グルメ英単語#6 ー 「F」は「いかがですか?」 F for “How Do You Find It?”

キッチン英語辞典#1から#28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。

では、グルメ英単語、F をみてみます。

Waiter : Here is our Chef’s Special.  We are sure you’ll find it very good.

The customer is serving the first cut into his mouth.

Customer: Hum……

Waiter : How do you find it?


Customer : Excellent!


ウェイター:当店のシェフスペシャルです。お気に召すと思うのですが。

客が最初の一切れを口に運ぶ。

客:うーむ

ウェイター:いかがですか?

客:素晴らしい!

と言うことで、F は Find.

Find を日本語で「見つける」と覚えてる人も多いと思います。
私もそうです。
それで構わないと思います。

ただ、直訳して、「どのように見つけましたか?」と覚えてしまうと、
上の会話のように聞かれた時に、
つい、場所とか、方法とかを答えてしまいそうですね。
例えば、
「メニューに書いてあります」とか「テーブルの上にあります」
なんてね。
ちょっとトンチンカン。

この場合の find は、
食べたものに対してどのような発見をしたか、
と聞かれているので、
「美味しいですか?」とか、「お好きですか?」とか、
その程度の意味です。

How do you find it?
は、ほとんど
How do you like it?
と、同じと考えて良いと思います。

現在進行形で、
How are you liking the steak?
How are you finding the steak?

なんて、聞かれることもあります。食べてる途中なので。
両方とも、
ステーキのお味はいかがですか?
という意味ですね。

この二つを比べると、ちょっとだけ、Findを使った方が、
フォーマルな丁寧さと、食べた人の感想を聞きたいという興味が強い、
と、言えるのかもしれません。

アメリカのレストランとかだと、
サーブ(給仕)する担当が決まっていて、
食べ出した5分後ぐらいに戻ってきて、

Is everything alright? 全て問題ないですか?
Do you get everything you want? 欲しいものは揃いましたか?
How do you find the food? お味はいかがですか?

なんてことを言いながら、確認しにきます。

そのチャンスを逃さず、
ケチャップが足りないとか、
マスタードが欲しいとか、
カテラリーを落としちゃったから代わりをくれ、とか
こちらの要求を言います。

何も問題なければ、もちろん、
Yes, thank you. (はい、ありがとう)
で、良いわけですが、
お味はいかがですか?の答えだけは、
Very good.  Thank you. (美味しいです、ありがとう)
に変えた方がスムーズかも。

ところで、
先日、

香港で競馬に行き、


シャンパンを飲みながら、美味しいものをたべてきました。

日本だと、
馬券がカッ散らかっていて、
日本にしては綺麗じゃない場所、
というイメージが強いように思うのですが。
最近の競馬場に行ってないから、
間違ってたらすみません。
でも、食べ物は屋台かファストフードぐらいでしょうか?
美味しいですけど、優雅にコース料理という感じではないですよね。

香港では、メンバー用と一般用が分かれていて、
一般用は、スタンドでビール買ったり、ファーストフードを買ったりする程度のようですが、
ターフの一部を囲って、
バンドが演奏したりしています。
(と言っても、私は行ったことがないのですが)
香港では18歳以上が、飲酒を合法的に許されるので、
ライブを楽しむクラブ感覚で、
高校生や大学生の若者が来て、発散しながら楽しんでいるようです。

そしてメンバー用の方は、
かなり美味しいお食事がコースで食べられる、
高級レストランになっています。
ワインを片手に、
スクリーンを見ながら馬について語らい、
よくわからないけど(真剣で知識のある人もいますが)
ジョッキーの名前や勝負服で、
適当に賭ける馬を決めて
レストランの奥にある、きれいな馬券場で馬券を買ったら、
席に戻って、
レースコースに対して開かれたガラス張りの窓や、
あちこちにあるスクリーンで
レースをみても良いです。
が、

大抵は、オブザベーション・デッキに出て、
興奮しながらレースを鑑賞。

オブザベーション・デッキは、
ウィニングポイントを真横から見ることができる、
気持ちのいい作りになっています。

自分の賭けた馬の名前や番号を、思いっきり叫んでも、
周囲の歓声にかき消されます。
これって、とても良い発散方法ですね。

夜の香港はイルミネーションも綺麗。


Homestretch 最後の直線コースで追い込みをかける馬のゴールを眺める

競馬がこういう大人の社交場になったのは、
やっぱりイギリスの植民地だったからでしょうか。

イギリスに住んでいたときは、
行くチャンスがなかったです。
帽子も持ってなかったし。

最近は日本の競馬場も、子供の遊び場ができたりして、
ファミリーに優しい場所になったと聞きます。
それはそれで、素晴らしい気がする。

でも、
香港では18歳未満は賭博場に来てはいけません。
競馬場は、18歳以上でなければ入れません。

日本に慣れてると、
なんで子供が来ちゃいけないの?
と思うし、
香港に慣れてると、
子供を競馬場に連れて行こうとする親なんて、無責任!
と感じるかも。

アメリカでは、ニュージャージー州の Meadowlands しか行ったことがありません。
ここでも、競馬場の名前が、
Meadowlands, Racing & Entertainment
となっていることからご推測できるように、
エンターテイメント場として捉えているので、
競馬場を見下ろせるダイニングエリアの中には、
かなり高級感のある素敵な場所があります。
要予約です。
子供については、
親が同伴して子供用イベントに来る分には大丈夫だと思います。
この点は日本と同じなのかな。
ただ、賭けや飲酒ができるようになるのは21歳ですね。

つい、 Find とあまり関係のない、
競馬場について、
長々と書いてしまいました。
失礼。
自分の頭の中が、どのように繋がっているのか、不明。


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