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【西武ライオンズ 今日の見どころ】14年ぶり大宮でのドラゴンズ戦 埼玉生まれの清水達也 加藤翔平が“凱旋“

●ドラゴンズ14年前の大宮経験者は 監督・コーチに

【6日◇ライオンズ‐ドラゴンズ1回戦(県営大宮)18:00】
今シーズン2試合目にして最後となる、県営大宮公園野球場での試合。ドラゴンズがこの球場で試合をするのは、1リーグ時代の1948年、フランチャイズ制が導入されたばかりの52年、そしてライオンズ主催の2009年に続いて、14年ぶり4試合目となる。

ドラゴンズ 県営大宮での試合

前回のライオンズ対ドラゴンズ戦に出場していて、いまも現役でいるのは栗山巧、中村剛也、炭谷銀仁朗(イーグルス)の3人だけ。ドラゴンズでは、立浪和義監督が代打で出場(四球)、5番レフトだった和田一浩打撃コーチが、大沼幸二から2ランを打っていた。そのほか森野将彦、荒木雅博、浅尾拓也といった首脳陣が、14年前の大宮でプレーしていた。

●清水達也 加藤翔平にとっては高校時代以来の県営大宮

プロ入り後、県営大宮で1軍公式戦を経験しているドラゴンズの現役選手は、ファイターズから移籍組である大野奨太、谷元圭介のふたりだけ。ただ、埼玉県で生まれ育った清水達也、加藤翔平にとっては、やはり県営大宮は特別な球場のようだ。

ライオンズ愛斗の花咲徳栄高の2年後輩で、西川愛也と同級生である清水は、髙3だった2017年に埼玉県勢初となる夏の甲子園全国制覇を成し遂げたメンバーのひとり。ただ、本人のなかでは「一番印象に残っているのは埼玉大会決勝の浦和学院戦。たぶん人生で一番緊張しました」(週刊ベースボール)と話している。

この試合、7回裏から2番手で登板。3イニングをパーフェクトリリーフして、甲子園出場が決まった瞬間、県営大宮のマウンドに立っていたのが、清水達也だった(ちなみに、この試合で浦和学院の先発だったのが渡邉勇太朗で、4番を打っていたのが蛭間拓哉)。

春日部東高の3年間、夏の大会はすべて県営大宮で敗れて終わっていた加藤翔平は「野球を続けるつもりはなかったけど、高2の夏に県営大宮で結果を残したことが、自分の転機になった」(ベースボールキング)と、高校時代を振り返っている。

加藤翔平はマリーンズ時代も、県営大宮では出場機会がなかった。今回がドラゴンズ14年ぶりの試合であることを踏まえると、きょうが加藤にとって県営大宮でプレーする、最後のチャンスになるかもしれない。もし加藤に出場のチャンスがあれば、チームの垣根を越えて拍手を送りたい。

どちらも得点力不足に苦しむライオンズとドラゴンズ。先発も與座海人と鈴木博志と、いずれも今シーズンまだ勝利のないふたりになる。

ライオンズ・ドラゴンズ チーム打撃成績

展開の予想しにくい顔合わせだが、現在ライオンズは5カード連続で、カード初戦を落としている。久々の初戦勝利で、今シーズンの大宮を2勝負けなしで終わりたい。

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