大衆とひとり

この世界の真実なんて知らねぇけど、時間でも出来事でも、何かしらが過ぎ去ったこと、その事実に安堵感を覚えることがある。ちゃんと真実はそのまま真実として過ぎ去ってくれた。僕の人生にそうやってたしかに堆積していくその感覚はなんだか歯痒いけれど、この世界の実体を証明してくれる唯一のものだと思っている。

過ぎ去る情緒も選択も、大衆も恋心も、思い出も芸術も社会もすべて、過ぎ去ったのならそれは真実。

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