得点が22年カープの33点。残り3試合で合計9得点以上しないと、ライオンズはこちらのワースト記録も更新することになる。

●濱口 青山 いずれも初対戦となるチーム相手に先発

現在ベイスターズの交流戦のチーム打率は、12球団中3位の.258。58得点は12球団中4位。14本塁打はヤクルトスワローズと並ぶ最多タイだ。

ベイスターズ先発の濱口遥大は、プロ8年目でライオンズ戦初登板となる。一方ライオンズ先発の青山美夏人もベイスターズ戦に投げるのは、イースタンを含めて初めてになる。

お互い初顔合わせの投手が相手で、事前の情報や対策以上に、各打者の地力が問われるシチュエーションだ。となれば、まずライオンズに勝ち目はない。

ライオンズの若手打者には、牧秀悟、筒香嘉智、佐野恵太、オースティンといった強打者たちのバッティングを目の前で見て、彼我の差がどこにあるのか。少しでも学ぶ機会にしてもらいたい。

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