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【西武ライオンズ 今日の見どころ】今シーズン8本塁打されている山川に 1ヶ月半ぶり先発の菅井がどう立ち向かうか

● 現在首位と41ゲーム差 球団ワーストは1971年の43.5差

【26日◇ホークス-ライオンズ25回戦(みずほPayPay)18:00】
きのう(25日)は、スコアこそ2点差だったが、6位と1位の力の差を、まざまざと見せつけられての敗北。

ライオンズは一昨年は東浜巨(福岡ソフトバンクホークス)と山本由伸(当時オリックスバファローズ)、昨年は石川柊太(ホークス)にノーヒットノーランをやられていた。もし、3年連続になったら、NPB史上初めての屈辱となるところだった。

とはいえ、これで今シーズン21度目の零封負け。すでに従来の球団最多だった1964年の19度を上回っていたのだが、ワースト記録をさらに塗り替えることになった。

また、首位ホークスとのゲーム差が41に広がった。これまでライオンズが、首位のチームに最も多くの差をつけられたのが、1971年の43.5ゲーム差(首位は阪急ブレーブス)だったので、こちらのワースト記録の更新も迫りつつある。

●5年前には FA移籍1年目の浅村に11本塁打を献上

きのうの先制ソロが、今シーズンのライオンズ戦で打った山川穂高の8本目のホームラン。パ・リーグのホームランダービーでトップを走っているバッターなのだから、当然と言えば当然なのだが、パ・リーグ5球団の打者のなかで、ライオンズの投手陣が最も多くのホームランを打たれている相手が山川になる。しかも1試合2本の満塁アーチや、1試合3本塁打など、やたらと派手な打たれ方をしている。

ライオンズは2019年にも、東北楽天ゴールデンイーグルスにFA移籍した直後の浅村栄斗に、1シーズンで11本ものホームランを打たれたことがあった。

もしも、きょう山川に2発以上のホームランを打たれるようなことがあると、このときの浅村以来5年ぶりに、シーズン10本以上の被本塁打を、同じバッターに許すことになる。

●先週イースタンで 13奪三振無四球完封と快投した菅井

ライオンズは8月14日以来、久々の1軍登板となる菅井信也が先発。ホークス戦は初登板になる。

7月15日のオリックスバファローズ戦で、プロ初勝利をあげた菅井だが、そのあとは2試合続けて、早い回に大量失点してK・O。ファーム落ちとなっていた。

そんななか、先週17日にベルーナドームで行われたイースタンの読売ジャイアンツ戦で、9回112球2安打13奪三振。3回表以降はパーフェクトに抑える無四球完封と圧巻の投球を披露。再び1軍で先発するチャンスを掴んだ。

今シーズン1軍での先発機会は、これが最後になるだろう。相手ホークスの先発は、最多勝争いをくり広げている有原航平とあって、格や実績では、最初から相手にならない。

負けてもともと…と言っては語弊があるが、失うモノはないくらいの気持ちで、思い切り腕を振ってもらいたい。ただし、杉山遥希、羽田慎之介の前例があるだけに、くれぐれもフィールディング、投ゴロの送球ミスは、くり返さないよう願いたい。

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