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グルメ英単語#5 ー 「E」は食べることができる E for Edible

キッチン英語辞典#1から#28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。

今日は「E」です。

A : Do you know if this mushroom is edible?


B : How could I know? You’re asking the wrong person.
A : Right.

A:これって食べられるキノコか分かる?
B:知るわけないよ。聞く人を間違えてる。
A:そうだね。

というわけで、E は edible です。

エディブルは「食べることができる」とか、「食用の」という意味です。
つまり食用に適しているという概念ですね。

例えば edible flowers なら、食用の花です。
実際に食材としてよく使われるものもありますが、料理の飾り付けに向いていて、食べることもできる、というもの。
カップケーキにトッピングされたすみれ violet とか、色が紫で綺麗です。
砂糖漬けになっていて、美味しいものもありますが、
私はあまり食べません。

ところで、

Is it eatable? それって食べれる?

といった表現を耳にすることはないですか?
この場合は edible(食用の)ではなく、eatable (食べられる)ですが、
eatable の方は、
食べて美味しい、
という意味が近いと思います。

うまくできたかわからないけれど、と、差し出された料理を口にして、
Well, it’s eatable.
と返ってきたら、
「ああ、美味しいよ。食べられる」
という程度の意味です。
やめられない、止まらない、というほど美味しくはないかもしれないけど、
ちゃんとできてる、という感じ。

でも、褒め言葉にはならないので、よく考えて使いましょう。

映画とかで見るのは、
寮の食事とかに文句を言う人に対して、
「でも食べられるものを出しています。But we are serving eatable foods.」
などと反論しているシーンかな。
豪華なものでも、ソウルフードでもないけど、リーズナブルな食事、と言う感じでしょうか。

対して、edible は、食べても害がなく、食料として使えるもの、と言う感じです。
一つの植物の中で、実の部分が edible 食用、ならフルーツ、
種の部分が食用なら、胡麻とか。
根の部分が食用なら、ニンニクとか、玉ねぎとか。茎も食用ですけどね。

ところで、上の例にある We are serving eatable foods

foods は、food ではないか。


といったような事を聞かれたことがあります。

この場合は複数形 foods になっているので、
複数回にわたって違う種類の食べ物を,
出している、と言う意味です。
一般に、food は不可算だそうです。
単数で、食べ物全般を指すそうです。
だから、きっと、この場合はどっちでもいいのではないかなあ、
と思うのですが、
日本で厳しい文法の教えを受けている人たちには、
とっても重要なことのようです。
food の前に a variety of とか different とか、
種類が違う事を指す形容詞がきたら、
必ず複数形のfoods にしておいてくださいね。

確かに、こういう小さいところで、英語のニュアンスが変わるのでしょうから、重要なことではありますが、
適当な性格の私は、あまり気にせずやってきてしまって…反省。

ちなみに、
英語で育ってきた人も、小学校3年生ぐらいで、文法が入ってくると、
結構苦労するみたいです。
もう、体得しちゃって、十分使えるのに、
分解して、「それは何だ?形容詞はどれだ?」って聞かれると、戸惑いますよね。
日本語が母国語でも、文法はちょっと、と思うことないですか?
日本語を真面目に勉強している外国の人から、
「なんで『が』じゃなくて、『は』なんですか?」
とか、きかれると、なんでかなあ、と怯んじゃうし。
「寿司屋のカウンターの『カウンター』を日本語で教えてください」
とか言われて答えられないと、
「カウンターはカタカナ語ですから、日本語ではありません」
とか詰め寄られて、
「うわあ」って感じで困っちゃう。

寿司屋のカウンターって、「つけ場」っていうらしんですが、
そんなこと言ってるの、聞いたことないです。
もちろん、言ったこともない。
はあ~。
言語は奥が深い。


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