Linuxとの出会い

 私がLinuxを使い始めたのは2015年のこと。当時、Windows XPのサポートが切れることが話題になっていて、OSのアップグレードとともに選択肢としてあったのが、Linuxだ。私のパソコンはWindows Vistaだったので、すぐにサポートが切れるわけではないが、将来的にLinuxを使うのであれば、早いにこしたことはない。そう考え、乗り換えを検討した。

 Windowsのアップグレードは、最初から視野になかった。説明するまでもないが、Windowsの重さ、特に起動やシャットダウンに時間がかかるのはストレスの元だった。費用だってかかる。それに、Appleがシェアを巻き返してきたとはいえ、大多数がWindowsを使う中で、第3の勢力を試してみたいというのは、マイナーを好む私としては当然の気持ちだ。

 情報を収集していく中で、Linuxにはかなりの種類があることがわかった。ディストリビューションというらしい。どれを選ぶか、初心者にはハードルが高い。なにしろ、違いがよくわからないからだ。とりあえず、軽量というのは外せない。6年使ったパソコンだ。しかも安物。スペックが低くても、サクサク動く。そんな夢みたいな理想を叶えてくれるディストリビューションをさがすことにした。

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