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【西武ライオンズ 今日の見どころ】隅田 初完封勝利したエスコンで 奪三振ショーの再演なるか

●無失点勝利19試合は バファローズと並ぶリーグ最多タイ

【9日◇ファイターズ‐ライオンズ22回戦(エスコン)14:00】
きのう(8日)は、9回裏にティノコが3四死球と乱れながらも、終わってみれば完封リレー。9月のチーム4勝のうち、3勝が無失点勝利と、8月にやや状態を落としていた投手陣が持ち直してきた。

これで無失点勝利は、バファローズと並ぶパ・リーグ最多タイの19試合となった。首位を独走するチームに、投手力は引けを取らないレベルにある。

ライオンズの無失点勝利は昨シーズンも20試合あったのだが、それまでに年間20試合を超えたシーズンは、1954年、56、57、63年の4度しかなく、昨シーズンが球団59年ぶりのことだった。

ライオンズ  シーズン無失点勝利 試合数 (20試合以上)

今シーズン、もう1試合シャットアウト勝利をして、2年連続で20試合以上の無失点勝利をマークすることになると、1956~57年に次いで、66年ぶり球団2度目になる。

パ・リーグでほかに、2年連続で20試合以上の無失点勝利をした球団は、1956~57年の阪急ブレーブスしかなく、2度達成したなら、ライオンズが初めてになる。

●隅田  ファイターズ戦の奪三振率は13.80

きょうの先発は、中8日の隅田知一郎。ファイターズ戦は今シーズン2戦2勝で、防御率1.20。チーム別では、最もよく抑えている対戦相手になる。とりわけエスコンフィールド初登板となった8月9日には、ファイターズ打線を9回5安打無失点に抑え、プロ2年目で初めての完封勝利をあげている。

ファイターズを相手にしたときの隅田で、特長的なのが奪三振の多さだ。プロ入り以来、隅田は二桁奪三振を2度達成しているのだが、そのどちらもがファイターズ戦。9イニング換算の奪三振率は13.80と、他チームとの登板時に較べて、頭ひとつ抜けている。

隅田知一郎 カード別 投球成績 (パ・リーグ球団のみ)

なかでも清宮幸太郎を5打数ノーヒット4三振、万波中世には2安打されているが、7打席で3三振を奪っている。

警戒すべきバッターは元チームメイトの山田遥楓で、5打席対戦してすべてシングルながら4安打され、被打率は.800となっている。

今年開場したエスコンフィールドで、これまでに完封勝利を達成した投手は3人いるのだが、ビジター球団の投手では、隅田知一郎ひとりしかいない。2試合連続完封勝利となれば、ファイターズ勢を含めて、新球場初となる。

エスコンフィールドでの 完封勝利

2カ月前に初完封した良いイメージのまま、ぜひ今シーズン20試合目のシャットアウト勝利を、チームにもたらして欲しい。

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