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双子ママの奮闘記 ~出産前後編~

「ようこそ、この世界に。
     生まれてきて、おめでとう」

2024年8月13日、2つの新しい生命が誕生した。

私にとって長い長い物語が終わり、
そして、新しい物語が始まる。

育児に追われ、心をなくし、日常に戻ってしまうと、この日のことを忘れてしまうかもしれない。

今回はどうしても心に留めておきたくて、出産入院中に文章を書いています。



妊活編

他の投稿にも書いたかもしれませんが、
私は2018年に結婚をし、2019年結婚式&新婚旅行が終わった頃から、妊活を始めました。

しかし、物事は思うようにいかないものです。

「ああ、また今回もだめだった…」

コロナ禍に突入し、他にやることもなくなったので、意識は全てここに向いていました。

リセットの度に美味しいものを食べに行ったり、旅行したり、人から羨ましがられることもありました。

しかしそれは、心の中にある焦りと、コントロールできない物事に対する苛立ちを、どうにか悟られないよう、取り繕っていただけかもしれません。

その頃は本業に対するやる気もなくなっていた時期でもありました。

というより、
「自分の人生このままでいいのか?」
という漠然としたものを感じていました。

「仕事したくないから早く産休入りたい」

…ということは、純粋な気持ちでこどもが欲しい訳ではないのか?
…そもそも、そんなに子ども好きではなかったのかも?(^^;

こんな感じで無限ループに陥っていました。

少し前の私はベクトルが全部自分。
自己否定もしていたし、無価値観を感じながら日々過ごしていました。
 

ーーー
苦手な物事からは逃げたいし、
自分の思うように物事を進めたいし、
毎日に感謝もできていない。
仕事も妥協して楽な方、楽な方へ。
ーーー

私は決して完璧な人でもないので、今でもふと昔の価値観に引きづられることもあります。

でもこんな状態からじわじわ思考が変わるきっかけがあり…。
今では会社員の他に自分で会社を立ち上げてビジネスをして、人間関係にも恵まれ、子どももいる世界線にいる。

人って変われるんだな〜…
この辺りのエピソードは、また違う切り口で機会があれば。


妊娠編

法人1期が終わり、少しずつマインドも整ってきた頃、タイミングを見計らって2人がやってきた。

喜びも束の間、激しい悪阻で1日を生き延びるのが精一杯になった。

職場では身体の心配をして頂くものの、営業所は私以外全員男性。
本当の意味で共感されることなく、容赦なく仕事が降ってくる…。

市場の大きい施設を担当していたため、数字や活動の追求もあり、体力面・精神面ともにきつかったです。

なぜ仕事をしているのか?
お給料と福利厚生がそこそこだから。
正直それだけで、会社員を続けていた。

多少やりがいを感じることもあるけど、
「好きで得意で需要があってお金を稼げている」

いわゆる自分の「生きがい」を満たせているかはわからない。

一方、産休に入れた頃から、毎日とても満たされた感覚がありました。

通常産休は6週間前ですが、双子は14週前から。
「長い産休中何してるの?」と、よく聞かれますが、ずっとビジネスのことをしていました🤫

対外的なアポイントの件数は減らしていましたが、新しいコンテンツ構築を進めたり、人生の方向性を見つめ直したり。

仕事は仕事だけど、自分でスケジュール・タスク管理して、自分の裁量で進められる。
もちろん時にはやりたくないタスクもありますが、それを含めても、やっぱり自由な働き方は心地良かった。

ーーー
有難い下準備の期間。
生き方を本格的に変えよう。
ーーー

遅かれ早かれ、お金や安定した環境を捨てて、腹を括るタイミングが来ると思う。
その時はまたご報告できれば。

出産前後編


さすがに2つの生命を繋いでいるだけある。

後期は特にですが、少し動いただけで動悸息切れ目眩のオンパレード…。
多少のマイナートラブルは仕方がない😅
そして見たことのない位、大きいお腹。

それでも有難いことに、順調に育ってくれました。
メンテナンスの甲斐があって、妊娠線も回避★

双子はハイリスク妊娠扱いで、様々な合併症から早めに管理入院することもあるようです。
それでも私は幸いなことに、予定通り手術前日である8/12に病院入りとなりました。

8/12 前日入院の流れ


いよいよ入院日。午前中に病院入り。
入院の説明を聞いて、昼夜は普通に食事がでました。
そして翌日の帝王切開に向け、21時から絶食。

隣のベットの人がおそらく帝王切開1~2日目?かな?めっちゃしんどそうな感じで、この時点でかなりビビる。

暇すぎだし、気分紛らわすために、病室でずっとPC触っていましたw  


8/13 予定帝王切開当日

7時以降は絶飲。
9時から手術開始。

まず初めの腰椎麻酔が痛すぎて

「痛いです!!」
「もう無理です怖いです🥲🥲🥲」

麻酔科の先生から「順調に進んでますからね〜」と声かけて頂いてましたが、お豆腐メンタルの私は泣いてました。。

産まれた瞬間も、感動の再会というよりは、早く終わってくれ…という気持ちが先行してました。
ごめんよ我が子たち…。

でも大きい産声に、
「無事に産まれてきてくれてありがとう」
と思いました✨

双子は通常よりお腹が大きくなり、出血量も多くなりがちと覚悟していましたが…。

案の定、子宮収縮が悪く、一気に低血圧になり、軽いショック状態になっていたらしい🥲
もう少しで輸血が必要になっていた。
出産は命懸けって本当だ。

夜は痛みでほとんど寝れず。
でも双子の動画や写真を見て、癒されていました✨

この時は、「この子たちって、自分が産んだんだっけ?」「なんでここにいるんだろう?」みたいな、夢の中のような感覚でした。


8/14 休養日

この日は流動食から。
座る体制になるだけで、30分くらいかかってました。午後からは歩行練習🚶‍♀️‍➡️
痛み止めガンガン使ってたので、昨日よりはましに✨

多くの方から「今のうちに休んでおいた方が良いよ!」と言われたものの、覚醒してるし眠くないし、瞑想にも集中できない笑

だけど術後の処置などもあり、なんだかんだ1日はあっという間に過ぎていきました。


8/15〜 母子同室スタート

身体についている管が全部取れ、いよいよ本格的な育児が始まりました!

母乳って全然出ないのねw
ミルクもうまく飲ませられなくて、ママ初心者を実感しました🔰

腰のカテーテル抜いたからか、夜からは切開の傷が激痛すぎて、寝返りするとお腹裂けそうな位、、

だけど夜中に普通分娩の人の叫びが聞こえてきて、どのお産でも必死なんだと思いました。
私も頑張ろう😃💦

21日の退院までは、慣れない育児に昼夜奮闘していました。

日に日に辛い痛みも軽減してくると、できることが増えていって、少しずつ心にも余裕も出てきました。

日々新しいことの連続。
何より「今」という時間が最高に幸せと言えます。
なんだろう?この感じたことがない感覚。

色々な感情を味わうために人間やっているとしたら、この世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだな。

双子は可愛いし、見てて本当に飽きない。
ただ夜間の授乳などが続き、これまでの生活とはガラッと変わった。とにかく頭が回らない。

たまには息抜きして、楽しみたいと思います♪

最後に

ここからは退院後に書いています。
ちょうど出産から2週間ちょっと経過したところです。

里帰りから数日は、私も両親も双子育児に慣れていなくて苦労しましたが、今は連携が取れて、なんとか回るようになってきました。
相変わらず寝不足の日々で、毎日お世話しかしてない笑笑

でも体重も出産前近くまで落ちたし、仕事関係の雑務も終わらせられたり、少しずつ元の生活に戻りつつあります。

たくさんの経験をさせてあげたい。
そのために頑張って働かないと😇
これからが楽しみだ✨

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