Amazonが導入した「低在庫レベル手数料」について知っておくべきこと

Amazonセラーの皆さん、お疲れ様です!今回はAmazonのFBAを利用している方必見の内容となっております。ぜひご一読ください!!





2024年5月1日から導入された新料金

Amazonは、購入者の需要に対して常に在庫が少ない小型および標準サイズの商品に対して、「低在庫レベル手数料」を導入しました。この手数料は、フルフィルメント by Amazon(FBA)手数料に加えて請求され、物流拠点間での適切な商品分配を促し、配送スピードや配送コストを適正に保つことを目的としているそうです…..!

どの商品に適用されるか

低在庫レベル手数料は、過去在庫日数が14日未満の小型・標準サイズの商品にのみ適用されます。長期(直近90日間)と短期(直近30日間)の両方の過去在庫日数が14日未満である場合にのみ課金されます。
ただし、大型・特大サイズの商品や新規大口出品者、またFBAを新規に利用する親ASINには、この手数料は適用されません。

低在庫レベル手数料の料金表

Amazon セラーセントラルより引用

手数料の評価方法と過去在庫日数の算出

低在庫レベル手数料は、長期と短期の過去在庫日数のうち、多い方が使用されます。過去在庫日数は、長期と短期の両方について、1日の平均手持ち在庫数を1日の平均出荷点数で割って算出されます。(下で具体例を使って説明しています!)
具体的には、日本のAmazonフルフィルメントネットワークに所在する販売可能な在庫商品の数が1日の平均在庫数であり、日本のAmazonフルフィルメントネットワークから出荷されるすべての商品の点数が1日の平均出荷数です。

手数料の影響と最適化方法

異なる販売数の商品ごとに、低在庫レベル手数料の影響は異なります。例えば……

500個/月 売れている商品の在庫が200個しかなかった場合、

[一日の平均出荷点数]= 500÷30(日)≒16.67
[過去在庫日数]= 200÷16.67≒12.00(日)

となり、その商品のFBAサイズ区分が「3」であった場合先ほどの料金表より、商品一点当たり7円の手数料が課されることになり最大で7(円)×200(個)=1,400円を払うことになってしまうというわけです……。

短期の過去在庫日数が14日を超える場合は、追加で商品を納品するか、長期の過去在庫日数を管理することで、手数料を最小限に抑えることができます。

実際の確認方法

セラーセントラルにて、「メニュー」タブから「在庫」→「FBA在庫」→「過去の在庫日数 (親ASIN)」から確認可能。ASINが多数ある場合、昇順に並び替えると確認しやすくなります!

「メニュー」→「在庫」→「FBA在庫」


「過去の在庫日数 (親ASIN)」を2回クリック(矢印が↑になるように)


数字下の「詳細」にカーソルを合わせる


①と②に注目

もしも①の過去在庫日数が14.0を下回っていた場合

→②の[平均出荷点数] ×14(日)(上の例では…「長期」58.3×14=816.2, 「短期」63.29×14=886.06)

このように算出した数値のどちらかを上回る在庫を確保している必要があるため、817点以上の在庫を確保しておく、ということになります。

あとがき

いかがだったでしょうか。正直、今回の仕様変更は余計なおせっかいだと感じる方も多いかもしれません。(笑)
が、余計な手数料を払わなくていいよう、みなさんもそれぞれのASINを確認しておくことをお勧めします!LINK株式会社ではAmazonセラーのみなさんに向けたお役立ち情報を随時発信しています!仕様変更が多く、公式の記事もわかりにくいのはAmazonの特徴でもあります。変更箇所にしっかり対応したい、公式の記事をじっくり読む時間がない方などはぜひフォロー登録お願いします。


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