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ホテル・ルワンダ

1994年アフリカ・ルワンダ
100日間に100万人もの大量虐殺。

これは長年続いていた民族間の争いが発展し、フツ族の民兵グループがツチ族を襲撃したことにより起こった実話。
ルワンダの高級ホテル「ミル・コリン」で働く支配人であるポール・ルセサバギナは長年続く争いに心痛めていた。
なぜならポールはフツ族であると同時に、愛する妻はツチ族だったから…
いつしか彼の勤める「ミル・コリン」には1200名以上のツチ族の人々が助けを求め集まり、彼は愛する家族を守るため立ち上がります。


この映画は、海外でも大変な話題を呼び、日本においても2005年に若者により『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会が発足され、署名活動により2006年に公開された経緯があったそうです。

私は恥ずかしながら、日本公開までにそんな多くの皆さんの熱意があったことは全く知りませんでした。
でも映画の最初から釘付けとなり、エンディングまでTVの前から離れる事が出来ないほどの衝撃を受けました。
道端には数え切れないほどの虐殺された死体の山。
ラジオから自分の家族や仲間が今にも殺されようとしている状況が流れ…
映画の中で、大量虐殺のスクープを撮ったカメラマンにポールが「これで世界中の人々が助けてくれる!」と言った際、
カメラマンがつぶやいた言葉が心にのしかかりました。
本当に怖いね!だけでは済まされない真実。


エンディングで流れる MILLION VOICES という曲が心に響きます。

2007.09.12投稿

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