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街のカタチに雨が降る

それは突然
delete ボタンを押すように
わたしもキミも  いつかこの世界から消える

いまいれたコーヒーが
最後のコーヒーかもしれないなんて
誰も考えもしない

わたしの立っていた場所にも
ある日 雨粒がおち 地面を濡らすときがくる

わたしという存在の
on offは たぶんその程度のもの
そう考えたら こころも軽くなる

いばり散らしてる アノひとも
いじわるな アノひとも
誰がエラいなんてこともなく
ただの街のカタチの一部
雨は誰のうえにも平等に降る

だからこそ
なにげない日々が愛おしい

わたしをちょっとでも想ってくれるひとが
街角で笑いあえた 見ず知らずのひととの
ありふれた一瞬が  愛おしい

でもさ
雨の日に歩いてると  どういうわけか
雨があたらない場所があったりするね

誰かそこに立っているのかな
透明な誰かが

リリィミンツ
SSMP
* ずっとウタうシゴトしています*


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