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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』-全ての運命が集結する-

よぉ。俺だよ。高橋だよ!!

あっという間に2月!なんかこの時期って独特の雰囲気するよねー。恐らく受験生の緊張感がこっちまで伝わってくるからかもしれない!

ここ最近、映画から離れたトピックを書いておりました。

てことで今回は映画に戻ってゆきます!

観に行ってきました『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(以下NWH)!!

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このブログ内で前半部分はネタバレ無し感想、後半部分はネタバレ有り感想にしようとしてますが

気になる方はここらで閲覧をお控えくださいませ!

参りましょう!


マルチバース・サーガが幕を開ける


今回の作品、なんといっても目玉はヴィラン集結

前作、『ファー・フロム・ホーム』でミステリオに正体を暴露されたピーター・パーカー。

このままでは友人に迷惑がかかると判断したピーターは、「共に世界を救った仲」であるドクターストレンジの元を訪れ、世界中からスパイダーマンの正体がピーターであるという記憶を削除するように頼み込みます。

呪文を唱えているストレンジに後から注文をどんどんつけていくピーター。そして呪文は失敗。

記憶の削除に失敗したどころか、他の世界からその正体を知っているヴィランたちを呼び寄せてしまいます。

『スパイダーマン』よりグリーンゴブリン

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『スパイダーマン2』よりドクターオクトパス

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『スパイダーマン3』よりサンドマン

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『アメイジング・スパイダーマン』よりリザード

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『アメイジング・スパイダーマン2』よりエレクトロ

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一見すると、ただ他のシリーズからヴィランが参戦したように思えますが、実はそれに留まらない!

次はその話を掘り下げてみましょう!


犬猿の仲、ソニーvs.ディズニー


細かい話は省きますが、昔MARVELは財政難により、あらゆる映画会社にキャラクターの版権を売却しました。

アイアンマンやキャプテン・アメリカはディズニーに。スパイダーマンはソニーに。

そしてこの2つの会社、とても仲が悪いのです!

なので『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』にて、ディズニー世界にソニー版権であるスパイダーマンが参戦したのは衝撃でした。

その後も『スパイダーマン:ホームカミング』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』とディズニー版スパイダーマンが展開されていきましたが、そんな最中ソニーがディズニーにスパイダーマンの映画を作ることを禁止するのではないかという不穏な噂も流れました。

そんな犬猿の仲のディズニーとソニーの仲介をしたのが主演のトム・ホランド。

彼のおかげで今回のNWHが公開されたどころか、ソニー版スパイダーマンシリーズの過去作からヴィランが集結するというとんでもないことが実現したのです!!

例えるなら、トトロとベイマックスが共演したようなもの!いや例え下手か!!

ともかく、そんなとんでもないことを予定していたこの作品は、公開前からの期待値が非常に高かったのです!


「スパイダーマン」のための物語

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そんな盛りだくさんのNWHですが、これはきちんと「スパイダーマン」のための物語だと感じました!

ホームカミングが高校生からヒーローになる物語
FFHがヒーローから一人前のヒーローになる物語だとしたら
NWHは一人前のヒーローから親愛なる隣人になる物語だと言えます!

スパイダーマンは友人や家族の影響を受けながら自分を探し、損得考えずに人々を助ける英雄です。

しかしMCU版スパイダーマンは他二作と異なり、トニーに勧誘されてヒーローとして活躍し始めたためそのような様子があまり見られず、「アベンジャーズの一員」という印象が強かったです。

NWHでは「スパイダーマン」としての自分を持つというらしさが感じられました!


『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』の魅力、少しでも伝わったでしょうか??

まだ観てない方はぜひ劇場へ!後悔しません!!

さてここからはネタバレ有り感想となります。
未視聴の方はご注意下さいませ!





いや……



え……




ヤバくないですか??

マジでこんなんありかよってなりました。まさしく衝撃の連続。

とりあえず感じたエモエモポイントをいくつか見ていきます!


マルチバースは繋がっている

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単純に過去作のヴィランたちが集結するだけで、過去作との繋がりは断ち切っている。そんな浅はかな考えを見事に覆してくれました。

ドクターオクトパスが追い求めていた力
フリントがエレクトロの攻撃からピーターを守った理由
ピーターに助けを求めるノーマンの心情などなど、過去作から受け継がれたものが沢山ありました。

また、サプライズ登場のトビーとアンドリューもそれぞれがその後の人生を過ごしてきたことも示唆されていました。

MJと「ちょうどいい関係」を築いてきたトビー
グウェンを無くしたことをずっと後悔してきたアンドリューの対比。

そしてトムホのMJを救ったアンドリューのあの表情。短いシーンではあったものの最高すぎて号泣しました。彼は救われたと言えます。

そんなヴィランたちやスパイダーマンたちががトムホスパイダーマンに助けられたことによって、彼らは確実に、マルチバース的にも救われたと言えます。

変に過去作を歪めることなく、全員を救うというこのシナリオ、本当に何も言えません。


"大いなる力には大いなる責任が伴う"

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言わずと知れたこの言葉。MCU作品でようやく出てきました。
人々に愛を振りまく献身的なメイおばさん
1作目から彼女はピーターの心の支えとなっており、またピーターは非常に彼女を尊敬していたと言えます。

「困っている人がいるなら助けるべきだ」「マルチバースが解明されてない以上、運命を捻じ曲げてはならない」という2つのジレンマに悩まされるピーター。

最終的にピーターはストレンジを敵に回してでもヴィランたちを救うことを決意します。
そこには少なからずメイおばさんの教えが。

そんな献身的な彼女がピーターに遺した最期の言葉。

激励となるか呪詛となるか、それはピーター次第であったのでしょう。

ヴィランたちを全員助けるという選択を取った彼は、メイおばさんの言葉をどちらと捉えたのかは明白です。

しかし映画のラストの選択。ピーターは大いなる責任を感じてあの選択を下したのでしょう。
多くの人々が幸せに生きられるようにする。それが親愛なる隣人としての責任です。


MJが期待した唯一のもの

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「期待しなければ失望もしない」

MITに落ちてしまった後に発したMJのこのセリフ、本当に強くて前向きなMJの性格を反映しています。

正体を知る前も知った後もその前向きさでピーターを支えてきたMJ。

しかしラスト、全世界がピーターの存在を忘れてしまうということを知ったMJは期待をしてしまいます。

記憶が消された後もピーターのことを忘れないという決意

ピーターが再びMJの元へ戻り、愛を伝えてくれることへの期待

MJが唯一してしまったこの期待はどうなるのか、今後の展開に目が離せません!



ということで、非常に長々と語ってしまいました!
結論はとにかくNWHがめちゃくちゃ良かったということです!!本当に最高でした!!!

てことで今回はこんな感じで!

皆様体調に気をつけてお過ごしくだされ!


*画像は Twitter 映画『スパイダーマン』公式より

『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』公式HP

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