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FAUCHONのアールグレイ

 今回はフォションのアールグレイの紹介をしてみたい。

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 初回、そして前回もそうだが、今回で3回目だというのに、またアールグレイをチョイスしてしまった。クイーンアンとか、マルコポーロとか、他にも銘柄はあるというのに。そもそもニルギリやアッサムぐらいは紹介しろと思いつつも、基本的に私はフレーバーティーが好きで、アールグレイは特に好きなので仕方がない。何せ家にある14種類のうち、7種類がアールグレイなので、基本的に偏ってしまうのだ。

 その偏ったチョイスで選ばれたアールグレイの一つである、このフォションのアールグレイを紹介したかった。

 これはフランスのメーカーで、歴史も古い部類に入るメーカーだ。正直このメーカーはフレーバーティーの中でも果物系の方が美味い印象だ。アップルティーやピーチティーは本当に香りがしっかり出るのでオススメだ。

 しかし、アールグレイも負けてはいない。過去2回紹介してきた紅茶の中でも、一般的に言われるアールグレイらしいアールグレイは、このフォションだと思っている。

 アールグレイとは、ベルガモットの香りをつけたフレーバーティーであり、ベルガモットの香りは当然メーカーによって強さが変わる。

 初回に紹介したアールグレイは、竜眼という果実を使って、モデルとなったアールグレイをルピシアなりに再現したもの。そして前回紹介したアールグレイはフレーバーよりも、茶葉自体の味に特化されたものだ。

 今回紹介するものは、どちらかといえば、フレーバー重視の紅茶である。とはいいつつも、香りは強い部類ではないので、調理に使うにも向いている。

 私はカレーをスパイスから作るのだが、実は煮込む時に水ではなく紅茶で煮る。その時に紅茶を使用するのだが、その紅茶に隠し味としてこのアールグレイを使用している。

 香りが控えめな分、アイスティーにした時の香りはどうしても落ちてしまいがちだ。基本的にフレーバーティーはアイスにしてしまうと、どうしても香りが控えめになってしまうので、香りをしっかり楽しみたい方は、アイスティーにして飲むのはオススメしない。が、味にはしっかり香りが乗るので、正直好みと言ってしまえばそれまでだが、ボケてしまうクオリティーではないので、味はアイスでも信用していい。

 しかし、抽出時間はメーカーでは4~5分を推奨されているが、3分ぐらいで十分だと思われる。また、ティースプーンだが、私は山盛り一杯で淹れている。

 茶葉を減らして蒸らす時間を増やすより、山盛り一杯で短時間抽出の方が、この紅茶では好きな味に仕上がる印象だ。山盛りにしてから減らすことは原則しない。

 ちなみに日ごろ、私はこの紅茶も基本的にはアイスティーで嗜むのだが、先ほども書いた通り、香りがどうしてもアイスでは弱くなってしまうのがフレーバーティーの宿命ではあるのだが、茶葉の香り、茶葉自体の味。渋みの量を考慮すると、渋みが少ないタイプの部類という事もあり、ホットで飲む方が美味いと思う。

 また、ミルクティーにしたり、砂糖を入れなくても美味しく飲めるだろう。というより、ミルクティーのベースにするのであれば、前回紹介したプリミアスティーのアールグレイの方が美味しく楽しめると思う。

 アイスティーは失敗しないが、ホットでもアイスでも、ストレートで飲む方が向いているだろう。という個人的意見。

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