見出し画像

血。

人が撃たれて死ぬ映像が嫌いだ。滅多刺しにされて血を吐きながら苦しい顔をしているシーンがある映画が嫌いだ。

昔から人が殺される映画が嫌いだった。
初めて知り合いの家で見た映画では人が巨大な蜘蛛に次々に殺されていた。

人が死ぬっていうのがとても大きな要素なんだよね、わかるよ。

ならせめて、血が見えないような死を表現してほしい。
「大豆田とわ子と3人の元夫」というドラマである1人の死が描かれているが、その死の描き方がとてもやさしく見えた。

そもそも生きてる上で血が必要なんだから、
死ぬ時に血が出てくるのは自然だし、リアルを追い求めるなら血が出る死に方の方が見ている人の感情が上がる。
でも、上がりたくない。せめて死ぬ時は優しくあってほしい。

血が嫌いだ。臭い、酷い、残酷。
僕は人間。
矛盾する動物。
血によって生かされている。でも血は嫌いだ。

ゆめうつつ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?