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上級国民ごっこの代償

 先日私は友人と上級国民ごっこの集大成として、ハイグローブのアールグレイを初めとしたお茶会を行った。他にも家にはルピシア、マリアージュフレール、フォートナム&メイソン、ウィッタード、そしてハイグローブの紅茶をストックしている。

 この時点でラインナップとしてはかなりの種類になるのだが、それぞれのメーカーのアールグレイを置いている。

 上級国民ごっこを行っていた時もアールグレイを飲んでおり、この数年で特に茶葉を色々試しては飲んできた。

 その影響なのか、それぞれの茶葉のホット、アイスティーの美味しい淹れかたが分かるようになった。初めて飲む紅茶もアイスティーを作るのだが、3回ほど飲めば何分で抽出するのがいいのか、茶葉をどれぐらい淹れればいいのか、お湯の量をどれぐらいにしたらいいのかが分かるようになった。案外3分とか5分とかいうのは、茶葉によって変わるので、表記された時間は鵜呑みにせず、色々試すのが一番いい。

 そんな事を続けているからか、今日ドトールで飲んだ紅茶が酷く渋く感じてしまった。

 お店の名前を出してしまったのは申し訳ないものの、今まで特にきにしていなかったお茶の渋みがキツく感じるようになった。

 渋みが強いという意味ではフォートナム&メイソンのクイーンアンが渋めの紅茶ではあるものの、その渋さとは違うクドさというか、ただ渋さが強すぎて美味しく感じられなかったのだ。

 気がつけば舌が肥えてしまったのかもしれない。もう私はちゃんと茶葉から抽出した紅茶しか飲めない体になりつつあるのかもしれない。午後の紅茶が今はまだ無糖の中でもしっかり飲めるものの、それもいつかは嫌いになってしまうのだろうか?

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