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あれから10年。改めて、吉本ばななさんへのファンレター。私の自由への道すじ

※以前書いていたブログから、残したい記事を順次移動しています。
2012.07.04

吉本ばなな様
ばななさんの小説を読むと、
私はいつも自分の自由を思い出します。
ここ2年くらい、身近な人間から依存と暴力を受け、
怒鳴り声の録音された携帯を持って
交番に駆け込んで
「これは犯罪ですか?
それとも、この程度のことは
社会人として当たり前のことで、
我慢しなければならないことですか?」
と泣きながら質問したりして、
本当にしんどい日々でした。

そんな日々の中、
ばななさんの「スウィート・ヒアアフター」
を読んだ日の日記をここに転記します。

2011.11.25(金)
「スウィート・ヒアアフター」を読んで、
なにがどうとハッキリ言えないけれど、
いろんなことが腑に落ちて、
ああ、すべてこれでいいんだと思える。

これからも私は
突然機嫌の悪くなる人に罵られたり、
ふんづけられたり、
どつかれたりするのだろう。

だけど、大丈夫だ。

今、ばななさんの本を読んで、
自由の空気を吸って、
元気でいる私が大丈夫だって思う。

弱ったときだったら、泣いたり、
もう無理だってまた逃げたくなるだろうけど、
それさえも大丈夫だ、大したことはないと思える。
他人からみたら
何も変わっていないように見えるだろうけど、
確実に私は変わって、
違うものを作り始めているのだ。

大好きな人が幸せでありますように。
大好きでない人も、
それなりに幸せでありますように。
今はそんなふうに思えている。

疲れてきたら、
また親からもらった(前世から持ち越した?)
妬みグセが出て、
「なんで私ばっかり!!」
とか思うときもあると思うけど、
それだって、そのうち手放せる。

そうしたら、どんなに心が軽く、自由だろうか!!

生きているからまみれてしまったことを、
生きているからきれいにしていける。
生きるってすごいことなんだな。

-------あれから半年くらいたって
状況も変わってきたことで、
改めてお礼が言いたくなり、お便りしました。
いつも自由を思い出させてくださって
ありがとうございます。

*******************

これを書いたときから10年が経って、
私はますます自由になったことを実感している。

あ、決して、暴力を甘んじて受け入れろ
と言っているわけではない。
なので、この記事は過去ブログに、
保存はしてあったけど、
公開はしてなかったものだ。

10年経った私が、あの束縛から抜けたことで、
ようやく出してもいいかなと思えたので。

同じような目に遭っているあなたに
自由の道を歩めるよって、伝えたいから。
私とは違う道のりを歩いたとしても、
あなたの道は自由への道だよ。

あのころ確かにあった
「なんで私ばっかり!!」
という思い癖もほぼ手放すことができた。

私の10年は、
確かに自分の望む方向に進んできたのだ。
やったね!!

改めて、改めて、
吉本ばななさん、
いつも私のそばにいてくれる小説を
届けてくださってありがとうございます💓

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