見出し画像

決意(6)

 前回までの

 このような形で、今まで躊躇していたカフェを作るという計画を、やっと決意する事となる。

 将来的な話をお客様と雑談としてする事もあったが、その中で言われることがある事としては、考えが甘いとか、ここじゃ無理とか、基本的に否定をする意見である。

 否定をするのってすごく簡単なのだ。なぜなら当事者ではないし、出来る可能性よりも、出来ない事を言う方がはっきりした結果が見えやすいからだ。

 では、現在お店を経営している人たちは甘いのだろうか?無理なのだろうか?潰れずにやっている経営者はちゃんと経済を動かしている。

 というより、そもそもその甘いという答えを出した相手に、私が考えている脳内の設計を語った事は一度もない。なぜならこれから出来ないを出来る状況を作り出す為に動くのだから。

 今まで出来ない事は出来ないとはっきりする事の重要性を学んできたものの、勝負に出るその時には絶対勝てるように、絶対失敗しないように準備をして挑んできた。というか、それが仕事をする上での基本だと思うのだが、なぜ開業するその時だけ、テンションで動くことを前提に物事を言うのだろうか?

 重いものであればあるほど、普通は準備を徹底すると思うのだが、それが甘い考えなのだろうか?

 どういう客層を狙えるとか、どうやって利益を作って収益がどれぐらいになるのか、それを達成するにはどういう事をやっていくべきなのかをしっかり考えて対策を練る事が、なぜ甘いのだろうか?

 と、もう語る事のない相手の事を言っても仕方がないのだが、まだ現実は5割ぐらいしか構想は練れていないので、借りる予定のテナントと、その近辺の状況を再度精査して、退職を決めた日までに結論を出そうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?