流産後、自暴自棄時代(無料記事)
妊娠と流産は私の予定に関係なく、突然やってくる。
人前に出る私としては、どんな時も暗い顔はできないし、
何があっても笑顔でいることが仕事である。
普段、多くの女性に自分の感情マネージメントを伝えている私も、
流産すると確定した1週間と流産後3日間は自暴自棄になった。
では、今日はどこまで自暴自棄になったか公開したいと思います。
❶流産確定の1週間
この1週間はメンタルの自暴自棄でした。
・スーパーで太っているのに子供がいるママに、私より不健康なのにと思う。
・どうせ子供が産めないならマクドナルド食べてみよう。
→実際食べて、胸ヤケする。
・虐待のニュースを見たら、私の方が愛情を持って育てれるのにと愚痴る。
などなど。
人と比べて自分はなんて不幸なんだ。
と、思っていました。
もう、何もしたくない。
頑張りたくない。
綺麗でなんていたくない。
そう思っていました。
でも、今思えばこの自暴自棄があったから想いを発散できたと思う。
もし、無理やりプラスに持って行こうとしていたら、
立ち直りがもっと遅かった!
やっぱり、落ちるときは落ちきるのが大切だった。
❷流産後3日間
放心状態の3日間。
この3日間は、ソファとベットから動かず、ずーっと泣いていました。
そして、ずっとAmazon Primeでアメリカドラマを見ていました。
その時のドラマは、This is US。めちゃくちゃ面白い!!笑
36歳の今をリアルに描いているアメリカの大ヒットドラマ。
夢中になるからこそ、何も考えなくて済んだ。
(しかし、流産のシーンや死産のシーンが出てきます。)
この、ドラマのセリフで
「どんなに酸っぱいレモンでも、レモネードは作れる。」
というセリフがあり、めちゃくちゃ励まされた。
このドラマを3日間でシーズン2まで全て観た。
このときは、放心状態。
ごはんも作らない。外にも出ない。そんな状況だった。
❸その後のリカバリー
流産から6日後に、どうしても外せない仕事があった。
そのため、3日で立ち上がることを決めていた。
だから、3日間放心状態になれた。
私が、リカバリーした1番のきっかけは、セルフマッサージだった。
4日目にマッサージをしたとき、私の体は泣いた。
こんなにカチカチの自分の体を触ったのは、初めてだった。
肌に元気が無いのも初めてだ。
普段から体を触っている私だからこそ、いつもの違いが目に見えてわかり、
私は、自分の体をハグしながら泣いた。
流産後一番泣きました。
私は、流産を頭の中で自分のせいにしていたので、
心も体も責められて泣いていた。
「ごめんねー!!本当にごめんね。私が自分の体をまず大切にするね。
ごめんね。頑張ってくれて、本当にありがとう。」
と、伝えながらハグしました。
そこから、私はマッサージを再開した。
❹あの頃の私へ
泣くだけ泣いて、悲しむだけ悲しんで。
無理に前向きになる必要もない。
今は、何も考えなくていいよ。
大丈夫。今は、ゆっくりすればいい。
誰も離れていかないし、これからみんなもっと応援してくれるよ。
この休憩があったから、今、休めるようになったし、
止まれるようになった。
そして、この流産があったから生まれてこれるだけで、人は超幸運の星に
いるということも実感したし、どこかで当たり前だと思っていた、
人の誕生日も特別になった。
生きているだけで、人は価値があるんだと教えてくれたんだよ。
だから、悲しいことだけじゃないよ。
大丈夫。今は、レモンでもレモネードになる。
だから、ゆっくりしてね。
❺まとめ
今は、意味がわからなくて、なんで?という思いがあっても、
いつかわかる時が来るのだと思う。
でも、そのためにはとことん今の感情を味わうことが大切かと。
いっぱいヤサグレてトコトン落ちきる。
これが、ポイントだったと思う。
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