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Bask in Rain and Wind: 撫岳荘オートキャンプ場での雨中ソロキャンプ

今回アップロードしたのは、山中湖畔の撫岳荘オートキャンプ場での雨キャンプの動画です。雨の平日ということで完全貸切状態を満喫した一晩だったのですが、この記事は、その動画で踏み込んでいない部分をテキストで補完する試みになります。


設営全般

タープとハンモックはdutchware.comで購入したもので、タープはダイニーマ製のもので、ハンモックはChameleon Hammockです。ダイニーマのタープは超軽量ながら強度も申し分なく、バックパックキャンプには最高なのですが、今回のように雨が降ると、いわゆる「スネアドラム効果」でパラパラと結構、派手な音がします。動画ではまぁ「こういう雨音もいいよね」的な風に扱っていますが、明け方四時頃、雨が一際強まったタイミングではあまりにうるさくて眠っていられなくなり、と言って起きて動き出すには早過ぎる、ということでなかなか難儀な感じでした。

焚き火は動画の中でも触れている通り、Bushboxオンリーで、Amazonで購入した短めの薪(広葉樹)をメインに、キャンプ場で追加購入した針葉樹の軽くて細い薪を補助に使っていました。「擬似スウェーデントーチ」については、小割りをぎっしり詰めるのではなく、太さはある程度保って、蓄積された熱に対してバランスの取れた「燃えにくさ」を確保する必要がありそうです。次回、またやることがあればその方向で試してみます。

etsy.comの斧

去年の秋から本格的にソロキャンプの道を歩み始めて以降、しばらく迷走した上でようやく自分の方向性が「ガチのブッシュクラフト系でもなく、ガチのミニマル/ウルトラライト系でもなく、といって快適性や利便性を極めていく方向にもいかない、やや偏りはありつつも中庸」という感じに固まってきている中、ギアもそういう感じで何とも統一感のない方向で集まりつつあるのですが、そんな中、etsy.comという、人によっては致命的に危険なサイトに出会ってしまいました。

ハンドクラフト好きなアマチュアクリエイターだとか、あるいは個人経営レベルのショップや職人さんたちが、マスマーケットに載せられない一点ものや小ロットの製品(あるいは作品)をインターネット上で販売するのを仲介する、特化型オンラインショッピングモールサイトで、手芸作品などのファッションアイテムだけでなく、手作りのナイフや斧、手作りのバックパックやタープなど、趣味性が極めて高くて普通には流通しないようなものが大量に出品されています。

今回、動画に出ている斧はそのetsy.com経由で購入したもので、ウクライナの鍛冶工房 KharkivForge さんで制作された全長42cm、重さ1.5kgのハチェットです。

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バックパックで携帯するにはちょっと重いのですが、刃は極めてシャープで、その重さゆえにかなりのパワーがあり、中ボス級の薪であれば問題なく破砕してくれるくらいの攻撃力を発揮してくれます。送料もあるのでそれなりに割高にはなってしまうのですが、斧みたいなものは一度買えば延々と使い続けることで「実質タダ」に近づいていくものなので末長く愛用していこうと思っています。

ちなみにナイフも実はetsy.comで購入したものなのですが、それはまたいつか、改めて。

コロナ禍中のキャンプ

2020年7月現在、日本国内では依然、新型コロナウィルスの感染拡大傾向が続いています。この動画のキャンプは緊急事態宣言解除後、というタイミングで、それでも雨の平日という、人がいないと見込まれる条件を狙って出かけたものだったのですが(道中も含め、サイトの受付時以外、人との接触は一切無し)、実際にはその後、状況は徐々に悪化しており、いまだ出口は見えず、というのが現状です。

そんな中で、人のいないところに、人に会わないような形で行くのならいいのか、感染予防策をしっかり講じていればいいのか、あるいは逆に、感染拡大を防ぐためにリスクに繋がりうる不要不急の物事はすべて抑制し、経済的、社会的な損失は甘んじて受け入れ、補償に期待しつつそれが叶わないのであれば坐して死を待て、ということでいいのか、というのは、一元的には計れない難しい命題であって、つまるところ、誰もが納得できるような答えはないのだろうと思います。

なのでせめて、当事者同士、第三者以外の「自分と先方」が納得し、合意できる範囲をベースラインとして、可能な限り注意しながら、個々の局面、場面に真摯に向き合い、しっかりした判断をしていく、というのを当面の指針としていきたいと思っています。

感染拡大の状況も、その対策や社会の反応、動きも変わり続けている中、今後どうなっていくのか、どうしていくのかは不確定ですが、出かけられない時には過去のキャンプの動画を編集したり、etsy.comを覗いたり(危険)しつつ、出かけられそうな時にはそれでも注意と警戒を怠らず、きっちりと出かけ、この2020年という特殊な一年を(あるいはそれ以降も同様に)過ごしていきます。


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