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【エフェクター製作】Timmy Overdrive

基板ではなくラグ板を用いてTimmy Overdriveを製作した。きっかけは家で余らせていた缶オペアンプの供養として。数年前に300円とかで買ってなんとなく在庫していたものが、今は3000円とかするんだと。普通に馬鹿げている。ラグ板での製作はアンプを作っていた頃を思い出し、作業として楽しい。デメリットは筐体内部に余裕を取らないといけないことくらい。部品同士を結線するので音響的にも一見優位に思われるかもしれないが、実のところはほとんど気のせいレベルで、こだわってて配線したペダルを介して、こだわってPtoPで製作したアンプを通した出音は、各会場のSM57からプリント基板のプリアンプやPAシステムを通って出力されるわけです。製法やマテリアルは音への拘りではなく「気が済む」程度に留めるのがよい。

製作していると参考にしたレイアウトに違和感。コンデンサーの値が明らかにおかしい。Trebleの2番端子が浮いているのもありえない。他サイトから引っ張ってきた回路図を基に修正。ネットで拾えるレイアウトはこれがあるので油断できない。回路図は読めるに越したことはないが、私もな~んとなくでしか読んでません。ギターアンプの電圧なら死ぬけど、エフェクター程度の感電なら静電気レベルだし。(お世話になってる超マニアックなアンプ屋さんに、テスターも手袋もつけずにアンプを作ったことを話すと軽く怒られた)(アンプはきちんと電圧を図りながら安全に製作しよう)(もし手袋をつけなくても人には言わないようにしよう)

低音弦リフでもたつかない程度にBASSを削り、ピッキングのタッチが気持ちよいところまでトーンを触る。過去に製作したものより歪はややバリバリと暴れ気味。オペアンプの特性ということで。軽くクランチ気味のアンプにこいつの歪とEQキャラクターを足すようなニュアンスで使うと気持ちいい音かも。クリッピング切り替えは…どんなペダルでも必要性を感じたことがあまりない。Landgraff DODクローンを使っていた時、LED非対称の歪が好みだったのでTimmyでも試してみたところ、この回路には合わないようだった。

完成したものの、宅禄でもバンドでもしばらく出番はなさそうなのでケースには組まずに放置中。歪ペダルのノブは少なければ少ないほどいい。いつか音の好みが変わったら出番がやってくるだろう。

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