中央フリーウェイ
バラードを作成したくて、流行りの70年代のシティポップを調べてます。中でも荒井由美さんの楽曲を調べてます。
荒井由美(現・松任谷由実)さんの「中央フリーウェイ」は1970年代のポップスの特徴を持った楽曲です。この曲をDTMで再現するには、以下の楽器や要素を使用する必要があります。
【使用されている楽器】
1. ピアノ:メロディーやコード進行の中心となる楽器です。
2. エレクトリックベース:リズムセクションの一部として、低音域を支えます。
3. ドラムセット:基本的なドラムパターンが曲全体のリズムを構築します。
4. アコースティックギター:ストロークやアルペジオで曲にリズム感とハーモニーを追加します。
5. エレクトリックギター:リードギターやリフ、ソロ部分で使用されます。
6. ストリングス:弦楽器のセクションが曲のムードを高めます。
7. ブラスセクション:トランペットやサックスなどの金管楽器が使われ、曲に華やかさを加えます。
8. シンセサイザー:一部のパートでシンセサウンドが使用されることがあります。
9. バックコーラス:曲の一部でハーモニーを追加するためにバックコーラスが使われています。
【DTMでの再現手順】
1. MIDIトラックの作成:
ピアノ、エレクトリックベース、ドラム、アコースティックギター、エレクトリックギター、ストリングス、ブラスセクション、シンセサイザー、バックコーラスの各トラックをMIDIで作成します。
2. ドラムパターンのプログラム:
基本的な4/4のリズムパターンをプログラムします。ハイハット、スネアドラム、バスドラムを適切に配置し、フィルインを追加します。
3. ベースラインの作成:
エレクトリックベースのMIDIトラックを作成し、オリジナル曲のベースラインを再現します。
4. ピアノとギターのコード進行:
ピアノとギターのトラックに、曲のコード進行を入力します。ピアノは主にコードを押さえ、アコースティックギターはストロークやアルペジオを演奏します。
5. エレクトリックギターのリフとソロ:
エレクトリックギターのトラックに、オリジナル曲のリフやソロパートを追加します。
6. ストリングスとブラスセクションのアレンジ:
ストリングスとブラスセクションのトラックを作成し、オリジナル曲のアレンジを再現します。
7. シンセサイザーのサウンドデザイン:
必要に応じてシンセサイザーの音色を選び、オリジナル曲のサウンドを模倣します。
8. バックコーラスの追加:
バックコーラスのトラックを作成し、ハーモニーを入力します。
9. ミキシングとマスタリング:
各トラックの音量バランスを調整し、エフェクト(リバーブ、ディレイ、EQなど)を追加します。最後に全体をマスタリングして曲全体の音質を整えます。
【コード進行】
荒井由実さんの「中央フリーウェイ」のコード進行は、メジャーキーを基調としたポップな楽曲の特徴を持っています。以下は、楽曲の主要な部分のコード進行です。
「中央フリーウェイ」のコード進行
Fメジャーキー
イントロ
| F | C/E | F7/E♭ | Gm7-5/D♭ |
Aメロ
| FM7 | F#dim7 | D7 | Gm7 |
| Edim7 | C7 | Fm7 | B♭m7 |
| B♭m7/E♭ | A♭M7 | Gm7-5 | C7sus4 |
サビ
| D♭M7 | D♭M7 | A♭M7 | A♭7 |
| D♭M7 | D♭M7 | Fm7/B♭ | B♭m7/E♭ |
⚠️注意点
- コードのタイミング:コードがどのタイミングで変わるかは、曲を実際に聴きながら確認するのが良いです。
- リズム:特にドラムやベースのリズムが重要ですので、これらも含めて再現することが必要です。
- フィーリング:オリジナルの演奏のフィーリングを大切にし、同じコード進行でも曲の雰囲気に合わせた演奏を心がけましょう。
このコード進行をDTMソフトに入力し、各楽器パートを作成していくと、「中央フリーウェイ」を再現することができます。
これらの手順を踏むことで、荒井由美さんの「中央フリーウェイ」をDTMで再現することができます。オリジナル曲をよく聴き込み、各楽器の役割や演奏スタイルを理解することが重要です。
【ドラムパターン】
「中央フリーウェイ」のドラムパターンは、1970年代のポップスに特徴的な、シンプルでありながらドライブ感のあるリズムです。以下に、基本的なドラムパターンを紹介します。
荒井由実さんの「中央フリーウェイ」のテンポはおおよそ BPM(ビート・パー・ミニット)102です。このテンポは、曲が持つ軽快でドライブ感のある雰囲気を支えています。
DTMで曲を再現する際には、プロジェクトのテンポを102BPMに設定し、他の楽器やボーカルパートのリズムと合わせることが大切です。これにより、オリジナルに近い感覚で曲を再現することができます。
基本的なドラムパターン
イントロ・Aメロ・サビ
```
| バスドラム (BD) | ハイハット (HH) | スネアドラム (SD) |
|------------------|------------------|--------------------|
| 1 & 2 & | 3 & 4 & |
| BD | SD |
| HH HH | HH HH |
```
詳細なパターン
1. バスドラム (BD): 1拍目と3拍目にアクセントを置く。
2. スネアドラム (SD): 2拍目と4拍目にアクセントを置く。
3. ハイハット (HH): 8分音符で全ての拍をカバーする。1小節の間に8回叩く。
```
|1 & 2 & 3 & 4 & |
|BD SD BD SD|
|HH HH HH HH HH HH HH HH|
```
フィルイン
曲の各セクションのつなぎ目では、ドラムのフィルインが挿入されることがあります。以下はシンプルなフィルインの例です。
```
| バスドラム (BD) | ハイハット (HH) | スネアドラム (SD) | タム (Tom) |
|------------------|------------------|--------------------|------------------|
| 1 & 2 & | 3 & 4 & |
| BD | SD | Tom1 Tom2 Tom3 |
| HH HH | HH HH |
```
詳細なフィルイン
1. フィルインの基本形:
```
|1 & 2 & 3 & 4 & |
| |
| Tom1 Tom2 Tom3 SD |
| HH HH HH HH HH HH HH HH |
```
- Tom1, Tom2, Tom3はハイタム、ミッドタム、ロータムの順で使う。
実際の再現
DTMでの再現時には、適切なドラムキットの音源を選び、上記のパターンを打ち込むことで「中央フリーウェイ」のリズムセクションを再現できます。曲の速度やダイナミクスを調整し、オリジナルに近い雰囲気を出すよう心がけてください。