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JBLの新商品「Quantum DUO」の使用レビュー

先日(11/27)発売となったJBL Quantumシリーズ初となるゲーミングスピーカーを購入しましたので、使用感をご報告します。

概要

このスピーカーはライティング機能(光)を搭載したマルチスピーカーです。
USB、Bluetooth、3.5mmステレオミニプラグでの接続が可能です。
*BluetoothコーデックとしてはSBCのみの対応となります。
SBC形式は操作に遅延があるので音楽などを流す際、冒頭が欠ける場合があります。

PCスピーカーとしては、同じJBLさんのPebblesというタイヤのような形をしたスピーカーを長い期間使用しておりました。
このPebbles、安価な価格とは思えない、例えとして解像度の高い、上質なサウンドが魅力的でした。

今回は、一般向けとは違い、名前にゲーミングと謳われています。
音の定位性を意識したサラウンド技術の優れたチューニングとのことで聞いてみました。

音質について

音質に関してはより大きな背面のバスにより低音が強くなった分、
ややこもった音になったPebblesといった感じで、
サラウンドモードで立体感のある音は出ますが音質としてはPebblesと変化を感じられないかもしれません。もちろん、Pebbles同様、一般の方が高音質と感じるチューニングとなっています。

使用に関して注意点

また、このモデルではAC電源による独立起動となったのでパソコンの動作に連動しません。
パソコンの電源をオンオフしてもスピーカーは起動したままといった感じです。
スピーカーの動作は接続している機器の音の出力に反応します。

逆に言えば、無音声状態で約20分が経過するとスリープモードとなり、ライティングが消えます。
このスリープモード中に音を出力すると、立ち上がり待機として音の冒頭5秒ほどが出力できません。

その為、パソコンへ接続して使用する中でメールなどの通知音を聞きたくてもスリープモードになっていると鳴りません。
そうなると常に20分以内に音を出力する必要性を求められるのでパソコン連動という意味では使いづらいでしょうね。

ゲーミング用途について

そして、謳い文句の「ゲーミング専用にチューニングしたサラウンド技術」について。
こちらは残念ながら2chスピーカーの為に技術で5.1ch風にはしていますがあくまでスピーカーといった感じです。
FPSなどで足音を聞こうと気を配っている方はスピーカーではプレイしませんよね、そういうことです。

とはいえ、ライティング機能や仮想5.1ch出力によって音を視覚的に、聴覚的にいじる楽しみは大いにあるのかなと思います。
ライティング機能は単色やグラデーション、音への連動で小刻みに点滅しますので賑やかしになります。
なんでしたらライトバーの代わりにもなりますので、スピーカーにライトバーと1台2役な使い方もできます。

なお、同時に出力可能な媒体は1つなのでBluetoothで接続中、USBで接続していたパソコンで音が出ればBluetoothは強制切断されます。
これはUSB接続しながらBluetoothや3.5mmステレオミニプラグで接続していると起こりがちなので注意が必要です。

まとめ

まとめとして、価格(実売16,000円)はスピーカーの相場からすると決して安いと言えませんが、
JBLさんの得意とする一般的な方にとって高音質と感じるチューニングを継承しつつ、ゲーミングという遊び心を加えたマルチスピーカーです。
ライティングを加えたい、サラウンドを味わいたい、けれど大きなスピーカーはちょっと…といった方にお勧めできます。

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筆者はデスク周りをライティング機能で揃えていますのでマッチして良い感じでした。画像内でピンクに光っているのがQuantum DUOです。

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