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【西武ライオンズ 今日の見どころ】山川 得意の早川討ちで なるか隅田の連敗ストップ

●10連敗中の隅田 次負けると球団ワーストタイ記録

【イーグルス‐ライオンズ2回戦(楽天モバイルパーク)13:00】
2年目の隅田知一郎が今シーズン初先発。言うまでもなく連敗が止まるかどうかが、最大の見どころになる。

昨シーズン開幕2戦目のバファローズ戦で、球団新人8人目となるプロ初登板初勝利。華々しく第一歩を踏み出したものの、その後は白星に見放されて10連敗。プロの厳しさを痛感するプロ1年目となった。

プロ野球史上、シーズンをまたいでの最も長い連敗は、権藤正利(大洋ホエールズ)が3年がかりで記録した28連敗。パ・リーグ記録が梶本隆夫(阪急ブレーブス)による16連敗なのだが、ライオンズ投手の連敗は西鉄時代の1959年から60年にかけて、田中喜八郎が喫した11連敗が最長になる。

連続シーズン 個人投手連敗記録

もし、きょう隅田が敗れるようなことがあると、球団のワースト記録に並ぶことになる。

隅田同様、田中もプロ1年目、自身2度目の先発となった5月19日の東映フライヤーズ戦で初勝利をあげたのだが、その後勝てずに9連敗。翌シーズンも2失点完投(4月19日)や7回1失点の好投(同26日)をしながら打線の援護に恵まれず、さらに2連敗。シーズン9試合目の登板となった5月8日の阪急戦で、8回途中を1失点に抑え、ようやくプロ2勝目をあげたのだった。

●山川 昨シーズン早川から200号含む4本塁打

隅田の連敗を止めるためには、手厚い打線の援護が欲しいところ。そこで頼りにしたいのが、主砲の山川穂高だ。

というのも、きょうのイーグルス先発の早川隆久を、昨シーズン山川は‘カモ’にしており、対戦成績は12打数6安打。その6本のヒットのうち4本がホームランだったのだ。

22シーズン 山川穂高  対早川隆久 打撃成績

昨シーズン山川がホームランを打った投手は33人いたが、4本塁打したのは早川だけで、もちろん最多。特に6月26日の試合では、4回表に日本人最速となる697試合目での通算200本塁打を達成すると、続く6回表の打席でも201本目となる2打席連続アーチ。チームの全打点を山川ひとりで叩き出してみせた。

きょうも山川が先頭に立って早川を打ち砕き、隅田の連敗ストップと今シーズン初の貯金を実現したい。



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