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【らいむ回顧】ラップでレースを振り返る!【京都新聞杯】

こんばんは!碧馬らいむです🍀🐴

今回は京都新聞杯の回顧です!🐎
今後の活躍も楽しみな子が…!?一緒にレースを振り返っていきましょう!

※この回顧にはボク自身の主観も含まれています。ボクの考えが全て合っているとは思いませんし、見る人によっては違う見解になると思います。ラップとレース映像を照らし合わせてボク自身が感じたことを書き記していますので少しでも振り返りの参考になれば嬉しいです。

(NHKマイルCについてはボクのなかで不確定要素の推測が多いと感じたためTwitterのサブ垢(@aobalime1221)にて呟きます🙏🏻)


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🍀京都新聞杯🍀

【中京芝2200mコース図】

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【コースの特徴】
中京芝2200mは4コーナー出口付近からのスタートで、スタート後・ゴール前と2回急坂を上るタフなコースです。
スタート後は急坂、その後も上り坂が続くため1コーナーに入ってからはペースが落ち着きスローになりやすいコースですが、最初のコーナーまでの距離が長く先行争いが激しくなり序盤のペースは速くなることが多く、差しが届きやすいコースです。
また、最初のコーナーまでの距離が長い影響もあり外枠の子が不利になりにくいのも特徴です。

向正面半ば残り1000m付近からは下り坂となるため徐々に加速するラップになりやすいものの、最後の直線も長いため道中でペースは上がりきらず直線に入ってからスパートする必要があります。そのため直線に向いて急坂で加速する瞬発力パワー、長く脚を使う持続力バランス良く求められる舞台です。


【レースラップ】
12.5-10.9-10.6-12.1-12.1-12.1-11.8-11.8-11.8-11.7-12.1
前半3F34.0-後半3F35.6(前傾1.6秒)
前半4F46.1-後半4F47.4(前傾1.3秒)
勝ちタイム2.09.5-ハイペース

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※平均ラップは過去5年のもの

中京芝は開幕週で速い時計が出るコンディション。その影響で内を通った子や人気薄の逃げ馬が何度も馬券に絡んでおり内前有利が顕著な馬場状態でした。

今回のレースラップを見てみると、前半が速い流れとなり中盤の本来緩みやすい区間でも大きくペースが緩まず、後半も早い段階で11秒台に突入する締まった厳しい流れとなり先行馬には苦しい展開でした。

〜厳しい展開になってしまった子〜
逃げ先行馬
外を回した馬

〜展開の恩恵を受けた子〜
差し追込馬
内をロスなく立ち回った馬

これらを踏まえた上でレースを詳しく見ていきましょう。



【レース展開】

スタートでショウナンアデイブとボルドグフーシュが接触し2頭が後方から。
内のメイショウラナキラがハナを主張しますが、外からミスターホワイト、ブラックブロッサムが競りかけて1コーナーへと入っていきます。ここがハイペースとなった要因でした。

この日の中京は内前有利が顕著な馬場。ここまで人気薄の逃げ馬が連続で馬券内に好走しており騎手としても前目のポジションを確保したい、外を回されたくないという騎手意識が強くなっていたと感じます。更にこのレースはダービーへの出走がかかったレース、勝ちへの拘りからも前がかりなペースになったのではないでしょうか。

逃げ争いを制したメイショウラナキラが先頭で向正面へ、しかしこの時点でのラップが12.5-10.9-10.6-12.1-12.1。馬場状態が速いとはいえ中距離で前半に10秒台を刻む厳しい流れとなっています。
更にその後も大きくペースは緩まずレースは後半へ、ここでレースが動きます。3,4コーナーで後方にいたヴェローナシチーが外から進出を開始、早めに勝負を仕掛けてきました。

そのヴェローナシチーが4角出口でメイショウラナキラを捉え先頭に立ったところで最後の直線へ、馬群は内外大きく広がりますが、ここでアスクワイルドモアが外に斜行しストップザタイムとリアドの進路が狭くなる不利がありました。
先頭に立ったヴェローナシチーを追い、内からブラックブロッサムが食い下がり後ろからはリカンカブール、アスクワイルドモア、大外からはボルドグフーシュが末脚を伸ばします。
粘るヴェローナシチーを残り100mほどでアスクワイルドモアが捉え、最後は半馬身差突き抜けてゴール。札幌2歳Sで2着、きさらぎ賞で4着と惜敗が続いていましたが、ここで重賞初勝利を飾りました。




【各馬の短評&次走以降注目馬】

1着:アスクワイルドモア

道中は内の後方で待機、4角もギリギリまで内を立ち回り直線だけ外に出す馬場を読み切った鞍上の好騎乗でした(ただし4コーナー出口で外に斜行してしまい、ストップザタイムとリアドの進路が狭くなった。鞍上の岩田望来騎手は2日間の騎乗停止)。
今回は上手く展開を味方につけた印象で、札幌2歳Sやきさらぎ賞のパフォーマンスを見ても本番で上位争いするには何らかの恩恵が欲しい印象です。



2着:ヴェローナシチー

道中は後方から、そのため前半の負荷は少なく展開に恵まれたように見えますが、道中早めに動き3,4コーナーでは内から4頭目を追走しています。内有利馬場且つ早めにペースが上がる展開のなかコーナーで外から押し上げるのは負荷は大きく、この2着は能力がないとできない走りで高く評価したい内容です。
テンのダッシュが速くないため毎回後方からの競馬になってしまうところが勝ちきれない部分に繋がっていますが、過去のレースはいずれも内容が濃く今後またどこかで重賞を勝てるチャンスがやってくると思いますし、菊花賞でも面白い存在になる可能性を秘めているのではないでしょうか。上位好走馬ですが、次走以降注目馬として名前を挙げたいです。



3着:ボルドグフーシュ

元々スタートは苦手な子ですが、ショウナンアデイブと接触があり後方からのレース。結果的に展開は向いたものの、4コーナーでは大外を回しておりそこでしっかり脚を使えたのは評価したいポイントです。
ここまでは出遅れを能力の高さでカバーしているような内容で、スタートが改善されれば今後も重賞で楽しみになる一頭です。


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5着:ブラックブロッサム

スタート後に外から先行しハイペースを演出、苦しい展開となってしまいました。内差し有利な展開のなか外先行と二重苦になってしまったレースで、そのなかで5着に粘ったのは評価したい内容です。
前走は重馬場で特殊な環境でしたが、時計の速い馬場でもこれだけの走りが出来たことも評価したいです。



7着:リアド

道中は後方からでしたが、4コーナーで斜行による不利を受けてしまいました。
前走の毎日杯でも次走以降注目馬に挙げましたが、広いコース×良馬場で見直したいです。



🍀京都新聞杯の次走以降注目馬ヴェローナシチーブラックブロッサムリアド

(他、メイショウラナキラ、ミスターホワイトは展開面の不利。ポッドボレットは道中から外を回す不利。ポッドボレットは大きく離されてしまったため他にも要因がありそうですが、本来の力を発揮できておらず度外視可能な一戦と捉えていいのではないでしょうか。)




以上、京都新聞杯の回顧でした!
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最後まで読んでくださりありがとうございました✨









(うどん美味しいしコスパ良くて好き)



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