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コースを学ぼう!-part50-【京都芝1400m】

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴


ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨

さて、今回はGIIスワンSが行われる舞台でもある京都芝1400mについてまとめました✍🏻
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです…!





🟢コースの概要🟢

コースの全体像

京都芝1400mコース図

京都芝1400mは直線の長い外回りコースを使用します。
向正面半ばからスタートするワンターンのコースて、秋にはGIIスワンSやGIIIファンタジーSが行われます。



🔴押さえておきたいポイント🔴

短距離戦にしてはペースが速くなりにくいコース!
京都芝1400mはスタート後に上り坂があるため前半のペースが上がりにくく、他場の1400m戦と比べるとスローペースになりやすいコースです。詳細は平均ラップで後述しますが、後半で速いラップを刻む流れになり最後の直線も長いため、直線でのトップスピードも問われるコースです。


3コーナーから下り坂、直線は平坦!
京都競馬場は内回りも外回りも3コーナーから下り坂となっており、直線も平坦なコースです。
後半に上り坂がないため、急坂を苦手としている子下り坂での加速を得意としている子が走りやすいコースです。
また、前述したスローペースになりやすいことも相まってレース後半の末脚勝負になりやすく、速い上がりも求められます。そのため短距離コースの中では末脚も大切となるコースです。




📊データ編📊

ここからはデータを基に更に深掘りし考察していきます。
データは2016年1月〜2023年10月22日(日)の期間に行われた京都芝1400mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝40倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると考えているためです。)


🐴枠順別成績🐴


14頭立て以上

好走ゾーンは内〜中枠に偏っており、多頭数ではより内枠有利・外枠不利に傾いていることがわかります。
頭数が多い時の外枠は外を回される不利を受けやすく、下り坂で加速していく3〜4コーナーで負荷の大きい競馬を強いられやすいため注意が必要です。

ただし、京都競馬場は湿地帯にあり路盤が柔らかく中央開催の4場(東京・中山・阪神・京都)のなかでは馬場が傷みやすいといった特徴を持っており、その影響もあってか最内の1枠は成績が下降する傾向が見られます。
これは2023年に終了した改修工事で傾向が変わる可能性もありますが、開催が進み内が荒れてくると外枠が好走しやすくなる点には注意が必要です。



🐴脚質別成績🐴


14頭立て以上

頭数に関わらず逃げの成績が高く、前有利なコースであることがわかります。
しかし差し馬の好走率が低いわけではなく、京都芝1400mは直線の長い外回りコースを使用する影響もあり、差しも届きやすい傾向が見られます。
ただスタート後はすぐ上り坂となるため前半のペースが上がりにくく、3コーナーから下り坂〜直線は平坦となるためスピードに乗った逃げ馬が止まりにくいため、基本は前に行ける子が有利なコースです。



🐴種牡馬別成績🐴

勝利数1位はディープインパクト。様々なコースで勝利数1位を記録している日本を代表する種牡馬ですが、このコースでも高い好走率となっていますが、回収率は平凡的となっています。

注目は2位以下の種牡馬達。2位のダイワメジャー、3位のロードカナロアは短距離向きの産駒も多く出ていますが、4位にはキングカメハメハ、5位にマンハッタンカフェ、6位のブラックタイド、7位にキズナ中距離向きの産駒が多い種牡馬が多く並んでおり、日本で主流となっているサンデーサイレンス系・キングカメハメハ系の種牡馬が活躍しています。
このコースはスローペースになりやすく末脚も問われる点から、短距離向きの種牡馬よりもマイル〜中距離向きの産駒が多い種牡馬の活躍が目立つ傾向が見られます。

特に4位のキングカメハメハは好走率が高く、高い回収率を記録しています。重賞では京都牝馬Sでレッツゴードンキが1人気1着、OPクラスでは橘Sでジュンライトボルトが4人気2着、安土城Sではリバティハイツが6人気2着と好走しています。
また、後継種牡馬のドゥラメンテは出走機会が少なくランキングには載っていませんが、複勝率57.1%、単勝回収率170・複勝回収率90とこちらも高い好走率と回収率を記録しており、今後の活躍に注目です。

6位のブラックタイドは複勝率61.5%と高い好走率を記録しており、産駒のディープダイバーは1人気2着、6人気2着、2人気1着とこのコースで3度好走。同じく産駒のマドモアゼルは4人気1着、3人気1着と2勝。フェルトベルクは9人気3着、5人気3着とリピーターが多いのも特徴です。

8位のキズナも要注目の種牡馬。
好走率は抜けて高いわけではないものの、人気薄での好走馬が多く頻繁に穴をあけています。産駒は様々なカテゴリーで活躍していますが、牡馬は短距離向きのスピードに欠けるタイプも多く、1200mを使って敗れて人気を落とし距離延長で巻き返してくるタイプには要注目です。

10位のメイショウボーラーはダートでも活躍している種牡馬。
産駒は重い馬場での好走が目立っています。

良馬場
【0-1-2-10/13】
勝率0.0% 連対率7.7% 複勝率23.1%
単勝回収率0 複勝回収率73

稍重〜不良
【3-0-1-1/5】
勝率60.0% 連対率60.0% 複勝率80.0%
単勝回収率1038 複勝回収率344

好走率に大きな差が出ており、重い馬場では特に注目しておきたい種牡馬です。


🍀注目種牡馬キングカメハメハドゥラメンテブラックタイドキズナメイショウボーラー



🐴平均ラップ🐴

参考として古馬1勝クラスファンタジーSスワンS京都芝1400mの全レースの平均ラップをグラフにしました。

スタート後の先行争いでペースが速くなった後は上り坂の影響もありペースが緩んでおり、一定のラップを刻み続ける流れになっていることがわかります。
短距離戦にしてはハイペースになりにくいコースであり、最後の直線も長いことから末脚も問われるのがこのコースの特徴です。
しかし3〜4コーナーは下り坂、直線は平坦と特に逃げ馬が止まりにくいコース形態をしているため、末脚が問われる=差し決着になりやすい、というわけではない点に注意が必要です。

阪神芝1400mや中京芝1400mはハイペースになりやすく直線には急坂もあるため、速い流れを追走したうえで最後までバテずに走り切る持続力が強く求められますが、このコースは短距離戦特有の速い流れに耐える力が求められにくいため、同じ関西圏の芝1400m戦とは異なる適性が求められます。
1400mでは東京が近い適性のレースとなるため、1400mでの実績を重視して考える際は注意が必要なポイントです。



🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2023年10月14日(日)
京都9R 3歳上2勝クラス
ワンダーカタリナ 6人気2着(単勝15.3倍,複勝3.6倍)

このレースは逃げ争いが激化しハイペースとなったレース。
ワンダーカタリナはキズナ産駒の牡馬で、前走は1200mで差しが決まらず12着と敗れていました。しかし2走前は1400mで2着に好走しており、距離延長で追走が楽になったことで巻き返しました。

-買い要素-
・キズナ産駒の牡馬の距離延長
・1400m実績あり
・内枠


穴をあけた例②
2023年5月28日(日)
京都10R 安土城S
ビューティフルデイ 7人気3着(単勝15.0倍,複勝3.3倍)

このレースは高速馬場のスローペースで速い上がりが求められたレース。
ビューティフルデイは2走続けて馬券外に敗れていましたが、前走は中山芝1200m、2走前は新潟芝1400mでどちらもハイペースになったレースでした。
3走前は末脚が求められる東京芝1400mで1着と好走しており、末脚が問われるコース替わりで巻き返しました。

-買い要素-
・東京芝1400m実績あり
・内枠



〜まとめ〜

○基本は内枠有利・外枠不利!開催が進んで内が傷んできた時は内枠の優位性が薄れる点に注意!

○前が止まりにくく逃げ馬が有利!ただし直線は長いため、差し馬の好走率も高いコース!

○注目種牡馬はキングカメハメハドゥラメンテブラックタイドキズナメイショウボーラー

○スローペースになりやすく、最後の直線も長いため短距離戦にしては末脚が問われるコース!

○他の1400m戦とは異なる適性が求められる点に注意!





🍀京都牝馬Sのポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
一気に加速する瞬発力
直線でのトップスピード
外枠有利
やや差し追込有利
同距離・距離短縮有利

京都芝1400mは直線の長い外回りコースを使用します。
このコースはスタート後に上り坂があるため前半のペースが上がりにくく、他場の1400m戦と比べるとスローペースになりやすいコースで、最後の直線も長いことから直線でのトップスピードも問われるコースです。
また、3コーナーから下り坂〜直線は平坦となるためスピードに乗った逃げ先行馬も止まりにくく、基本は逃げ先行有利&内枠有利なコースです。ただし、スタートから最初のコーナーまで距離はあるため、馬場が荒れてくると外枠有利に傾きやすくなる点には注意が必要です。


最初のポイントは外枠有利です。

1〜4枠
【0-0-2-33/35】
勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率5.7%
単勝回収率0 複勝回収率27

5〜8枠
【5-5-3-34/47】
勝率10.6% 連対率21.3% 複勝率27.7%
単勝回収率109 複勝回収率111

このレースは開催最終週に行われるレースです。そのため馬場が傷んでいることが多く、芝の綺麗な外側を走ることができる外枠が恵まれやすいコースとなっています。
1200mほどではありませんが、短距離戦はアクションを起こせる時間が短いため、枠の有利不利が出やすくなるため当日の馬場コンディションには注意が必要です。


続いてのポイントやや差し追込有利です。

初角5番手以内
【2-2-1-24/29】
勝率6.9% 連対率13.8% 複勝率17.2%
単勝回収率31 複勝回収率86

初角6~9番手
【2-0-3-15/20】
勝率10.0% 連対率10.0% 複勝率25.0%
単勝回収率196 複勝回収率118

初角10番手以下
【1-3-1-28/33】
勝率3.0% 連対率12.1% 複勝率15.2%
単勝回収率9 複勝回収率40

前走初角3~9番手で9着以内
【4-4-4-19-31】
勝率12.9% 連対率25.8% 複勝率38.7%
単勝回収率155 複勝回収率156

このコースはスタート後に上り坂があり、最後の直線も長いため他の短距離コースと比べるとペースが上がりにくく、末脚が求められるといった特徴を持っています。直線は平坦なため基本は逃げ先行有利になりやすいコースですが、開催最終週で馬場が荒れているため、スピードを活かして粘り込みたい逃げ先行タイプの馬は力を発揮しにくく苦戦傾向にあります。
しかし、このレースは基本多頭数で行われるため、極端な追込馬も不利を受けやすく不振傾向。ハイペースになりにくい点も相まって後ろ過ぎる馬は間に合わない展開になりやすく、後ろ過ぎないポジションを確保しつつ末脚を伸ばせる馬が好成績となっています。


最後のポイントは同距離・距離短縮有利です。

距離延長
【0-1-0-25/26】
勝率0.0% 連対率3.8% 複勝率3.8%
単勝回収率0 複勝回収率18

同距離
【1-1-3-12/17】
勝率5.9% 連対率11.8% 複勝率29.4%
単勝回収率212 複勝回収率182

距離短縮
【4-3-2-30/39】
勝率10.3% 連対率17.9% 複勝率23.1%
単勝回収率38 複勝回収率67

同距離・距離短縮で前走逃げずに9着以内
【5-4-5-25/39】
勝率12.8% 連対率23.1% 複勝率35.9%
単勝回収率131 複勝回収率147

前述したことと重なりますが、このコースはペースが上がりにくく末脚が求められるといった特徴を持っています。そのため短距離戦で求められる速いスピードを持続させる能力が問われにくく、前走1400m以上のレースを使われていた馬が有利な傾向にあります。
基本的に今の日本競馬は、1400m以上のレースの方が1200m以下の短距離戦よりレベルが高いことが多く、同距離・距離短縮組を重視したいです。




🍀スワンSのポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
直線でのトップスピード
マイル以上での実績馬有利
やや内枠有利
やや差し有利
父or母父サンデーサイレンス系有利

京都芝1400mは直線の短い外回りコースを使用します。
このコースはスタート後に上り坂があるため前半のペースが上がりにくく、他場の1400m戦と比べるとスローペースになりやすいコースで、最後の直線も長いことから直線でのトップスピードも問われるコースです。
また、3コーナーから下り坂〜直線は平坦となるためスピードに乗った逃げ先行馬も止まりにくく、基本逃げ先行有利&内枠有利なコースです。ただし、スタートから最初のコーナーまで距離はあるため、馬場が荒れてくると外枠有利に傾きやすい点には注意が必要です。

他場の1400mよりスローペースになりやすい=末脚も問われる、という点から短距離的なスピードが問われにくく、このレースはマイル以上の距離で実績を残してきた馬の活躍が目立ちます。

2020年に11人気1着と穴をあけたカツジはニュージーランドTの勝ち馬。他にもデイリー杯2歳S2着、洛陽S3着など好走したレースは全て1600m。2着のステルヴィオはマイルCS勝ち馬で、3着のアドマイヤマーズはマイルGIを3勝。全馬1600mの重賞で勝利経験がありました。

2019年の1着ダイアトニックはマイル重賞で好走実績あり。2着モズアスコット、3着マイスタイルはマイル以上の重賞で勝利実績あり。
2018年の1着ロードクエスト、2着モズアスコット、3着グァンチャーレは全馬マイル以上の重賞で勝利実績あり。
2017年の1着サングレーザーはデイリー杯2歳S3着が当時の最高実績も、その後マイラーズC1着、札幌記念1着などマイル以上の重賞を勝利。12人気2着と穴をあけたヒルノデイバローは重賞実績はなくダートだったものの、1700〜1800mで3勝を挙げていた馬。3着のレッツゴードンキは桜花賞の勝ち馬。

2016年の1着サトノアラジンはマイル以上の重賞で複数回好走した実績あり。2着のサトノルパンはマイルで目立った実績を上げていなかったものの、マイル適性の高い牝系出身で父がディープインパクト(血統面のポイントについては後述します)。3着のエイシンスパルタンはマイル重賞に出走したことがなかったものの、京都芝1400mで2勝を挙げていました。

好走馬は軒並みマイル以上のレースで好走した実績を持っており、末脚も求められるこのコースへの適性を推測する指標となっています。そのためどのカテゴリーで活躍していた馬なのか?は重要なポイントです。


続いてのポイントはやや内枠有利です。
1〜4枠
【2-2-3-29/36】
勝率5.6% 連対率11.1% 複勝率19.4%
単勝回収率413 複勝回収率108

5〜8枠
【3-3-2-37/45】
勝率6.7% 連対率13.3% 複勝率17.8%
単勝回収率27 複勝回収率38

1〜4枠はカツジが11人気1着と穴をあけているため特に単勝回収率は上振れていますが、このコースは基本内枠有利な舞台です。
ただし、このレースはAコース最終週に行われます。馬場の傷みの進行度によっては外枠有利に傾きやすく、2019年は外枠差し勢のワンツー、2018年は外枠差し勢のワンツースリーとなっています。内外で極端な決着になることも多いため、内枠有利と決めつけずレース当日の馬場コンディションにも注意が必要です。


続いてのポイントやや差し有利です。

初角5番手以内
【1-2-3-25/31】
勝率3.2% 連対率9.7% 複勝率19.4%
単勝回収率463 複勝回収率118

初角6番手以下
【4-3-2-41/50】
勝率8.0% 連対率14.0% 複勝率18.0%
単勝回収率35 複勝回収率39

このレースは末脚も重要となるため、速い上がりを使える馬の差しも決まりやすいレースとなっています。
しかし、スローペースになった2020年はカツジが逃げ切って11人気1着と穴をあけているように、本来は前有利なコースであるため、逃げ先行勢が手薄な時は前に行けて且つ速い上がりを使える子に注意が必要です。


最後のポイントは父or母父サンデーサイレンス系有利です。

父or母父サンデーサイレンス系
【5-2-3-43/53】
勝率9.4% 連対率13.2% 複勝率18.9%
単勝回収率304 複勝回収率82

父も母父も非サンデーサイレンス系
【0-3-2-23/28】
勝率0.0% 連対率10.7% 複勝率17.9%
単勝回収率0 複勝回収率45

前述したことの繰り返しとなりますが、このコースは他場の1400mよりスローペースになりやすい=末脚も問われる、という点から短距離的なスピードが問われにくいレースです。中盤で脚を溜めて末脚を発揮することに長けているのがサンデーサイレンス系の血、そしてその後継であるディープインパクト系の血であり、このレースはサンデーサイレンス系の活躍が目立つ傾向が見られます。これはマイル以上の距離で実績を残してきた馬の活躍が目立つことともリンクする傾向です。

なかでも父ディープインパクトは11人気1着と穴をあけたカツジの他に、2017年のサングレーザーが2人気1着、2016年のサトノアラジンが2人気1着、サトノルパンが8人気2着と、京都開催の過去5年で7頭が出走し4頭が馬券に絡んでいます。
これからはディープインパクトの後継種牡馬、そしてディープインパクト同様に高いポテンシャルを秘めたドゥラメンテ産駒にも要注目です。




🍀ファンタジーSのポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
直線でのトップスピード
やや逃げ先行有利
距離短縮有利
能力重視

京都芝1400mは直線の短い外回りコースを使用します。
このコースはスタート後に上り坂があるため前半のペースが上がりにくく、他場の1400m戦と比べるとスローペースになりやすいコースで、最後の直線も長いことから直線でのトップスピードも問われるコースです。
また、3コーナーから下り坂〜直線は平坦となるためスピードに乗った逃げ先行馬も止まりにくく、基本逃げ先行有利&内枠有利なコースです。ただし、スタートから最初のコーナーまで距離はあるため、馬場が荒れてくると外枠有利に傾きやすい点には注意が必要です。


最初のポイントは逃げ先行有利な点です。

初角5番手以内
【2-4-2-20/28】
勝率7.1% 連対率21.4% 複勝率28.6%
単勝回収率90 複勝回収率126

初角6番手以下
【3-1-3-26/33】
勝率9.1% 連対率12.1% 複勝率21.2%
単勝回収率31 複勝回収率34

このコースはスローペースになりやすいため逃げ先行馬が恵まれやすく、ファンタジーSも同様の傾向が見られます。
差して好走している馬は7頭全馬が5人気以内で、6頭が3人気以内の上位人気馬で能力があると評価されている馬でした。

一方先行馬は2019年にレシステンシアが6人気1着。
2018年はジュランビルが6人気3着。
2016年はショーウェイが12人気2着。
2015年はキャンディバローズが5人気1着、メジェルダが6人気2着と人気薄での好走も目立っており、展開に恵まれやすい点に注目です。


続いてのポイントは距離短縮有利です。

距離延長
【1-0-1-14/16】
勝率6.3% 連対率6.3% 複勝率12.5%
単勝回収率47 複勝回収率23

同距離
【1-3-2-21/27】
勝率3.7% 連対率14.8% 複勝率22.2%
単勝回収率50 複勝回収率112

距離短縮
【3-2-2-11/18】
勝率16.7% 連対率27.8% 複勝率38.9%
単勝回収率81 複勝回収率70

距離短縮+中4週以上+前走逃げていない馬
【3-1-2-6/12】
勝率25.0% 連対率33.3% 複勝率50.0%
単勝回収率121 複勝回収率89

京都芝1400mは、短距離コースにしては末脚が問われる点から距離短縮馬が走りやすい点に加えて、1600m以上のレースはレベルが高くなりやすい点が関係しています。
2歳戦の1600m以上のレースはクラシックを意識している有力馬が集まるため、短距離路線で戦ってきた馬よりもマイル以上のレースで戦ってきた馬の方が高い好走率となっています。
距離短縮・同距離ローテよりも距離短縮ローテで臨める子や、前走逃げずにレース経験値を積めている子に注目です。


最後のポイントは能力重視です。
世代限定戦はメンバー同士の力差が出やすいのも特徴の一つ。今後重賞〜GI戦線で活躍する子もいれば、条件戦をなかなか勝ち上がれない子も一緒に走ることとなります。そのため戦ってきた相手やレース内容を精査し、能力を見極めるのも大切な要素です。




以上、京都芝1400mの特徴についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

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(今回でpart50だって)


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