認知機能維持のための 第3第4外国語

認知症予防のために
ゴガクを始めました というご高齢のかたも いらっしゃると思います

そんな方には ちょっとだけ 耳の痛い お知らせかもしれません

私も なんと20代から 
語学学習は、将来の認知症予防の足がかりとなるかも?
という、なぞの危機感と淡い期待を抱き、
英語やイタリア語に挑戦しました


結論からお伝えすると
同じゴガクを5年以上 勉強し
今までに 覚えたフレーズ 読み慣れたものを繰り返し読む作業では

おそらく認知機能低下の 予防にはなり得ません


語学クラスのクラスメイトに
作文力や文法力A2からB1レベルを常に維持されているかたがいました

同時にゲートボールにも参加し
体を動かす習慣もありました


ただ
初めてご一緒したときから 気づいていましたが

日本語がきちんと 伝わっていないのです

指示を やさしい日本語に言い換えても
とんちんかんな 質問が帰ってきます


それでも
宿題で提出する作文などは
ほとんど完璧に近い形で、3年間ほど
語学力を維持されていたので
とても努力家なのだと思います


ゲートボールも 一旦外に出てしまえば
何の問題もなく みんなと楽しめるのに
集合時間をまちがえたり
持参するべき道具の話を電話で伝えても
全く伝わらなくなったそうです

次第に乗り慣れた
バスの乗り方があやしくなった、ともお聞きました


やはり 一度覚えた馴染みのある言語を継続するだけでは
新しい刺激にはなり得なかったのかと思います


語学学習に認知機能の維持向上を期待するなら
3年から5年勉強したら 一旦離れ
何か他の新しい分野に挑戦するのが良さそうです

編み物や陶芸、かんたんなストレッチ講習でもいいのでしょうし
語学が良ければ
ローテーションとして第3外国語、第4外国語までひろげれば
文字が違う、発音とつづりの関係が違うなど
あたらしい刺激により 脳が活性化されます


その言語を忘れたら なんだかもったいないから
といって
1つの言語に執着すれば

まったく脳にとっては刺激になっていない可能性が高いな、
と思った次第です


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