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永遠に懐古厨


懐古:
[名](スル)昔のことをなつかしく思うこと。懐旧。「町の歴史を―する」「―趣味」

デジタル大辞泉



懐古厨:
懐古厨(かいこちゅう)とは、「昔のほうが良かった」といった言葉を連発し、むやみやたらに現在あるものを否定したがる人たちのことである。2000年代初期に2ちゃんねるで生まれた2ちゃん語の一つ。
某ニコニコ系の大百科みたいなやつ


2ちゃんねらーなのかもしれない。






私は相当の懐古厨です。
変化とか大っ嫌い。

ずっとずっとこの時間が続けばいいのにって、ことあるごとに思ってます。

なんなら体調まで崩します。
心の奥底から嫌いというかもう全身から拒否反応。


最近、大学のサークル同期にちょくちょく会う機会があって、
猛烈に今、現実と向き合うのがしんどい。


いや別に、ものすごく久々の再会ってわけでもなくて、
なんやかんや卒業してからも1、2ヶ月に1回くらい会ってるんですけどね。


大学の同期とはちょうど2018年の4月に出会いました。
もう5年も前になるんだな〜。


大学時代の4年間の思い出はほとんどこの人たちと共にあると言っても過言じゃないんですよね。


大学行って、サークル同期と授業受けて、サボって、ラーメン食べて、たまりで何時間も話して。


たまりっていうのは部室のないサークルが、それぞれ1つのテーブルを与えられていて、その空間のことですね。
ぎゅーぎゅーに座っても10人くらいしか座れないとこ。

うち同期だけでも30人いるのにね。

コンセントもないし、冷暖房の効きも微妙。
サークルの過去の遺産、古いチラシとか、古い記憶の物置きになってて、そんな綺麗ではない。

なんなら治安もそんな良くない。

大学バレそうだな、いいけど。

正真正銘、『たまる』ためにある場所です。


大学2年の頃は、たまりの主と化してた。
たまりに行くために大学行ってまである。

これはまじ。

授業行かずにたまりにしか行ってない日もありましたね。




でもちゃんとサークルの練習は行ってたよ。

日曜日にもサークルがあったから、冗談抜きで週6会ってた。


サークル終わりに飲み会して、次の日1限とか、朝からバイトとか、よくやってたな。

体力鬼だな。

こんな生活が永遠に続けばな、って本気で思ってました。


時止まればいいのにな〜って毎日お祈りしたのに、
全然止まってくれなくて、

先輩はどんどん卒業するし、なんか私も卒業した。

というか一つ下の後輩ももう卒業する。



時間は無常にも過ぎていく、を体全身で受け止めてます。

いや、受け止められてないね。
攻撃受けてるだけ、受け身取れてない。




卒業式、泣かなかったけど、卒業前、これでもかというくらいいろんな人とご飯に行った。

サークルの追いコンとか、イベントとか全部行った。

実はもうその頃には、体が変化に対して拒絶反応示しはじめてて、適応障害に片足突っ込んでたわけですが。


意味わからないくらい体調が悪くて、倒れたらどうしよう、とか思いながらも、頓服飲みながらめちゃくちゃ遊んだ。

卒業式の式典中も半分意識飛んでた。
薬飲んで、耐えてた。
せっかく袴着てるから、我慢した。

せっかくみんな集まってるから、我慢した。



ここは無理をすべきところだと思ったんですよね。
これからは約束しないと会えなくなっちゃうから。



毎日なんもなくても顔を合わせてた人たちと、
これからは約束しないと会えなくなるのが辛くて辛くて、
日常の他愛のないことすら、共有できなくなるのが悲しくて、
遊んだ後、練習のあと、ご飯に行った後、何かしらのイベントの後は大体泣きそうだった。



なんなら1回だけ卒業が悲しいって飲み会で泣いた。

私、頓服飲んでるからお酒飲めないのに、
超絶シラフなのに号泣した。


信じられないくらいサークルが大好きだったんですよね。


『だった』って言葉を書いてる自分が悲しい。


今でも大好きなんだけど、みんないろんなところに行っちゃった。


近くに残ってる人ももちろんいるし、まだ学生の子たちもいるんだけど。

寂しいね。



社会人になって数ヶ月は、
心療内科にお世話になりながら、
毎日毎日、1日を体調崩さずにいかに元気に過ごすかしか考えてなくて、

過去振り返るとか未来を考えるとか、そんな余裕は全くなかった。


でも最近、ちょっと余裕が出てきた。


そしたら心の中の懐古厨が暴れはじめた。

サークルでやった曲聞くと、胸がぎゅーーーってなる。


数ヶ月に1回会う同期たち、全然変わってないから、
いつ会ってもすぐ大学生に戻れる。

でも話す内容が、『仕事が』とか『研究が』って、
話す内容だけ少し大人になった。

気持ちは大学生のままなのにね。

変なの。



今は数ヶ月に1回会えてる、というか会ってくれる。


私が寂しいから、勝手にだる絡みして、会う約束してる。

そっけなくしたりするけど、みんな幸せになればいいな、とか思ったりもする。


でも、それもいつまで続くのかな〜って気持ちで会ってます。

終電の時間とか永遠に来なければいいのに、って毎回本気で思ってます。




現役の時は一回も言ったことないのに、

最近は、え〜もう帰るの〜とか、本気で言っちゃう。

だる絡みすぎるのでさすがにやめたい。

23の女がいうことじゃないわ。






理系の同期が卒業したら、どんどん疎遠になるのかな。


じゃあ、ワイワイできるのもあと1年なのかな。


とかも考えてます。


ん〜。そうしたくないなら、自分が声をかけ続ければいいんだけど。

自分だけ時止めてる人みたいにならないかなって思うわけですよ。



私は一生懐古厨かもしれない。


一生みんなのことを想い続けるのかもしれない。





そんなことを考えてたら、同期が曲を作ってました。


めちゃくちゃ素直な曲だった。


これでもかというくらい素直でまっすぐな曲で、

自分の気持ちにもドンピシャで。

心の奥底を抉られるようで、何度も再生ボタン押しちゃう曲。




ちゃんと載せるって本人に許可取ってるので、炎上しないでくださ〜い。




これ聞いたらまたみんなに会いたいな、って思う。



音楽で表現できるのが、さすがとしか言いようがないんだけど、


この子のことを知ってるから、
この曲は本気で素直な気持ちなんだろうなって思うと、


他の曲とは天と地の差で、比べるに値しないくらい、この曲は素敵な曲だと思う。


最近のマイブーム曲です。


ぜひ聞いてみて、特にうちの大学の人は。

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