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道が落ちる

自己紹介年表のシリーズ 47歳です。

ワタシの人生において、もっとも衝撃的と言える出來事のひとつです。

「断食合宿がしたい!」というつぶやきから、このお家がやって來て、みんなで改装して、ピザ窯もできて、民泊しながら、大阪と南山城村と時には滋賀を、行ったり來たりする樂しい生活をしていた矢先、

この年、例年になく雨が降り續く10月で、恒例になったご近所さん飲み會をうちでやって、鍋が残ってるから、もう一晩泊まって歸るわ~と言うワタシたちに、隣人森さんが何氣無く言った「自分ら早よ歸らな崖崩れるで~」という一言が、まさか本当になるとはその時には想像もできず、、普通に寝てた午前零時。

なんとなく「雨どうなったかなぁ?」と玄関を開けると、

「ない!」

「ここにあった車がない!」

「って、どういうこと?」

「あ!」

なんと、玄関の前の道に停めてた至くんの車が、5メーター下にある。

ってことは、道ごと落ちた?

何がどうなったかわからない状況で、役場に電話したら、消防団の人が助けに來てくださって、人生初の「避難」を經驗する。

翌朝明るくなってから戻ってみたら、幸い、家までは落ちなかったけれど、我が家ののり面(傾斜になってるところ)に植わってた木が、そのまま下の府道に立ってるぐらい、音もなく崩れて滑り落ちていたのでした。

そして、並んで停まってたワタシの車は、降りる道がなくなったので、しばらく崖の上のポニョ状態。

まさかまさか、敷地内の、しかも生活道路がなくなるなんていう思ってもみないことが、人生には起こるんですね。

下の府道だけは、なんとか通れるようにしないとという京都府さんのお願いで、うちの敷地と府道の間に鉄の壁が立つことになりましたが、それより上は自分でなんとかしてということで、ショックもあって、なにもしないままブルーシートのお庭で3年が過ぎました。

崖崩れたままでもいいから住みたいという移住促進の人が住んでくれてたり、お茶農家さんの季節バイトさんが住んでくれてたりしましたが、

結局、ここをなんとかするのはワタシしか居ないよねと、やっと氣が付きまして、2021年、「大地の再生で崖を直す」に至ります。

トップの写真は、うちの庭がそのままの形で落ちていった府道。

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