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毒をくわばら

10月。ライブが少なく、宿題が多い10月。リニスタジオのリニューアルに思いの外リソースを奪われる。ドアノブの改良、遮音性UP、防音室上に使用していないギターケースや使用頻度の低いプリンターを乗せたり(これが重さを稼ぐことが出来て防音性能にも一躍買った気がする)。年々、汗の量にも結果にも人の音楽にも興味が薄れていて危機感を覚える。ならバンドなんか辞めればいいのに。分かる。分かりこ学習帖。ただ手元から出る音のみに生きた心地がする以上は仕方が無いし、呼ばれればライブにも出る。心音に少し遊びを加えた物と、乱数と自我があればリチウムバッテリーが無くても生きていけるのかもしれない。

UNDER TALEのオーケストラを聴いて気を遠くする。五感を短期間でも集団自決させる術を持ち合わせているのは我ながら都合がいい。ぬいぐるみも高層ビルの屋上も健やかな暮らしも必要無い。聴きながら街を我が物顔で歩くと、やはりどこに居ても違和感や居心地の悪さが喉元にへばりつく。しかし違和感や疑問こそがより深く自分というものに接する導火線となる。毒を恐れていてはビールも旨くない。写真はツナサンドだ。参ったか。季節と奇跡の変わり目ですが、世の中大体の事は私が悪いのでご安心ください。


ほんでアンダーテールいうたらこれ聴かな。なぁ。

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