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ネイティブ英語が聞こえるようになる、たった一つの◯◯とは?

ネイティブ(特にアメリカ人)の英語が聞こえるようになりたい、と
私のコーチングコンサルに来られたBさん。

TOEIC860点を持っていて、
基礎英語に関しては十分な知識がある。

また、アメリカに4年間滞在していた経験から、
日常生活における英語での意思疎通は不自由なくできる。


でも、そのアメリカ滞在の時に痛感したことが、
アメリカ人の英語が聞き取れない、ことだった。


彼らの英語がもっと聞こえるようになれば
話せることも増える、とBさんは感じていた。

日本にいて英語習得をしている人からすると
アメリカに4年も滞在していたら
ネイティブ英語で流暢に話せるだろうと
勝手に想像してしまいがちだが、

実際はそうではない。

特に「ネイティブ英語が聞こえる」という点においては
自分の声でネイティブ英語を再現できる
ことが必要になる。


多少の英会話ができるBさんだが、
相手の言っていることが部分的にしか聞こえない状態だったので
コミュニケーションにリミットを感じていた。

Bさんは、そのリミットから外れて
彼らのことをもっと深く知り、信頼関係を築く、
そんな経験がしたい、と強く願っていた。


「英語の音を再現できる」ようになることで、
ネイティブ英語が細部までクリアに聞こえるようになり
スピーキングの流暢さも得られるようになる。

Bさんの英語力に欠けている最後の1ピースは
「英語の音を再現できる」ことであり
それによってネイティブの英語が確実に聞こえるようになる。


そして聞こえてくれば、
Bさんはリミットから外れて
円滑にコミュニケーションが取れるようになる。


「英語の音を再現する」ための音読トレーニング

・リピーティング
・シャドーイング
・オーバーラッピング

この3つの中でも、特にオーバーラッピングが重要。
オーバーラッピングは、音源と同じタイミングでピッタリ合わせていく。
そのためシャドーイングでは気づきにくい、
英語の抑揚やリズムを体感できる。


そして最も大切なことは
0.5のスピードで音源の英語の音を再現すること。


Bさんは0.5のスピードで音読することで
今まで気づかなかった、
「繋がる音・消える音・変化する音」を
自分の声で再現できるるようになってきている。


「英語の発音にこんな音のパターンがあったなんて」と
Bさんはとても驚いていた。


毎日15分の音読トレーニングを継続し
その練習の録音を私に提出、
それを私がフィードバックしていく。


〜Bさんへのフィードバックの一部〜

英語特有のうねり(イントネーション)や声のトーンの真似がとてもお上手です。
たった1〜2週間でここを再現できるということは、音に対する感覚が良い証拠です。

〜improve point〜

・tがdに落ちる単語

international→ in(d)ernational
Automobile→ Au(d)omobile

・日本語を英語らしい発音で

Goto→ゴゥトゥ
Osaka→オゥサァカ
Tokyo→トゥキョゥ

・Lの音をクリアに

Lは舌を上の歯の後ろにぐっと押し当てる音
日本人は「ル」と発音してしまうことが多い



フィードバックからも分かるように
英語っぽく発音しているつもりでも
意外と日本語の発音の延長上で
英語の音を捉えていることが多い。

そこにBさんは気づき
0.5のスピードでじっくりと
「英語の音を再現する」ことに取り組んでいる。


Bさんには聞こえる感動を味わっていただきたいし、
Bさんなら必ずそこに到達すると
私は信じて、伴走を続けていく。









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