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【楽しく始めるFUSION360基本とコツ-講座解説】

3-2  いろいろな押し出し(洗濯干しの部品)

画像からのモデリング

簡単な形状なら、3Dスキャナを使わずに複製できます。
曲面が多用されていて、重要な要素なら3Dスキャナーが必要になると思います。
たとえば、靴型なんかがそうでしょうか。

今回の洗濯干しの部品をみてみると、曲面はなく、フィレットがあるだけで平面を押し出してモデリングできそうです。

ネット画像などは、斜めからのアングルが多く使いづらいです。
現物があるなら携帯写真が利用できます。
計測して作図することも可能ですが、かなり手間でものさしやノギスでは限界があります。

全長などできるだけ大きい寸法を実測して画像と尺度を合わせます。
これで各要素の配置が取り込めます。
あとは必要におおじて軸径や穴径、厚みなどの実測を盛り込めば、楽に正確にコピーすることができます。

ミラーと回転

作図するときに、ミラーや回転が使えるところを探す。
パターンで複製できるところを探す。
CADはミラー、回転、パターンは得意です。
今回ではスロットのオフセットもそうで、とても便利です。
しかも、複製の基準が変更されればコピー側も追従して変形します。

フィレット

モデリングの最後にフィレット作業します。
フィレットはモデリングに制限をかけることがあるため後回しにしたほうがいいです。
スケッチで予めつけず、3D形状にフィットつけるほうが、変更時にスムーズ対応できます。


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