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グルメ英単語 #20 ー 「T」は「食欲をそそる」 T for Tantalizing

キッチン英語辞典#1から#28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。

毎週月曜と木曜の午後2時ごろをターゲットにアップしているブログですが、今回は移動中のため、時間が遅れてしまいました。すみません。


それでは、気を取り直して、

グルメ英単語の「T」


A : What a tantalizing view of the buffet at the Lobby Lounge!
B : Yea, the smell and the colorful line up of foods are tempting.
A : So, shall we try here?
B : No objection.

A : ロビーラウンジのビュッフェはなんとも食欲をそそる長めだね。
B : そうだね、食べ物の匂いも色とりどりのラインアップも、そそられる。
A : じゃあ、ここにする?
B : 賛成!

ということで 

T for Tantalizing  「T」は「食欲をそそる」


です。

いきなりですが、

ビュッフェと言いますか?バッフェと言いますか?


あ、バイキングと呼ぶからその単語は関係ない、という方もいると思います。
ビュッフェは「食べ放題」とか「取り放題」というのが
日本語として正しいのかもしれません。
私はずっと、カタカナ表記がバッフェイだと思っていたら、
ビュッフェに直されたことがあります。
でも、イギリスでもアメリカでも、
英語の Buffet に、「ビュ」という発音がないので、
つい英語の発音に近いカタカナ書きをしてしまいます。
私はよくわからないのですが、フランス語などでは「ビュ」という発音があるのでしょうか。

buffetの定義は、
A meal where people serve themselves different types of food (出典: dictionary.cambridge.org)
「人々がそれぞれ違った種類の食べ物を自分で取り分ける食事」
と訳せます。

イベントなどでビュッフェ形式と言われた場合、
椅子は周囲の壁につけてあって、中央にお食事が並び、そこからお皿とドリンクをなんとか手に持ったまま、食事をとって、会話しながら食するパーティー、
といったものを、私ならイメージします。
カクテルパーティーでもこういう形式は多いですね。
椅子がなくても、背の高いバーテーブルが所々に置いてあって、
そこでドリンクを置いて食べ物をいただく。
カクテルパーティーといった場合は、
食べ物はあくまでスナックなので、ドリンクに焦点が当たっていると思います。

つまり、席が決まっている食事 sit-down meal とは異なります。
とはいえ、レストランなどでビュッフェになっている場合は、
当然席に座って、そこへ自分で食べ物を持ってくる形式だと思います。
ただ、元々の英語では、
「食べ放題」take as much as you like とは、ちょっと違う意味だということを、知っておくと良いかもしれません。

日本でよく使われる「バイキング」は、某有名ホテルが名付けて行ったビュッフェだという話は有名だと思います。
もともと、
北欧の食事スタイルで smorgasbord 「スモーガスボード(前菜ビュッフェとでも訳せるか)」という、
メインの料理の前のスターターとして、オープンサンドを自由に自分で作れるものがあります。
多分この辺から、アイデアを得たのではないか、と勝手に推測しています。

それと、この buffet という単語ですが、
動詞になると、「打ちのめす」という意味になって、
ちょっと名詞のイメージと違います。
To hit something or someone repeatedly and, usually, hard. (出典: dictionary.cambridge.org)
「物または人を、通常、強い力で繰り返し打つこと」
とあります。
これはアメリカの場合ですが、イギリスだと、もう少し天候に関連した表記になるようです。
ともかく、私はこの動詞の意味を知った時、食べ物と関係ないんだ、と、ちょっと驚きました。


ビュッフェについて長くなりましたが、T for tantalizing ですよね。

肝心の tantalizing ですが、


attracting and tempting 魅惑的で誘惑的という意味です。

Synonyms 同義語・類義語だと
alluring(誘うような), drawing(<draw 引っ張られる), persuading(説得する), beautiful(素晴らしい), mouthwatering(涎が出そうな)
などがあります。

食事の時に使われるタンタライジングは、
mouthwatering よだれが出そうな
という意味が近いと思います。
ともかく、輝かしくて目を奪われてしまうようなもの、そんなものを見たら、
タンタライジングと言えると思います。

そして、私のダイエットの失敗は、常に、
Your eyes are bigger than your stomach.
食べきれないほど目が欲しがる
ということに尽きると思います。
直訳すると、「胃より目が大きい」ということですが、
美味しそうなものを見るとつい、
あれもこれもと欲しがって、食べきれないほど食べ物を用意してしまうことです。

香港はビュッフェの美味しい店で有名なのです。
ホテルのロビー、プライベート倶楽部、レストランは言うに及ばず、すごいビュッフェが至る所にあります。
これは、文化的背景が違って食べ物の好き嫌いがある人たちでも、
自分の好きなものをとってきて食事を楽しめるように、という配慮だったのかもしれません。
イタリア料理やフランス料理に加えて、
イギリス、インド、東南アジア、中国も上海、北京、客家、広東、最近では和食、などが加わって、ずらっと並んでいます。
自分の好きなものが多すぎる私は、
タンタライジングに見えたもの全部をとってくるから、
こんなことになってしまって…。
祖母に散々言われていた、
「健康でいたいなら腹八分目」は、
意識の底から抜けていってしまうのでした。


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