スラムからの脱出とは、結局の所自分に投資すればいつか元本が帰ってくると言うことを証明することである。　それが成り立てば脱出できるのだ。　でもここには問題がある。　誰に証明するのか、と言うのがそれだ。　どうやって証明するのかは、これに比べればそんなに難しくない。

さて、そこに最大年利２０％というものをぶち込むとどうなるか。　答えは簡単。　「年利２０％でも背負えないほどのリスクのある人には貸せない」。　闇金が残るのもこれでまあわか……らない。　正直、そんな奴にお金貸して帰ってくると考えられるのがすごい。　普通に考えて無理だよねこれ。

そういえば借金の利子、というものであるが。　これは借してくれてありがとうと言うお気持ちと言う名目だが実際の意味はこうだ……　「帰ってこないリスクを背負うのに必要な追加の料金」。　当然、帰ってこないリスクが高い人ほど利子は無限にでかくなるのが正である。

ああスラムに災いあれ、願わくば二度とそんなものがこの世に具現しないことを祈る。　そりゃそうだ。　貸した金が帰ってこない、渡したぶんだけ奪われる、と言うか渡してなくても奪われる。　そんな治安最低なものが自分の周りにできるだけでそりゃもう嫌になるのが人情ってもんだ。

普通の人になるとは、これに気づくことだ……　そしてこれに気づくことは、そっくりそのまま【それを満たさない、満たせない人】の存在を可視化する。　見えるようになるのだ。　貸しても絶対に帰ってこない人。　それはまさしく絶対に遠慮したい人だろう。　こうして、ついにはそこから逃走する。

勉強には価値はない。　勉強することで得られる考え方の方に価値があるのだ。　勉強はあくまでも、手段でしかない。　目的ではない。　目的はこうだ……「私に投資すれば最低でも元本は帰ってきます」と言う主張を通すこと。　このために、どういう理論を行使するのかを学ぶのが勉強である。

結局の所、スラムとはお金を借りるだけで返さない人たちの集まりのこと。 当然そういう場所に行けば、全てのものはなくなると覚悟すべき。 そしてそれ故に、持ってる人は誰も行きたくない。　だから見捨てられる。 そう解釈されることで見事貧乏になる。