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【西武ライオンズ 今日の見どころ】左腕エンスの課題は左バッター

●左腕を苦にしていない佐野、関根  

【29日◇ライオンズ‐ベイスターズ3回戦(ベルーナドーム)13:00】
今シーズン初の二桁得点で、連敗を2で止めたライオンズ。今日勝てば、2018年以来4年ぶりの、交流戦開幕2カード連続での勝ち越しとなる。

エンスは来日してからの7試合で、右打者相手の被打率が.150なのに対し、左打者の被打率は.291。3本の被本塁打もすべて左打者と、サウスポーながら、むしろ左バッターのほうに苦戦している。

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佐野恵太、関根大気と、左投手をまったく苦にしない左打者がベイスターズにはいる。彼らとの対戦が、今日のカギになりそうだ。

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●古賀と牧 中大の先輩・後輩対決なるか 

エンスは22日の前回登板で、ファイターズ打線を7回わずか81球と、テンポ良く3安打無失点に抑え、来日3勝目をあげている。このときエンスと初めてバッテリーを組んだのが、ルーキー捕手の古賀悠人だった。

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26日のドラゴンズ戦から、復帰の森友哉が3試合続けて先発出場。打つほうでも、きのうは2安打しているが、前回からのコンビネーションの継続を重視すれば、古賀のスタメンマスク、森にはDH出場の可能性もある。

ベイスターズの4番打者・牧秀悟と古賀は、中央大の1年違いの先輩・後輩で、ふたりとも最上級生のときには主将を務めた間柄。牧が3年生、古賀が2年生の秋には、それぞれ攻守の柱として、東都1部リーグ15年ぶりの優勝を成し遂げている。

マスク越しのプロ初対決は、はたして実現するだろうか。

●京山とは 先週イースタンで対戦したばかり

ベイスターズは今シーズン1軍初登板となる京山将弥が先発。こちらは21日にイースタンのライオンズ戦で先発して、7回を5安打2失点に抑え、今日の登板チャンスをつかみ取った。

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ちょうどこの試合には、1軍への復帰調整で、オグレディ、森友哉、呉念庭が先発出場していた。1週間前の対戦のイメージが、投手と打者のどちらのプラスに作用するだろうか。

開幕から日曜日はここまで6連敗中のベイスターズ。球団としては横浜時代の2002年に、日曜日開幕8連敗して以来、20年ぶりのこと。さかのぼると、大洋ホエールズ時代の1954年には、ダブルヘッダーでの1日2戦2敗を含めて、開幕から日曜日9連敗したこともあった。

ただ、この程度はまだ序の口で、2003年のオリックス・ブルーウェーブは、開幕3日目の3月30日から、6月29日までの3ヶ月間に、日曜日14連敗を喫している。

さらに、この前の年もブルーウェーブは日曜日を苦手にしていて、8月11日から引き分けひとつを挟んでの9連敗でシーズンを終えていた。2シーズンに渡っての日曜日の連敗は、じつに「23」を数えたのだった。


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