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第一回『文学問題(F+f)+』(山本貴光)読書会

2018年2月3日に『文学問題(F+f)+』の読書会を行いました。

読書会を行うにあたって著者の山本貴光さんよりご挨拶の文書をいただきました。ウェルカムスピーチとして参加者のみなさんに配布しました。

今回の課題範囲は第Ⅰ部です。

夏目漱石の『文学論』を読み解いた著者の解説について意見を交換しました。

第Ⅰ部には解説だけではなく、夏目漱石の射程範囲の外部についての接続や自明な事柄についての「問い」が設けられています。

もしliteratureを日本語に改めて訳すとしたら、なんと訳すか。

といった問いが読者に向けられています。

読書会では第一部に書かれている全ての問いを取り出して、みなさんの関心のある項目について各々の回答を考えてみました。

上記のような文学作品に関わるものから、心理・意識に関わること、社会的事象など様々な問いがありますが、もっとも参加者へ問いたかったものはオイラーの等式についてのものです。

次の数式を眺めてどんな情緒が沸くか観察してみよう。

e^(iπ) = -1

(※乗数の表記は本書と異なります)

6人ほどの参加者の中で強い情緒が沸くのは私だけのようでした。

『文学問題(F+f)+』の読書会は3/31に第二回を行います。

https://peatix.com/event/351061/view

課題範囲は第Ⅱ部と第Ⅲ部です。ぜひ遊びにきてください。


(記事執筆:tanaka)

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