BLじゃなくてブロマンスが見たい捻くれた腐った同士いませんか。一緒にユーリ!!!onice分析しませんか。

こんにちは。バディものが大好き。ポテト人間です。

言いたいことはタイトルの通りです。仲間探してます。切実に。

最近は洋画を見漁っていますが、意外と「BL」に絞らなければ、ブロマンス多いんですよ!!「グリーンブック」みたいな分かりやすいものじゃなくても、「センスオブウーマン」とか「グッドウィルハンティング」とかね~あれもブロマンスって言っていいと思うんですけど……どうですか。はい、暇人の戯言ですね。

本記事では私のバディもの好き原点とも言える『ユーリ!!!onice』について改めて語ろうと思います。

理由は、私がなぜ「恋愛抜きのBL」という謎ジャンルにはまることになったのか、分析したいからです。え?ユーリはバリバリ恋愛アリのBLだって?うるせぇ!私の中では全然違うんだよ!!

気を取り直して。

『ユーリ!!!onice』は、2016年に放送された久保ミツロウ×山本沙代×MAPPAによるオリジナルアニメです。さっき、今年の小学校新一年生は、2017年生まれというついったーの投稿を見たのですが……時が過ぎるのは恐ろしい速さですね、はい。

このアニメは、フィギュアスケート選手のスポーツものとしても見れるし、選手とコーチの「ロマンス」(きゃっ♡)ものとしても見られる、ある意味とても先進的なアニメだったと思います。

以下の文章は、山田玲司先生の以下の動画の影響を多大に受けています。作品の魅力の言語化がとにかくすごくて、何回か見てます。本当に面白いので見てください。

どういうことかというと、普通のジャンプとかでやるスポーツものも、「団結」とか「チームワーク」とか、それこそ「バディ」要素が絶対に入ってくるんですね。でも、絶対に「勝ち」にこだわる物語なんです。チームワークは、人生における仲間を見つけるため、というよりは、試合で「勝つ」ために精度を上げていくもの、という描き方をされると思います(反論は認めます)。というか、「勝つ」ことが目標で、「勝つ」ことが物語の最終地点として「面白い」とされてきたんです。

ところが、「ユーリ!!!onice」は、確かに主人公がグランプリファイナルで優勝を狙う物語なんですが、見ていくと、この物語の最終地点が「優勝」から、主人公の勇利と、そのコーチヴィクトルが、「これからも一緒にスケートを続けていくこと」にだんだんスウィッチしていくんですよね。もちろん、勇利は大真面目にスケートしていますし、優勝をガチでねらいに行ってるけど、感動するのは、勇利が優勝するためというよりも、ヴィクトルのために大舞台でスケートを滑ることなんです。

多分、見ていて、「は?」ってなる人もいたと思うんですよ。指輪交換するところとか。勇利のヴィクトルは男同士ですし、なにより恋愛的な交わりが描かれることは作品の中で一切ありません。けれど、「お守り」として勇利が渡すこの指輪に意味が無いわけがないですよね。この物語のすごいところは、これをあくまで、「しれっと」やるところなんです。BLとして描くのではなく、あくまで純スポーツものを貫きつつ、爆弾を投下していくという、なんとも手練れな手法なんですよ。

だからこそ、あの爆発的な人気につながったと私は思っています。バディものの醍醐味の一つは、「世界観」なんですよね。どれだけ「ありそう!」な世界観を作って、「ありそう!」な関係性を作るかなんですよ。「納得」が「感動」につながるっていうのかな……。

これは単純にBL、いや、恋愛物語として描こうとするとできないことだと思っています。なぜなら恋愛は論理をすっ飛ばしてOKだからです。「かっこいい!」「かわいい!」「一緒にいたい!」「うん!」でノープロブレム。恋愛に理由は野暮ですよね。

でも私はそれではどうしても納得できないんです!!!!!

いや、納得はするよ。でも、ここからは好みの問題ですよね。私は、今までBLが好きだと思っていましたが、最近は「恋愛抜きのBL」が好きっていう謎ジャンルに属してて。

今まで私は、愛情の大きさとして、友情<恋愛だと思ってたんですよ。でも、いや、待てよと。恋愛なんて本能だぞ?友情こそがもっとも人間的では??とあるとき思って。つまり私は、友情>恋愛という価値観に収まりつつあるのです。だから、BLよりもブロマンスが好きなんですよ。

この気持ちに気付かせてくれてありがとう。今まで散々ユーリの二次創作をあさって生きてきたけど、それはそれです。それなんかい。

山田先生の動画の中では、ユーリとヴィクトルは明らかに恋愛してる、と語られていますが、どうなんでしょうね。見方によるよね!!ていうか恋愛って何!!??(圧倒的経験の欠如)

大事なのは、公式がそこに答えを出さずに物語を終えるところなんですよ。どっちなんだろね~?みたいな(笑)そこがいい!!!分かってる!!!

最終回で勇利が「終わらない物語ほど魅力的なものはない」的なことをモノローグで言うんですけど、まさに勇利とヴィクトルの関係性についても言えることなのかなと思います。

この公式で答えを出さない感じでいうと、ご存じBANANAFISHとか、宝石商リチャード氏の謎鑑定とか、今日からマ王とか色々あるんですけど、、、これらの作品の魅力って言葉で表せないんだよなー。というか、BLとブロマンスの違いについて、はっきりとまだ自分の中で分かってないんですよね。大きく言うと、恋愛と友情の違いってことになるのかもしれませんが。

友情が論理的かというとそうでもないような気もするしね。「腐れ縁」みたいな言葉もあるし。

ともかく、関係性萌えのためには、壮大な世界観が必要ってことなんですよ。男二人いちゃつかせればいいんだろの世界じゃないんです。腐女子なめんな。むしろ、意識しないで物語作るぐらいでいいんですよ。そう思うとユーリは恋愛的すぎるのかもしれません。いや、それはそれで美味しいんですけど……。

言いたいのは、物語自体が面白くなければ、関係性萌えもありはしないということですよね。広く言うと、物語が深いということは、人間関係の描き方が深いということと同義だ……ということかもしれませんね!!!あはははは



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