奇跡講座WB実践265　被造物の優しさだけを、私は見る

第二部
５　肉体とは何か
レッスン２６５
被造物の優しさだけを、私は見る。

奇跡講座下巻　受講生のためのワークブック

頭では私の目に映る世界は私の信念を映し出しているのだとわかっている。それを受け入れているように、自分では思っている。
私の信念が投影されているだけだから、
あなたが私を苦しめるのではなく、私が私を苦しめている。
あなたが私を悩ませるのではなく、私が私を悩ませている。
いや、私が悩むことを選択している。
悩む私であろうとしている。

だからあなたはいない。
だから私もいない。

なのに人が目の前に現れると、その人が存在しているとしか見れない。
その人の言動が私の感情を左右するとしか見れない。

いつまで？
いつまでやってるの？

私の心を理解してくれる人がいる。
私の思いを汲み取ってくれる人がいる。
言わなくてもわかってくれるのはとても嬉しい。

楽しい経験はもっと感じていたい。
嬉しいことはもっと味わいたい。
あなたがその笑顔を向けてくれるから私は嬉しい。
あなたが楽しんでくれるから私も楽しい。

嬉しさ、楽しさはここ・・じゃなければ味わえないように思える。
もっとここ・・にいたい・・・
そんな思いが心に顔を出す。
この世界が私の投影である真実を、
そっと脇に押し出す私がいる。

いつまで？
もっと？ずっと？
本当に？
それでいいの？

きりがない。
本当にきりがない。
ほんっとうにきりがない。

そんな嬉しさ、楽しさを追い求め続けても、
本当に求める平安はやってこない。
本当に安らげる幸せはやってこない。

ここに留まりたいと思っている私の心は狂っている。
雪の結晶のような儚い幸せを求め続ける私の心は狂っている。

そんな儚い幸せを、
美しく優しい永遠不変の絶対的安心を捨てて選び続けるのか。

ホーリー
どうか本当にこの狂った心を取り去ってください。
この世界で感じる苦しさ、不安、恐れと
嬉しさ、楽しさも
すべて消え去ってもいい。
私は神のもとへ還ることを選択したい。
キリストの心眼で世界を見ることを選択したい。
だから私の抵抗を取り去ってください。
私の罪悪感を取り去ってください。