見出し画像

【西武ライオンズ 今日の見どころ】松本航 ホークス戦6連勝中 PayPay×週末の山川は無敵

●松本航が投げるホークス戦は 打線が大量援護

【2日◇ホークス‐ライオンズ18回戦(PayPay)18:00】
3年ぶりの大宮開催が中止になったのは残念だが、6勤1休が4週続いていたライオンズの選手たちにとっては、恵みの雨だったかもしれない。

大宮の雨天中止が決まってから、およそ4時間後、2位ホークスが敗れ、ライオンズとのゲーム差が1.0に広がった。とはいえ、まだ負け数はライオンズのほうがひとつ多い。ほぼ互角の立場でぶつかり合う、きょうからの首位攻防3連戦となる。

ここ2試合力投の続いた今井達也の登録を抹消。首脳陣は中7日で松本航を、あえて初戦に持ってきた。松本は2020年11月1日から、現在ホークス戦6連勝中。2019年5月から21年7月まで9連勝した高橋光成に代わる、新ホークスキラーと言える存在だ。このあたりも起用の理由だろう。

ただ、内容を見てみると、早い回での降板も多く、相手が手も足も出せないようなピッチングをしているワケではない。それでも松本が投げるホークス戦になると、必ずと言って良いほど、打線が大量援護をしているのだ。

松本航    ホークス戦6連勝中

きょうと同じ両先発の顔合わせだった8月18日の試合でも、今シーズン散々手を焼かされてきた東浜巨から、ライオンズ打線が1回裏にいきなり5得点。6回途中4失点だった松本が、6勝目をあげている。

●山川 PayPayドームで打率.458 金曜日は10本塁打22打点

ホークス戦はここまで7勝9敗1分と、ライオンズが負け越しているのだが、PayPayドームでの対戦に限ると、ライオンズが4勝3敗でリードしている。

球場別 ホークス戦勝敗

なかでも山川穂高はPayPayドームで、24打数11安打の打率.458。今シーズンホークス戦で打った4本のホームランは、すべてPayPayドームで。PayPayドームの7試合で14打点と、圧倒的な成績を残している。

同じホークス戦でも、ベルーナドームでは打率.250で打点0なのだから、よっぽど水が合うのだろう。

山川穂高 球場別打撃成績
山川穂高 球場別ホークス戦打撃成績

さらに山川の成績を曜日ごとに比較すると、金曜日と日曜日の数字が抜きん出ており、37本塁打のうち22本塁打がこの両曜日。打点にいたっては80打点中48打点と、半分以上を金曜日と日曜日で荒稼ぎしている。

山川穂高 曜日別打撃成績

つまるところ、週末のpaypayドームの山川穂高は敵なし、との結論になる。

8月を14勝11敗1分と勝ち越したライオンズだが、水上由伸が3敗、増田達至が2敗、本田圭佑、隅田知一郎が1敗ずつと、11敗のうち7敗がリリーフ投手によるもの。平良海馬の戦線離脱と疲労の蓄積が、ジワジワとダメージになって表れている。

26イニング連続無得点と打線が低調のホークスは、1日にウエスタンの試合で実戦復帰したばかりの柳田悠岐が緊急合流する模様。

怯むことなく、松本航には鷹キラーぶりを発揮してもらい、山川を中心とした打線の援護で、リリーフ陣に負担を掛けず、大事な3連戦の初戦をモノにしたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?