大江戸線で天使に遭遇

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【配達中の出来事】

神田小川町から勝どきへ

都営新宿線で森下
大江戸線に乗り換えて勝どきへ配達

座って考えごとをしていたら
なんだか目ヂカラが強い髪の毛がくるくるした男の子が向かいのシートに座っている

リュックにくくってあるPASMOを見たら
板橋の文字
三田線乗ってきたんだなと察知

隣のマダムは携帯電話を見ていて、お母さんなのかなあと思ったらおひとりで月島で下車

うっすらと瞳が不安そうだったので
勝どき駅到着目前で天使に声をかけてみたら
牛込神楽坂に行きたいとどうやらおうちが神楽坂みたい

携帯電話がないというので
ひとまず反対乗ってるからあっちのホームまで一緒に行こうと言って説明してたら

「僕のリュック見て！フランスの学校行ってるのー」ってことでああだから神楽坂かと
お母さんが書いてくれたというメモを見せてくれた
とってもきれいな文字で、うっとり。

板橋→春日→牛込神楽坂というルート
結構な旅です

そして漢字が読めないって天使が言うので
12個目だよ！アルファベット読めるかい？
と訊いたら頷いたので
じゃ！っと言って見送り、勝どきの駅員さんに事情を話して、牛込神楽坂で少年をチェックしてとお願いした

今思えばもしお母さんの番号知ってたら電話すれば良かったなと後悔しきり

天使くんは「バイバイ！」って言ってくれてひとまず安心を取り戻してたみたいだったので
「グッドラックー！」って言ってあとにしました

なんていうか幸運な気分でした
きれいな瞳に出会えたこと