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コロナ禍におけるLINE NEWSの取り組み、プラットフォームとして課題も

新型コロナウイルスの感染拡大は、現在も予断を許さない状況が続いています。

LINE NEWSでは、新型コロナウイルス関連の情報や、感染対策などをまとめた特設ページを設置するなど、多くの取り組みを展開していますが、本記事では具体的な事例を交えて紹介したいと思います。

編集部は24時間体制で新型コロナの最新状況を発信

LINE NEWSが新型コロナウイルス対策として動き出したのは1月中旬。1月29日には「新型コロナウイルス感染症の最新状況まとめ」を公開しました。

LINE NEWSは、800を超えるパートナーメディアから記事提供を受け、1日8,000本以上のコンテンツを7,500万人のユーザーに配信。編集部は、提供された記事を選択し、ニュースタブに掲出することが主な業務です。

編集部は4交代制で、24時間体制で勤務。新型コロナウイルスの最新状況を更新するため、専従のメンバーをアサインする体制に変更しました。

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新型コロナウイルス感染症の最新状況まとめ」は、ユーザーにとって有益な情報源となるよう、最新のニュースだけでなく、主要トピックの簡単な解説や、感染予防の方法、各種支援の窓口といったポイントを網羅。この記事を見れば、ひと通りの情報が手に入る状態となるよう、情報の精査や改善を繰り返しています。

編集部による主な取り組みは以下のとおり。

新型コロナウイルス感染症の最新状況まとめ
新型コロナウイルス感染症の予防と相談に関するまとめ
感染を防ぐ「新しい生活様式」に役立つ情報まとめ
新型コロナウイルス感染症 仕事とお金に関する支援まとめ

イラスト動画でニュースを解説する「NEWS グラフィティ」でも、新型コロナウイルスに関連したコンテンツを制作しました。

■新型コロナ関連の「NEWS グラフィティ」一覧
リスクを下げるには?「3つの密」回避、専門家の見解
新型コロナのデマ 結局どう行動すれば解決?
新型コロナで生活激変 こころの健康を守るには
「濃厚接触者」はどんな人?定義と濃厚接触回避のポイント
ねじり洗いしてる?正しい手の洗い方や時間の目安とは
作り方は?効果は? 手作りマスク
気の緩みで再流行も?新型コロナ、第2波に注意

また迅速で信頼度の高い情報を発信するため、編集部によるコンテンツだけでなく、JX通信社が提供するAI緊急情報収集サービス「FASTALERT」と連携し、地域別の感染状況や国内の感染者・死亡者マップなどをリアルタイムで更新するページも設置。

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厚生労働省や全国の自治体など発表主体によって公開のタイミングや粒度が異なる最新の感染状況を、リアルタイムで一元的に確認できるようにしました。

新型コロナウイルス最新状況推移・グラフ

政府対策本部の専門家会議や厚労省クラスター対策班等の関係者で組織された「新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会」とも連携。LINE NEWS内での配信に加え、各コンテンツでの記事利用などを行いました。

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コロナ専門家有志の会(note)

ユーザーに届けるために、「新型コロナタブ」や「Smart Channel」などを活用

せっかくのコンテンツも、ユーザーに届かなければ意味がありません。届け方、見せ方などの部分では、企画や開発を含め、LINE NEWS全体で改善に取り組んでいます。

最初に行ったのはニュースタブのトップに「新型コロナウイルス感染症の最新状況まとめ」への導線の設置。他にも「新型コロナタブ」の設置や、「Smart Channel」(トーク一覧の一番上の枠)を活用した配信、新型コロナウイルスの最新情報を届けるLINE公式アカウント「LINE新型コロナ情報」の運用などを行っています。

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新型コロナタブでは、編集部が選んだトピックス、ユーザーに合わせてパーソナライズ配信する「FOR YOU」、国内の感染状況や、ユーザー属性を推察して都道府県の感染状況を表示。

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トークリスト最上部の枠「Smart Channel」でも、ユーザー属性に合わせた情報を配信しました。例えば、「緊急事態宣言の解除」など全国民に関わる情報はすべてのユーザーを対象に、東京都だけに関連する情報は東京都のユーザーだけに、と対象ユーザーを選択して配信することができます。これまでも災害時などに活用しています。

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また外出自粛が呼びかけられていた状況下では、「おでかけ」カテゴリを非表示にし、タブの並び順を変更するなどの調整も行いました。

「LINE新型コロナ情報」では、速報や感染状況のデイリーレポート、記者会見の中継、感染予防対策などに関するお役立ち情報を配信。

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■「LINE新型コロナ情報」で配信したお役立ち情報の例
PCR、抗原、抗体…新型コロナの検査の種類とは
避難所で3密? 新型コロナの中の災害避難どうすれば
10万円一律給付の手続きと対象、時期をおさらい

👇「LINE新型コロナ情報」を友だちに追加する
https://lin.ee/2AatD6nev/lnnw

最新情報以外にも、厚労省と共同で取り組んだ「新型コロナ対策のための全国調査」の掲出や、各自治体が開設したLINE公式アカウントの掲出も実施しました。
第1-4回「新型コロナ対策のための全国調査」からわかったことをお知らせします(厚生労働省)
自治体や省庁の公式アカウント一覧 | 新型コロナウイルス

新型コロナの最新情報を届けるため、プラットフォームとして課題も

LINE NEWSではさまざまな取り組みを通じて、新型コロナウイルス関連の最新情報を多くのユーザーに届けています。一方で、ニュースプラットフォームとして課題も見つかりました。

例えば、政府や自治体から発表される感染者数などのデータを、早く正確に伝えるため、統一されたフォーマットの必要性が顕在化しました。国内や世界各国で、感染者数のカウント方法が違うという問題や、集計結果の内訳(横浜のクルーズ船など)を添える必要があるなど、データを伝えるだけでも多くの課題がありました。

TwitterやFacebookなどSNSでは、トイレットペーパー不足など誤った情報が広く拡散され、メディアが注意喚起を伝えることが、さらに混乱を広げる要因にもなるという問題がありました。一方で、医師や専門家による情報発信なども注目されました。SNS発の情報にどう向き合うべきか、その度に議論を重ねて対応を続けています。

また情報発信ばかりに目が向き、LINE NEWSが届けた情報はユーザーの具体的なアクションにつながったのか、確認する手段に乏しいという現状があります。他にも、LINE NEWSだけでなく、提携しているパートナーと協力すれば、より役立つ情報を届けられるのではないか、こういった状況だからこそ、プラットフォームとしてできることがあるのではないか、課題として浮かび上がったことは多くあります。

現在も新型コロナウイルスによる影響は続いていますが、LINE NEWSでは引き続き、最新のニュースから、生活に関連するお役立ち情報まで、24時間体制でお届けしていきます。

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