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フィリピンBLドラマ『Hello Stranger』に見る、ミレニアム世代のコミュニケーションと関係性構築を学ぼう


こんにちは、この2年腐女子やってますリンダです。

初心者です(なんの?)


最近視聴してとてもよかったのがこちら

『Hello Stranger』(フィリピン Black Sheep配給)

トレーラーはこちら(英語字幕が選べます)

(本編は全8回ですが、日本語字幕ありますー)

今日はこのBLドラマを視聴しながら理解できた、

最近の若者たちのコミュニケーション事情、

人間関係構築の方法がどうなってるんだろう?が

少しわかってきたのでまとめてみました。


私のような50代以上の世代の人で、「ミレニアム世代」と言われる自分の子供よりも10歳近く下の世代に疎い人たちに読んでいただきたいなと思います。

そして「思い込みをはずそう」と呼びかけたいと思います!


何の思い込みかというと、

バーチャルで人間関係がうまく作れるはずがない。

ですかね。

実は、そうじゃないんだと分かりました。

私たちリアルで人と接することしか手段がなかった世代には、細かいところが見えなかったりする、

バーチャルとリアルをうまく使って、どう人間関係をよくしていくかをミレニアムたちから学べんでいきましょう!


ではHere we go!


多様な関係性の構築はバーチャルで十分かも…?


まずはストーリーを紹介します。

50代以上の読者が、まずこのドラマを視聴しないかも、の私の思い込みによりネタバレ入ります(ご了承くださいっm)

『ハロー ストレンジャー』は最近の若者underコロナ禍をうまく映像に残した形のドラマ進行です。


大学イチの人気者でスーパースターXavier(発音はセービャー)、

そして、

クラス1の成績をおさめる恋愛経験ゼロのMico(ミコ)が主人公。


全く世界の違う2人が出会うきっかけは、Xavierがあるクラス(多分国語)を落第しそうになっていて、先生から同期の学生と組んでプロジェクトをやりなさいと課題をもらったこと。

Xavierはパートナーとして、クラスのトップのMicoと組みたいと申し出るのです。

そこでこの全く知り合いではなかった2人が、定期的にオンラインで話し合う中で関係性が変わっていくという物語です。


このドラマで出てくるコミュニケーションツールは、

・会議システム(動画)

・チャット(テキスト)

・チャット(通話・動画)


となりますが、それぞれ使い道があって、しかもこれらのツールをどう使うか、または使わないかで自分と相手の関係性が理解でき、また表現力が倍増しているのです。。。


まずドラマを元にしました解説図です。

ネット社会.001


リアル社会のみならず、バーチャルにも立派に社会が存在します。

しかも各活動グループの意味合いが、割とはっきりしていますね。

四角いのは学校関係。

丸は恋愛関係。

五角形はグループ活動とか友だち関係。


また、やはり繋がりを保つには、どちらかが「お友達申請」をし相手が承認するという手続きがいります。

これをしない限りは、チャットや写真を見れたりに制限がかかります。

本当の意味でつながりがあるわけではないのですねー。

それがわかる分、曖昧にはできず少し残酷ですね。


では具体的に1つずつ見ていきます。


会議システムの世界

最近はオンラインで一対一、または複数でミーティングを行うのは当たり前になっています。

このドラマだと「グループ活動」でオンラインのクイズナイトをやっていますね。

友人になればどんどんと会う回数を増やすけれど、逆に少し仲間から外れると簡単に脱落できます。


「学校活動」であれば先生との面談、プロジェクト発表などに使っていますね。成績もすぐにアップされるようです。


また、自粛中の「恋愛活動」にももちろん使えます。告白にもいけるし、デートもできるし、あと「喧嘩に別れ話」もできます。


オンライン会議システムは、リアルに慣れてる人にとっては、すごく便利であり、同時に「こんなんでいいの?」でもあります。

リアルだと手間なスケジュール設定もキャンセルも、簡単にできる。

それに、服装やお行儀に気をつけなくてもいいというのは楽です。

上半身、特に胸から上しか見えないので、下がパジャマ着ていても分かりません。

画質が荒いとか部屋の採光の加減で、女子はお化粧もそんなに頑張らなくていい感じです。

自宅だとお茶代もかからず、好きな音楽をかけられるし、好きなものを食べたり飲んだりしながら参加できます。

画面を出さなければ、逆立ちしていようが何していようが相手に見えないし、恥ずかしくないというこの自由自在さはすごいです。


面白い使い方としては、プロジェクト発表でXavierとMicoがお互いの持っているものを相手に渡すという、手品みたいなことをします。

同じボールを持っていて、1人が右手で掴んで腕を伸ばして画面からボールが消えると、相手が左手を伸ばしてあたかも受け取ったようにして、ボールが片方に移るように見えるという、、、小芝居ですが誰かとやってみたい!と思いました。


会議システムのおかげで人はもっと人と気楽に繋がっていける、そう思いました。

そしてもし気が合わないなら、お友達承認を解消することもできるので、お互いそれなりの遠い距離感を保てます。

リアルに比べて、好き嫌いは明白なんですね。

仕事中


②文字でするチャット(おしゃべり)

チャットは頻繁に使いませんか?

複数人と同時にもできるし、簡単で気軽なツールですね。

会議システムの補助的な用途に使えるなと思います。


さっきはありがとう

ごめんね

実は本当をいうと、、、

確認したいんだけど

誤解したかもしれないから、書くね


ありとあらゆる独白を相手に見てもらえるのは便利です。

瞬時に仲を深められるし、仲良くもなりますね。


同時にこのドラマで見た悲しい画面は、、、

テキストを書いては消すという動作です。


相手に言いたいことがあるんだけど、

気まずくて送信できないという。

これは切ないですね。。。


リアルだとごまかしたりするところ、

「消す」「無きものにする」動作に変わるようです。


また、これはひどいなーと思った使い方なんですが、

Xavierが彼女とうまくいかなくなって、

彼女が自分のアカウント名を

「おつきあい終了シングルアゲイン」と変えたことです。


これはキツイ!!!

しかもスピード早すぎる。


投稿も厳しいですね。


あたかもXavierが一方的に悪いみたいな書き方をし、

お友達のコメントが次々とやってきます。

「わかるわ、その気持ち〜」なんてやってる。


Xavierとしては先に投稿を書かれてしまった分、何を書いても言い訳になっちゃう。


しょうがなく呟くぐらいしかできなくなります。


バーチャルでお別れすると倍返しが来るようで、

友人知人にいっぺんに知れ渡ることにもなるし、

気をつけなくてはいけませんね。(恐ろしや)



③映像や通話でするチャット(対話)

実はこのスマホで行う動画・通話のチャット画面は、

かなり狭いんですね。


つまり親密な状況を作れるのです。


なのでこれは特殊な事情のときに使われるみたいです。

おりいってお願いがあります、の相談なんかですね。


ドラマで面白い使い方としては、

XavierがMicoに一緒に映画見てくれないかと持ちかけて、パソコンで同じ映像を見ながら、横顔がこのチャットの動画で映るようにセットするところ。

映画を進ませながらも、横顔で相手の表情やリアクションとかを見れるし、感想を言い合えます。

一緒にいる感じを100%ではないにしろ、親密さを醸し出せるのはいいですね。


ただ映像や通話はやっぱり相手の時間をそれなりに取りますので、他に気軽に繋がるツールがある分、遠慮する感じでもあります。

「電話なんて、よっぽどのことがない限りかけてくるなよ」の風潮はこういうところから来るのです。


④おまけ:リアルに出会うということ

さて、ドラマでは2回XavierとMicoがリアルに出会う場があります。

1回目はノリで会おうぜ!となる。

2回目はラストシーンになりますが、ロマンチックな時間です。


特筆するのは関係性構築の順序。

先に自己紹介・投稿・プロフ写真などで相手は私のことを吟味している。

そして会議システムで人となりをもっと理解する。

最後にやっぱり会って話そうよ!となる。

バーチャルで十分に仲良くなっていると普通に会いたくなるもんなんです。


じゃーもう十分分かり合えてるから、リアルだとつまんなくない?と思われがちですが、リアルでわかることはたくさんあります。


例えば身長差。

ガタイの大きさ・小ささ。

歩き方や手振り身振り。


こういう情報はバーチャルだと断片的なので、本当に「完璧」に理解するのがホンモノに出会った時です。

しかも好きになっていたらハグしたりする。

相手の体温を感じたり、心臓の音、息づかいも聴けますよね。

これはもう4Dですよ、リアル最強ではないですかね?


なのでこのドラマも2人が再会して終わります。

ホンモノの関係性を育む予感、予兆を見せてくれるんですねー。


結論:バーチャルで関係性構築した後、リアルに突入するのが王道

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まとめますと、50代以上でまだスマホやPC持っていない、使っていないなんて人(いないと思うけど)はぜひ始めましょう。

なぜかっていうと「仲間」が作りやすいからです。

それはもう前時代とは比べ物にならないぐらい、仲間が増えます。

この時の仲間とは自分の性格や趣味、価値観に合った人ということで、世の中楽しくなりますよ。


同時にこれは影になる部分ですが、自分と合わない人と極力接しないこともできるため、世界が狭くなる可能性もあります。

今回XaveriとMicoは学校のプロジェクトをやらざるをえないため、こうやって出会えました。

もし出会わなかったら、Xavierは彼のことをダメ男扱いする元カノと一緒にいるしかなかったでしょうし、Micoは優等生の枠からはみ出せず恋愛もできないままだったでしょう。

それぐらい同質の人たちと付き合うことは、成長をストップさせたりチャンスを逃したりするリスクもあるんですね。

なので異業種とか異種と思われるイベントごとに参加するのは、怖いけど大切かもしれません。

いつだって仲間のもとに戻れるホームづくりをバーチャルで出来ているので、リアルな世界は逆にチャレンジングな環境に身を置く、という選択肢もありでしょうね!


これからはリアルに価値がつく

最近BLドラマにハマって好きな俳優とか出来ますと、より一層この「リアルに価値がつく」に気づきます。

オンラインでイベントがあってチケットが3000円くらいだとすると、会場に出向いて本物の俳優と握手するなら15000円になるわけです。


そういう意味でもリアルを「取っておく」のは得策かもしれません。

昔と比べて、遠くに離れてる彼と会えなくて寂しい思いをするとか、行き違いがあって待ち合わせ場所で会えなかったとかありません。

もうスマホ1つあれば解決しちゃうんですよね。

もっと時間短縮できて、複数人と瞬時に出会い別れるという時代になったのですから、どんどん自分をアウトプットして、自分を見せていくのがいいんではと思います。(個人情報の部分は慎重にしつつも)

なので中高年の皆様、

バーチャル→知り合う→リアル→育む

このプロセスをぜひ楽しんでいきましょう。


ではまた!

リンダ@最近リアクション系動画にハマってます




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