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(実家の珍事件)熱湯バケツリレー

一日の疲れをいやすお風呂タイム。

お気に入りの入浴剤を入れ、ゆったり湯船に浸かる至福の時・・・。

さて、そんなお風呂にまつわる、うちの実家での珍事件をお話します。

幼少期、うちは太陽風呂を使用していました。(小さいソーラーパネルのようなものを屋根に設置。太陽熱を使ってお湯を沸かすシステム)

真夏や天気の良い日は、カンカンに沸いたお湯が出るし、曇りや雨が続いたら蛇口から水が出ることもしばしば。

父親が超ドケチだったため、『ガスを使ってお湯を沸かすのが勿体ない‼』という信条のもと、曇りや雨が続くといつもぬるめのお湯に入っていました💦

そして、1つめの【事件】が起こりました。

大学入学した18歳の頃に、太陽風呂がついに壊れたのです‼

お風呂の給湯器を買おうか?と母が父に相談したところ、父の一言

『そんなん勿体ない!』『台所の湯沸かし器で熱湯を汲んで、風呂に入れたら(給湯器を)買わんですむ!』と。

その日以来、お風呂の時間になると台所の給湯器でバケツに熱湯を汲み、お風呂に入れに行く。を毎晩10往復ぐらいする生活がスタートしました。

もちろん、これは父は言うだけでやったことがなく(自分はする気がない)

私と母が協力して熱湯を汲んでバケツリレー式にお風呂場へ運んでいました。

その方式で6年ぐらい経ったある日(私が23歳ぐらい)

ついに、2度目の【事件】が起きてしまったのです!

その日、私は飲み会から夜24時ぐらいに帰ってきて、かなり酔っぱらってました。

両親はすでに就寝。お風呂のお湯もすっかり冷めており、さて、お湯汲むか。と、いつもどおり熱湯をバケツにいれ、お風呂に運んでいました。

6杯目をお風呂の中に運び入れ、湯船に流し入れようと持ち上げた瞬間。

『バキッ』

バケツの取っ手が壊れ、熱湯が足にサバっとかかりました。

『熱~~~~っ!!!』

熱湯はもろに両足にかかり、足首から下は大やけど。

救急車を呼び、両足首を氷が入ったバケツに浸けた状態で病院に運ばれました。全治一か月、しばらく松葉づえ生活を送りましたが、幸い跡も残らず回復しました。

職場復帰したとき、上司からやけどの原因を聞かれ、まさか家で熱湯バケツリレーをしているとは言えず、苦し紛れに『酔っぱらっていて、ぐらぐらに沸いたお風呂に両足で一気に飛び込んでしまったんです!』と話すと大笑いされました💦

この事件以降、さすがに父も少しは反省したのか、6年も続いた熱湯バケツリレーはようやく廃止。レンタルの給湯器を設置することになりました。

今になって思うと、本当に危険で変な習慣だったと思います・・苦笑




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