精進料理を作ってみよう!〜白味噌の田楽味噌〜

みなさん、こんにちは!


最近朝にスープを飲むことにハマっている時田です!
私の推しスープは、やっぱりコーンスープですね🌽
寒い朝に飲むと、体の中から暖まります‪😌



今回は、和食の精進料理について紹介しようと思います。
私は今京都の大学の和食文化学科というところに所属しているのですが、
先日精進料理の調理実習がありました。
『矢尾治』という、数々の有名なお寺に精進料理を振舞っているお店の方に来ていただき、とても貴重な体験でした。


精進料理 矢尾治

矢尾治は明治元年創業、各宗派御本山御用達、仕出し専門の精進料理屋です。
古くから寺院伝統の精進料理を伝承し、お寺様の各種法要、開山忌、報恩講、晋山式、落慶法要、年回忌、彼岸会、盂蘭盆会等々のお斎(精進料理)のご用を承っております。

<御用達先> 西本願寺 清水寺 泉涌寺 妙法院門跡 東福寺 南禅寺  建仁寺 天龍寺 相国寺(敬称略 順不同)

(矢尾治さま ホームページより)


精進料理って?


さて、みなさん、精進料理とは一体どんなものか知っていますか?
名前だけは聞いたことがある、肉を食べない料理であることは知っている、という方が多いのではないでしょうか?


精進料理とは、野菜や豆腐などの植物性の食材のみで作った料理のことです。
卵や匂いのきついにんにくなども、使用することを禁じられています。
仏教の戒律を守る修行僧の食事として生まれ、今もお盆のお供え物として用意する家庭もあります。



また最近では、健康食としても注目が集まっています。

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精進料理を作ってみよう!


先日私たちが訪問したのは、京都にある東福寺。
紅葉の季節には観光客が多く訪れる、京都の名所です。


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そんな由緒正しきお寺で作ったのは、
風呂吹きかぶらの柚子味噌がけ
粟麩の田楽のごま味噌がけ
の二品。


今回はその作り方と共に、美味しい精進料理を紹介します!


まずは味噌の作り方から。

【白味噌の田楽味噌】
①白味噌1kgと砂糖150gとみりん150ccを、合わせ、弱火で練る。
②少しふつふつとして全体がよく混ざったら完成。

こんな簡単にできちゃいます!
しかも、材料が全て腐らないものでできているので、日持ちするのも魅力的…!
ここに生姜や酢をいれると、生姜味噌や酢味噌ができてしまいます!



【風呂吹きかぶらの柚子味噌がけ】
①かぶらは実と葉にわけて、実は皮を厚くむき、葉は水で洗う。
②実は下茹でしてから、昆布だし、薄口醤油、みりんで薄味に似る。
葉は色よくゆがいて、かぶらの地につけておく。
③白味噌の田楽味噌にすりおろした柚子の皮をいれて、柚子味噌とする。
④温かい②のかぶらに③の柚子味噌をかける。


【粟麸の田楽のごま味噌がけ】
①白味噌の田楽味噌に白のあたり胡麻をいれて、胡麻味噌とする。
②粟麸は1cmにきり、やや高温の油で揚げる。
③②の揚げ粟麸に串を打ち、①の胡麻味噌を塗り、バーナーで軽く焼き目をつける。


そしてこちらができあがったものです!


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とっても美味しく出来上がりました!!
家でも簡単に作ることが出来るので、ぜひ挑戦してみてくださいね!


今回はこの二品を紹介しましたが、新しく調理実習する機会があればまたブログで書こうかと思います!


今日は関西でも大雪が降った地域があるみたいですね。
みなさん、 身体に気をつけて!またお会いしましょう👏


以上、時田でした!



矢尾治さま ホームページ https://xn--1lqs44ajjhzmhxxjnyfzxjks4bfrb.homepage.jp/aboutus

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