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詩(目がしょぼしょぼになる!!!)


環状線で煮炊きをする
爛々と停止の信号機
肩に腕ばかり提げていて
上目遣いで夜を見ていた

恋を追い越すほぞを
引っ張って藍と拡いたまなこに
両手で耳を塞いだまま
競った口角で空に叫ぶ

つまらないと感じるのが大人なら
全てに驚かない大人なら
永遠に知れない僕たちは
死ぬまで子供のままなんだ!

喉の奥から見透して
未熟さに微笑んでくれないか
日々に発見があるうちは
世界の広さを見なくていいと

誰かこの腕を抱いてくれ
どの格好も恥ずかしいんだ
冷たい窓の格子の奥
緑の電球が割れている


詩を作ろうと思った初めての作品と比べて、なんとなく格好いいからという言葉選びじゃなく、本当の状況をありのままで言葉にすると詩になるようになりました。
その中で、肉のない詩を軽く見るようにもなりました。歳を重ねると知ってることはつまらないと思うし、出来ることもつまらないと感じるようになります。そして効率が良くなり、想定内ですから物事に動じなくなる、それが大人だと思います。
然しこの世から出来ないことがなくなるって不可能じゃないですか。だから歴史上に大人になれた人は居ない、じゃあ年齢が大人でも必要以上の責任や貫禄はないんです。初めてのものに触れて感動する空白をもつなら、いつだって子供に返ってはしゃいで、人生を進めて良いと思います。そうすることを恥と思いたくない。
たゆまず次に目指す詩の形を探り続けようと思います。
題名は決めたくないから書き終えた今の気持ち書こ。

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