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オーディオブックの話がプチ燃えw

いや別にいつもエゴサーチしてるわけじゃないんだけどさw 先週、先々週とHon.jpで何万字もアメリカの出版の話を真面目に書いたんだけど、あそこはコメント受け付けてないから、少しでもどういう反応があったのか知りたくてチェックしてみたら、数分で書きなぐったnoteの方が燻ってて、昔ツイッターでクソリプ飛ばしてきたような輩が大漁に釣れてて笑った。確かに私のnote垢、アイコンもないようなROMりフォロワーが多い気がしてたんだけど、みんなこっちで生ぬるく見守っててくれたのね。ヒマというか、懲りないんだねぇ。ヨーダ婆は元気にしてるよww

というわけで、オーディオブックやポッドキャストが今イチ浸透しないのはナゼかについて書いたことに、ちょっと補足しておきます。

アメリカが車通勤社会だからだろ、と得意げに指摘されたんですけど、いやそれ、その車通勤社会で育ってるんで、知ってますよ、もちろん。でも今のオーディオブックやポッドキャストの成長ぶり、車の中以外で聞かれてるからすごいんですよ。カセット→CD→ストリーミングという流れ以上に。まだ免許持ってないティーンエイジャーや、車を運転してない人が利用してるから、今の浸透率がある。Eブックのシェアが微減しているのも、紙を離れてEブックを読んでみたらその先もっと進化してオーディオブックがあった、という流れなのかも。

だからこそ、Eブックに対しても乗り遅れた感のある日本の文字モノの本が、この先オーディオブック化にも取り残されてしまう危機感がある。いやもう、高齢化社会にもぴったりなのに。年齢層として、文字の小さい文庫本が辛くなってきたところでオーディオブックにハマる人が多い。

なのにそうやって紙にこだわってるから、いつまでもファックスやハンコがなくならないんじゃないの? ちゃっちゃと公文書もデジタルでのアーカイブ化を義務付ければ、政治家や役人が「書類なくしちゃいました〜」って都合の悪いことやっちゃった場合の言い訳ができなくなると思うんだけど?

もうひとつ多かった指摘が「日本語が表意文字だから」系の言い訳論。同音異義語が多いっていっても前後の文章を聞いていればだいたいわかるっしょ。しかもオーディオブック、中国で今すごいんですよ。多いのは教育系のコンテンツらしいけど。それは表意文字文化論でどう説明つくんだろ? その一方で「日本には落語というすばらしいオーディオ文化がありましてねー」という、まさにタテホコなmansplainingももらってまして、これはもうその辺の文化論で殴り合っていただくしかないと。

でもやっぱりいちばん残念なのが「紙で読むのが好き、オーディオブック、聞いたことないけど」みたいな食わず嫌い。耳からだと得られる情報が少なくなる、ってのはまちがいじゃないけど、聞くことによって得られるプラスの情報もあるんだよね。漢字を目で見て意味は理解してるんだけど、実は正しい読み方わかってなかった言葉とかね。っていうか、みなさん、文章を目で追ってそんなに漏らさず理解して情報を得られてるわけ? 同じ本を紙で読んだ場合と、オーディオで聞いた場合のretain rate(DLしたアプリを使う率、じゃない方の意味)にどのぐらいの違いがあるんだろう?

オトバンクさんとか、頑張ってるプレーヤーもいるけど、オーディオブックにしてもポッドキャストにしてもまだまだ魅力的な日本語コンテンツが足りないし、製作にとりかかるべき出版社が疲弊してて投資できてないし、このダラダラとした音声の洪水の中で、また乗り遅れるのかよ、日本スゲーな。とこれまた出羽守叩きが大好きな私のファンが食いつきそうな締めくくりになってしまったww

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