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コースを学ぼう!-part10-【阪神芝2200m】

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴

ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨


さて、今回は今週行われる宝塚記念の舞台でもある阪神芝2200mについてまとめました!
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです🎶


🟢コースの概要🟢

コースの全体像

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阪神芝2200mは内回りコースを使用します。観客席側からのスタートとなり、スタート後すぐ坂を下ったあとに急坂を上って1コーナーへと向かい、一周してゴールとなるするコースです。
夏にはGI宝塚記念が行われる舞台です。



🔴押さえておきたいポイント🔴

スタートは下り坂!急坂を2回上るタフなコース!
阪神芝2200mはスタート後が下り坂となっており、1コーナーまでの距離も長くスタート後のペースが速くなりやすいコースです。そのため直線の短い小回りコースながらも差しが決まりやすいコースとなっています(詳しくは脚質別成績・平均ラップの項目で後述します!)。
また、阪神競馬場はゴール前に1.8mの急坂があり、このコースはスタート後最後の直線と2回急坂を上るパワーが求められるコースです。開幕直後の馬場が綺麗な状態では速い時計が出てパワーよりスピードが問われるものの、雨が降ったり開催後半の荒れた馬場では特にタフな条件になるコースです。


内回りコースを使用!外回りコースとの違いに注目!
阪神芝2200mは直線の短い内回りコースを使用するため、コーナーで減速せずに走れる器用さなど小回り適性が求められるコースです。
外回りコースは残り600m付近から下り坂・長い直線という性質を持つため直線での末脚が求められるコースですが、内回りコースは残り800m付近から下り坂となり、直線も短いためペースアップ地点が早く最後までバテずに走り切る持続力が求められるコースです。
内回りコースと外回りコースは全く違うコースと覚えておきましょう。




📊データ編📊

データは2017年1月〜2022年6月19日(日)の期間に行われた阪神芝2200mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝50倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると感じたためです。)


🐴枠順別成績🐴

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14頭立て以上

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多頭数は開催レース数が少ないため上振れ・下振れの可能性がありますが、好走ゾーンは内枠に偏っており1〜3枠は回収率も優秀な成績となっています。
反対に外枠は内枠と比較すると全体的に成績が下がっており、内枠有利外枠不利なコースと言えそうです。
スタートから1コーナーまで距離があるため外枠の不利は軽減されるように思えますが、阪神は芝コンディションが良好な状態で開催されることが多いため内有利になりやすく、特にコーナーを何回も回るこのコースは外を回される可能性が高い外枠よりもロスなく運べる内枠が有利なのではないでしょうか。

しかし、梅雨時期に行われる6月の開催には要注意。
この時期は梅雨の影響もあり馬場が荒れやすい時期のため、馬場の荒れていない外を通れる外枠の成績が上昇しています。宝塚記念では2020年に7枠に入ったキセキ6人気2着、6枠に入ったモズベッロが12人気3着と好走し、2018年の宝塚記念では7枠に入ったワーザーが10人気2着、2016年の宝塚記念では8枠に入ったマリアライトが8人気1着と人気薄での好走も目立ちます。
基本は内枠有利馬場が荒れた時や梅雨時期の6月開催では外枠が有利になりやすいと覚えておきましょう。




🐴脚質別成績🐴

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14頭立て以上

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頭数に関わらず逃げ先行馬の単勝回収率・複勝回収率は100を下回っており、これは珍しい傾向となります。
競馬は基本前有利ですが、このコースに限っては逃げ先行馬の成績が他のコースと比較すると低めの数字となっており、差し馬が好成績となっています。
特に多頭数ではその傾向が顕著になり、差し馬の好走率・回収率は高い数字となっています。
これはスタート後が下り坂となっており、1コーナーまで距離があるため序盤は速いペースになりやすいのが大きな要因で、特に逃げ切りは難しく差しが決まりやすいコースです。これは阪神芝2000mとは真逆の傾向となるため注意したいポイントです。

〜阪神芝2000m脚質別成績〜

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(逃げ馬の成績に大きな違いがあるのがわかりますね…!)

また、4コーナー通過時の位置取りについても比較してみましょう。

○阪神芝2000m

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○阪神芝2200m

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○阪神芝2000m・14頭立て以上

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○阪神芝2200m・14頭立て以上

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(4コーナーで先頭に立っている馬の成績に大きな差があることがこの表からもわかりますね…!


(阪神芝2000mについてもまとめていますので、こちらも見ていただけると嬉しいです!)




🐴種牡馬別成績🐴

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勝利数1位はディープインパクト、2位はハーツクライ、3位はキングカメハメハとリーディング上位にランクインしている種牡馬が並んでいます。

ディープインパクトは回収率こそ目立っていませんが、母系次第でスピードに寄ったタイプやタフなレースを好むタイプなど様々なタイプの産駒がいるためそれぞれの個性を見極めてあげることが大切です。このコースは差しが決まりやすい舞台ですが、開催時期によってスピードが大切なのか、内を通ることが大切なのか、荒れてタフな馬場をこなすパワーが必要なのかなど求められる要素が変化するため、産駒の個性と合致するかどうかの見極めも大切です。

3位のキングカメハメハもディープインパクト以上の好走率・回収率を残しており、宝塚記念では2018年にミッキーロケットが1着、集計期間外ですが2016年にはドゥラメンテが2着、2015年にはラブリーデイが1着と大舞台での活躍も目立ち相性の良いコースです。

全体的に中〜長距離で活躍している種牡馬が並んでいますが、注目したいのがキズナ
キズナ産駒はダートや重たい馬場でも好走できるようなパワーを持つ子が多いものの、その分速い上がりが求められる直線勝負は苦手としている産駒が多い印象です。そのためパワーや持続力が求められるこのコースは合うのではないでしょうか。
単勝50倍を超えているため集計対象からは除いていますが、2021年のエリザベス女王杯ではアカイイトが10人気1着、ステラリアが7人気2着とGIでも好走しているほか、ハギノピリナがこのコースで2勝を挙げるなどの活躍も見せており、この舞台で注目したい種牡馬です。

他、注目したいのはドゥラメンテ
出走機会が6回とまだ少ないものの、そのうち4回が馬券に絡んでおり残りの2回はどちらも4着と産駒はまだ掲示板を外したことがありません。
父キングカメハメハ同様この舞台への適性を感じるため、今後の活躍に注目しておきたいです。




🐴平均ラップ🐴

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参考として古馬1,2勝クラス、すみれS、宝塚記念、エリザベス女王杯、そして全レースの平均ラップをグラフにしました。

全体的に前半はペースが速くなっており、後半は早めにペースアップしていることがわかります。
繰り返しとなりますが、このコースはスタートしてすぐ下り坂のためスピードがつきやすく前半が速くなりやすいコースです。その影響でスタートから200m〜600m地点が速いペースとなり、中盤でペースが緩み徐々にペースが上がっていくラップになっています。
また、阪神内回りコースは残り800m付近から下り坂となり、直線も短いため早めにペースが上がりやすいのも大きな特徴で、最後までバテずに走り切る持続力が求められます。
しかし、世代限定戦のすみれSは少頭数で行われる事も多いため他のレースよりも中盤が大きく緩むスローペースになりやすく、スピードも問われやすいレースです。




🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2022年2月13日(日)
阪神11R 京都記念
アフリカンゴールド 12人気1着(単勝51.5倍,複勝9.7倍)

このレースはコースのポイントに反して前残り決着となったレース。そのポイントが『開幕週×スローペース』でした。
このレースは確たる逃げ馬がアフリカンゴールドしかおらず楽逃げが叶い、ペースが速くなりやすい前半も無理をせず先頭に立つことができました。更に開幕週の内前有利な馬場も味方につけるとそのまま後続を寄せ付けず逃げ切り勝利。本来逃げ馬にとってはつらい舞台ですが、恵まれる条件が重なっている時はコースのセオリーに反して敢えて狙うのも戦略の一つです。

-買い要素-
・開幕週
・逃げ先行馬が手薄
・人気薄(マークされにくい)



穴をあけた例②
2021年11月14日(日)
阪神11R エリザベス女王杯
アカイイト 10人気1着(単勝64.9倍,複勝11.8倍)
ステラリア 7人気2着(単勝25.1倍,複勝6.5倍)

このレースはコースのポイント通り前半のペースが速くなり差し追込馬が恵まれたレース。
前半の逃げ争いが激化したことで逃げ先行馬にとっては苦しい流れとなり、上がりもかかるタフなレースとなりました。
その結果後方で脚を溜めていた子が上位を独占、勝ち馬のアカイイトは前走速い上がりが求められる東京で敗れタフなこのコースに替わって巻き返し、2着のステラリアは前走差しが決まりにくい阪神芝2000mで不利を受けて敗れていました。また、2頭ともこのコースと相性のいいキズナ産駒でした。

-買い要素-
・上がりがかかる舞台へのコース替わり(アカイイト)
・前有利→差し有利なコース替わり(ステラリア)
・キズナ産駒




〜まとめ〜

○スタート後は下り坂!1コーナーまで距離もあるため前半のペースは速くなりやすいコース!また、急坂を2回上るタフなコースで特に馬場が荒れている時はパワーも必要!

○基本は内枠有利外枠不利!しかし梅雨時期に行われる宝塚記念は外枠の好走が目立ち、馬場が荒れている時は外枠に注目!

○ペースが速くなりやすくタフなコース形態という影響もあり、他のコースと比べると逃げ先行馬が苦戦傾向にあり差し馬が好成績多頭数では傾向がより顕著に!

○ランキング上位ではキングカメハメハがGIでも好走馬が出ており好相性!これからの活躍に期待したいのはキズナドゥラメンテ

○残り800m付近から下り坂となるため、早い段階から徐々に加速していく流れになりやすい!そのため最後までバテずに走り切る持続力が求められるコースで長く脚を使える子に注目!




🐴宝塚記念のポイント🐴

このレースで問われる能力・要素・傾向
最後までバテずに走り切る持続力
コーナーで加速する器用さ
高速馬場適性or荒れ馬場適性(雨馬場適性)
外枠有利・差し有利(馬場と展開の影響大)

阪神芝2200mはスタート後が下り坂となっており、1コーナーまでの距離も長いため前半のペースが速くなりやすいのが特徴です。
また、阪神内回りコースは残り800m付近から下り坂となるため早めにペースが上がりやすく、コーナーで加速する器用さや最後までバテずに走り切る持続力が求められます。
急坂を2回上るタフなコースのため差しも決まりやすく、基本は上がりのかかる展開ハイペースに強い子スタミナやパワーといったタフさに優れている子を狙いたいコースです。

2022年2人気1着のタイトルホルダーは広いコースの日本ダービーで6着に敗れ、小回りコースの皐月賞で2着、阪神開催となったタフな長距離GIの菊花賞でも1着に好走。5人気2着のヒシイグアスも広いコースの天皇賞秋では5着に敗れ、小回りコースの中山記念で勝利、大阪杯も不利がありながら僅差の4着に好走していました。
2021年1人気1着、2020年2人気1着のクロノジェネシスは広いコースの桜花賞・オークスで共に3着に敗れ、秋華賞で1着に巻き返した小回り巧者。重馬場の京都記念を制するなどタフなレースも得意なタイプで、器用さを武器に有馬記念も制しグランプリ3連覇を達成しました。2020年6人気2着のキセキは前年も2着に好走しており、適性は既に証明済みだった子。本馬もタイトルホルダー同様に菊花賞を勝利しており、この時は不良馬場でタフさが問われたレースでした。

反対に広いコースや軽い馬場を得意としている子を見ていくと、2020年はラッキーライラックが3人気6着。本馬は小回りコースこそこなせるものの、阪神JFを制し桜花賞でも2着に好走するなど1600mで好走し、軽い馬場での好走が目立ったタイプ。
2019年はレイデオロが2人気5着。本馬は日本ダービーと天皇賞秋を制しており、広い東京のGIを勝利していました。

小回りコースでの実績や、長距離戦・重馬場などタフなレースで好走してきた子が実力を発揮しやすいレースであり、反対に東京のGIがベストと言えるような広いコース向きの子・軽い馬場向きの子はパフォーマンスを発揮しにくく人気を裏切るケースも見られます。
梅雨時期に行われる影響もあり、能力だけでなく適性面が結果に反映されやすいレースのため、この舞台が向いているのかどうかも考える必要があるレースです。ただし、後述する近年の傾向には要注意です。


もう一つのポイントは、高速馬場適性か荒れ馬場適性(雨馬場適性)が問われる点です。
これは近年変化が見られる傾向でもあり、天候の影響も強く受ける部分となります。
このレースは京都競馬場改修工事の影響もあり、2021〜2022年は開幕2週目に行われていました。
そこで近2年と、開催週が変わる前の過去5年(2020〜2016年)の宝塚記念を比較してみましょう。

-2022宝塚記念-
12.5-10.4-11.0-12.1-11.6-12.1-11.9-11.8-11.9-12.0-12.4
前半3F33.9-後半3F36.3(前傾2.4秒)
前半4F46.0-後半4F48.1(前傾2.1秒)
勝ちタイム:2.09.7(ハイペース)
1着:タイトルホルダー(2-2-2-2)
2着:ヒシイグアス(6-6-6-5)
3着:デアリングタクト(10-10-8-8)


-2021宝塚記念-
12.3-11.2-11.6-12.4-12.5-12.4-12.3-11.5-11.5-11.5-11.7
前半3F35.1-後半3F34.7(後傾0.4秒)
前半4F47.5-後半4F46.2(後傾1.3秒)
勝ちタイム:2.10.9(スローペース)
1着:クロノジェネシス(4-4-3-4)
2着:ユニコーンライオン(1-1-1-1)
3着:レイパパレ(2-2-2-2)


-2020宝塚記念-
12.3-10.9-11.4-12.7-12.7-12.4-12.4-12.4-11.9-12.1-12.3
前半3F34.6-後半3F36.3(後傾1.7秒)
前半4F47.3-後半4F48.7(後傾1.4秒)
勝ちタイム:2.13.5(ハイペース)
1着:クロノジェネシス(7-8-7-1)
2着:キセキ(14-13-8-2)
3着:モズベッロ(12-11-11-8)


-2019宝塚記念-
12.6-11.4-11.5-12.4-12.1-11.9-12.0-11.6-11.5-11.4-12.4
前半3F35.5-後半3F35.3(後傾0.2秒)
前半4F47.9-後半4F46.9(後傾1.0秒)
勝ちタイム:2.10.8(ややスロ〜スローペース)
1着:リスグラシュー(2-2-2-2)
2着:キセキ(1-1-1-1)
3着:スワーヴリチャード(4-4-3-3)


-2018宝塚記念-
12.2-10.8-11.4-12.7-12.3-12.0-11.8-12.1-12.2-11.7-12.4
前半3F34.4-後半3F36.3(前傾1.9秒)
前半4F47.1-後半4F48.4(前傾1.3秒)
勝ちタイム:2.11.6(ハイペース)
1着:ミッキーロケット(7-5-3-2)
2着:ワーザー(12-14-13-13)
3着:ノーブルマーズ(10-9-7-7)


-2017宝塚記念-
12.5-11.1-11.6-13.1-12.3-11.7-11.6-11.8-11.7-11.8-12.2
前半3F35.2-後半3F35.7(前傾0.5秒)
前半4F48.3-後半4F47.5(後傾0.8秒)
勝ちタイム:2.11.4(平均ペース)
1着:サトノクラウン(7-6-6-6)
2着:ゴールドアクター(6-6-6-9)
3着:ミッキークイーン(9-9-9-6)


-2016宝塚記念-
12.6-11.0-11.1-12.3-12.1-12.4-12.3-12.2-11.9-12.2-12.7
前半3F34.7-後半3F36.8(前傾2.1秒)
前半4F47.0-後半4F49.0(前傾2.0秒)
勝ちタイム:2.12.8(ハイペース)
1着:マリアライト(11-11-10-6)
2着:ドゥラメンテ(13-13-10-9)
3着:キタサンブラック(1-1-1-1)


勝ちタイムが2.11.0を下回ったのは2022年,2021年,2019年の3年のみで、開催2週目に行われた近2年は時計が速く、高速馬場適性が求められ内前有利な馬場コンディションでした。
今年は開催4週目に開催と例年通りのスケジュールに戻っているため、過去の時計のかかるコンディションになることも想定されます。時計がかかるならタフさが求められるレースに、高速馬場ならスピードが問われやすくなりロスなく立ち回れる内が有利になりやすいため、レース当週の天気や馬場傾向には注意が必要です。


最後のポイントは外枠有利・差し有利傾向です。
こちらも近2年とスケジュールが変わる前の過去5年で傾向を確認してみましょう。

-2022〜2021年-
1〜4枠
【1-1-2-8/12】
勝率8.3% 連対率16.7% 複勝率33.3%
単勝回収率35 複勝回収率75

5〜8枠
【1-1-0-16/18】
勝率5.6% 連対率11.1% 複勝率11.1%
単勝回収率10 複勝回収率20

初角5番手以内
【2-1-1-7/11】
勝率18.2% 連対率27.3% 複勝率36.4%
単勝回収率54 複勝回収率70

初角6番手以下
【0-1-1-17/19】
勝率0.0% 連対率5.3% 複勝率10.5%
単勝回収率0 複勝回収率25


-2020年〜2016年-
1〜4枠
【1-2-2-27/32】
勝率3.1% 連対率9.4% 複勝率15.6%
単勝回収率40 複勝回収率63

5〜8枠
【4-3-3-32/42】
勝率9.5% 連対率16.7% 複勝率23.8%
単勝回収率103 複勝回収率100

初角5番手以内
【1-1-2-23/27】
勝率3.7% 連対率7.4% 複勝率14.8%
単勝回収率20 複勝回収率27

初角6番手以下
【4-4-3-36/47】
勝率8.5% 連対率17.0% 複勝率23.4%
単勝回収率109 複勝回収率117


スケジュール変更後の近2年は綺麗な高速馬場だったこともあり内枠有利・先行有利に傾いていますが、変更前の過去5年は外枠有利・差し有利に傾いていることがわかります。
今年は元のスケジュールに戻っているため近2年ほどは速い時計が出にくくなり、外差しが決まりやすくなる可能性が考えられます。ただし、繰り返しになりますがレース当週の天気や馬場傾向には注意が必要で、当週の傾向も踏まえた上で予想を固めていきたいです。




🐴エリザベス女王杯のポイント🐴

京都競馬場が改修工事のため、今年のエリザベス女王杯も阪神競馬場での開催となります。それに伴いコースの違いを押さえておきましょう。

-京都芝2200m(外回り)と阪神芝2200m(内回り)の違いについて-
平均ラップの項目で触れたことと重なりますが、阪神芝2200mは前半から速いペースになりやすく急坂も2回上るためタフなレースになりやすいコースです。
それに対し京都芝2200mは序盤でペースが緩んで3.4コーナーで徐々に加速し最後の長い直線での末脚勝負になりやすいコースです。
阪神は内回りコースを使用するため直線の末脚勝負にはならず、早めにペースが上がり持続力が求められる流れになりやすいコースです。そのため例年とは違う適性が求められます。

京都開催のエリザベス女王杯
中盤でペースが緩み、後半の末脚勝負

阪神開催のエリザベス女王杯
前半速いペース+後半のペースアップも速く、タフな持続力勝負

2020年のエリザベス女王杯は
12.6-11.1-11.2-12.3-12.1-12.0-12.2-12.0-11.9-11.1-11.8
前半3F34.9-後半3F34.8(後傾0.1秒)
前半4F47.2-後半4F46.8(後傾0.4秒)
前半はペースが流れたものの、後半に入ってもなかなかペースが上がらずラスト2F目で一気に加速する器用さ瞬発力が強く求められたレースとなり、コース形態とは異なる特殊な流れになりました。

それに対して2021年のエリザベス女王杯は
12.2-10.7-11.2-12.5-12.4-12.3-12.1-12.2-12.2-11.8-12.5
前半3F34.1-後半3F36.5(前傾2.4秒)
前半4F46.6-後半4F48.7(前傾2.1秒)
こちらは前半のペースが速く、2020年とは全く異なる流れとなりました。

コース形態に近い流れは2021年で、セオリー通り狙うならタフな流れでバテずに長く脚を使える差し追込馬を狙いたいコースです。
(速い流れのレースで差して好走している子や、近走33秒台の速い上がりが求められるレースで敗れている子)



-------週中時点での注目馬-------

🍀アカイイト
→昨年の勝ち馬で近走の敗因は明確な一頭。近走のレースを紐解いて見ていくと…

-前走:府中牝馬S-
レースラップ
12.6-10.7-11.1-11.7-11.8-11.9-11.5-11.4-11.8
終始11秒台を刻む速いペースとなったレースで、追走力(スピード)が求められたレース。直線も33秒台の上がりが要求され、タフなレースを好むアカイイトにとっては合わない流れでした。
更に休み明けで過去最高馬体重(恐らく次走を意識した仕上げ)、他馬より重い斤量56kg、内有利な流れで外追走とこのレースは不向きな条件が重なっており度外視可能な内容で、このレースからエリザベス女王杯への臨戦過程は大幅は条件好転のターン、昨年同様差しが決まる流れになれば連覇の可能性も秘めているとみています。

-2走前:ヴィクトリアマイル-
レースラップ
12.5-10.8-11.4-11.6-11.7-11.1-11.3-11.8
このレースも府中牝馬S同様に追走力(スピード)と速い上がりが求められたレース。アカイイトにとって高速馬場1600mのレースは忙しく、適性外のレースでした。
前有利な展開のなか出遅れ+内有利馬場で外を回す不利があり8着と、悲観する内容ではありませんでした。

-3走前:大阪杯-
レースラップ
12.3-10.3-12.0-12.2-12.0-12.1-11.7-11.5-11.8-12.5
このレースは阪神芝2000mにしては前半のペースが速くなったレース。阪神内回りコースらしく早めにペースが上がる展開となりましたが、アカイイトはコーナーで外を回す競馬をしており、この地点で11.7-11.5と速いラップを刻んで内が使える馬場コンディションであったことから、ここで外を回した子は負荷が大きくなってしまいました。
アカイイト自身もっとタフなレースになった方が力を発揮できることもあり、昨年のエリザベス女王杯の時ほど恵まれた展開にはなりませんでした。

このように近走の敗因がはっきりしているだけに、条件好転の今回は巻き返しに期待したい一頭です。




以上、阪神芝2200mの特徴についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

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(タクトちゃん応援隊)


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