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2店舗以上の美容室は必須!?LINE公式アカウント(旧LINE@)活用術まとめ

こんにちは。

LINE公式アカウントを旧LINE@時代から超絶活用歴6年超のスーパーLINE星人美容師の工藤ユウキです。

かれこれLINE@ができた初期からブログなどに貼りつけて個人運用を始め、今や個人はもちろん店舗のLINE公式アカウントの運用にここ数年奮闘しており、少しずつですが活用方法と成果を出せるようになってきました。

弊社では現在、美容室7店舗、ドライヘッドスパ専門店2店舗でLINE公式アカウントをフル活用しています。 

現在のLINE公式アカウントの実績 

▶︎1店舗平均3800名のLINE友だち追加数
▶︎総友だち追加数26600名以上
▶︎一斉送信だけで物販売上400万超

となっています。しかしまだまだもっと活用できるはず…と模索しながら勉強中です。

そして僕は2店舗以上経営している美容室は「必ず」といってもいいほどLINE公式アカウントを活用することをおすすめしております。

個人運用

店舗運用

多店舗での運用

という自分自身の経歴をご紹介させていただきながら読んでいただいたみなさんのご参考になれば…と思いますので、最後までお付き合いいただけたらうれしいです。


個人での運用

僕がブログを始めたのが2015年8月、その少し後にLINE@を開設しました。

その当時ブロガー界隈では非常に話題になり、即日ブログに「友だち追加ボタン」を作ったのを覚えています。(その時にボタン設置のために書いたブログ

個人の運用でやっていたことは

▷自分のお客さまに登録してもらう
▷自分のブログを読んでもらう
▷美容師さんに向けての発信をする
▷1:1トークで予約、問い合わせ、カウンセリングをする
▷一斉送信で来店促進をする
▷ビフォーアフターの写真を送り共有する

などをしていました。

ブログとの相性も非常によく、お知らせや新商品、新しいメニューなど一斉送信をすると、友だち数に対して7割以上のエンゲージメント(何かしらの反応)がありました。

自分が発信をすればするほど友だち数も増えていくので日に日に成長を実感でき、すごくやりがいがあり今後の可能性を感じました。


店舗での運用


個人運用をしてから少したったころ、店舗でも何かしら活かすことができないか?と模索し、来店された全てのお客さまに登録してもらうように声がけをしていましたが、とくにメリットをお客さまが感じることもなく、思うように友だち数増加…というわけにはいきませんでした…

この時は気づいていなかったのはお客さま目線

こちら側のメリットばかり先行してしまいLINE公式アカウントに登録してもらえると「お客さまにどんなメリットがあるの?」という部分が抜け落ちていたのです。

この頃から社内では『プレス部』という名のLINEに特化した部署などをつくりはじめたのです。

キッカケはメンバーズカード

だいたいどこの美容室もこのメンバーズカード的なモノがあると思うのですが、このメンバーズカードには「特典」が付いていたりするものです。

当店の場合には6回来店ごとに500円程度のメニューをサービスするということをやっていました。

これを思い切ってLINEに移行することにしたのです。

じつは来店時にメンバーズカードをお預かりすることで「お客さまのお名前」を確認している風土があったので、来店時に名前がわからなくなったりしたらどうしよう?(特に常連のお客さまなど)という不安がありましたが、やってみたら全く問題が起きませんでした。

そしてお客さまにとっては「メンバーズカードの特典」というメリットがあり、登録数は前年比200%の勢いで爆増していきました。

一斉送信も少しずつ活用していき

▷新しい商品
▷新しいメニュー
▷キャンペーンのアナウンス

などに活用していました。

ただ個人のLINE公式アカウントとは違いエンゲージメント(開封率など)は少し低くなるのが特徴的でした。


そして検索でも引っかかるようにするため「認証アカウントの申請」をしたのもこの頃です。

とても申請するのはかんたんなのでやっておくべきだと思います。

多店舗での運用


先にも触れたプレス部という部署の発足に伴い、各店舗でも本格的にLINE公式アカウントの運用が始まりました。

友だち増加をするためにQRコードをプリントアウトし、いつでもすぐに読み取れるようにし、来店客のおよそ80%がLINE公式アカウントに登録してくれる仕組みが作れたのです。

約2年で美容室7店舗は平均3600人の友だち登録数を獲得することができました。

しかしそれと共に新しい悩みが出てきました…

それは友だち増加にともないブロック数が増えてきたことです。

一斉送信をすると一気に増えるブロック数。

悩みました…

せっかくみんなが、がんばって友だち登録数を増やしてくれたにも関わらず増えていくブロック数…(涙)

当初は一斉送信することがNGとなり、しばらく一斉送信をするのをやめていた時期もありました。

しかし調べていくと、とある数字と比例していることが分かったのです。

その数字とは

再来率(リピート率)

例えばですが月に100人ご来店いただいたとして3ヶ月以内の再来率が80%であれば80人は継続して来店し、残りの20人は失客してしまいます。

同じ再来率80%でLINE公式アカウントで例えるのであれば

100名友だち登録してもらう

一斉送信をする

20人がブロックする

ということがわかったのです。

一斉送信をすることにより

「あ、これはいらない情報だな…」

と取捨選択されるキッカケとなっていたことがわかったのです。

もちろんメンバーズカード化をしているので、いつもお越しいただいているお客さまはブロックはしないのです。

そして、一人ひとりのトーク画面を見ると分かるのですが、登録してもらって数日してからトーク画面を見て

このようになっているともう来店するつもりがない…ということも事前にわかってくるのです。

LINE公式アカウントで改善する…というよりは営業面での技術、接客などの見直しが大切なことがわかります。


次回予約を推奨、そこにLINE公式アカウントを活用することで効果が!?


当グループではお客さまに「次回予約」をおすすめしております。

それはなぜかというと

美容室に行こうと思ってから実際に行くまでの期間が平均1週間から2週間ほどあり、その期間に髪にストレスに感じて欲しくないこと、そして髪は日に日に伸びていき賞美期限というものがあり、一定のサイクルで美容室でメンテナンスすることで「髪が気になるな…」と思う前にいい状態がキープできる。

という理由からです。

次回予約に関してはすることが当たり前になるまでは、予定がわからなかったりするので次回予約をためらうケースが多くなります。

そこで

LINE公式アカウントを活用する出番です。

お客さまに

「ご予約の数日前にご予約確認のLINEをさせていただきますので、もしもその時に都合が悪くなってしまった場合にはLINEで返信していただけませんか?」

と伝えるようになってから、次回予約比率が増えていきました。

余談ですが、通常の美容室で次回予約をしていても一定数かならずキャンセルが出るので、それは想定の上、運用していくことがとても大切になります。


新商品などの予約を承るために一斉送信を活用


登録数が増えていき、ブロックもそこまで気にする必要が無くなってきた2020年10月。

このようなブログとともにご予約を承る一斉送信を流しました。

結果としては全店舗で26本のご予約をいただき、さらにそこからブログを見て(SEOで上位表示だったため)LINEへお問合せなどを含めると相当数の販売がに繋がったのです。

美容室の物販(通称店販という)は在庫を持ってしまうと赤字になりやすく、かなり売らなくては利益になりにくい…という特徴があることから、この予約販売は在庫のリスクがゼロなのにも関わらず販売できたことで、今後のLINEによる商品販売の大きなキッカケとなりました。

その後も試行錯誤しながら

▷配信時間帯
▷配信内容
▷ブログや動画のリアクション
▷商品の付加価値度
▷商品の認知度
▷割引率

など工夫しながら約半年間、6回の配信で

400万超の物販売上を達成することができました。

各一斉送信に対しての作業時間は30分〜1時間以内で、僕1人で、できる内容なのです。

(´-`).。oO(ちょっとだけ自分を褒めました。笑)

セグメント配信の使いどころ

便利な機能のひとつとして一斉送信の中にセグメント配信があります。

(※https://line-sm.com/blog/lineofficial_segment/より出典)

①友だち期間
②性別
③年齢
④OS
⑤エリア

によって分類(セグメント)して配信することができます。

主に美容室で使用するとしたら

性別
エリア
年齢

が大切になります。

・男女別に配信
・エリアごとに配信
・年齢、年代に合わせた内容の配信

送りたい内容などによってセグメント配信することで1番伝えたい人に伝えることができるのが特長です。 

また残りの無料メッセージ数が少ない時なども無駄な送信をせずに効率よく活用できるので大切です。


2店舗以上の美容室が活用した方が良い理由


こんなことをいうとアレなのですが…

正直…2店舗以上やっている美容室はやらないと損しかないのでは…?と感じております。

▷一斉送信できる機能
▷LINEならではの既読率
▷仕上がりなどの写真の共有
▷次回予約比率の向上
▷メンバーズカードをペーパーレス化
▷商品販売戦略

メールでも同じようはことができますが、美容室運営に関してはLINEの方が圧倒的におすすめできます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

美容室経営、運営をされている方に少しでも参考になれば幸いです。

ではでは


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